2024年10月10日木曜日

若者の信頼に足る政治を!

 「国民の皆様にきちんと判断材料をお示ししてから信を問う」と繰り返し言っていた石破さん。自民党総裁選が終わるや否や、総選挙は「超短期決戦」の27日投開票となり、国民から「手のひら返し」との声が上がっています。

能登半島の災害復興や物価高騰対策など、臨時国会でしっかり審議してから、解散総選挙をして国民の信を問うのが国会の本来あるべき姿です。

4日の決算特別委員会で、「若者の投票率引き上げ」についての質問で、選挙管理委員会として、大学と連携した啓発活動などの取り組みを求めたところ、選挙管理委員長から「大学生を含む若年層への効果的な選挙啓発の方法を研究して取り組んでいく」の回答。

「若者の投票率引き上げについて」質問する吉岡市議(=10月4日、決算特別委員会)

委員会終了後、共産党控室に見えた選挙管理委員会委員長(民間の方)が、「いま全国では選挙管理委員会として大学との連携が進んでいます。質問してくれてありがとう」と言って頂きました。タイムリーな質問だったんですね。

若者の低投票率は、若者の信頼に足る政治と政治家が問われている問題でもあります。いよいよ総選挙、共産党の躍進と、誠実で行動力、論戦力抜群のはたやま和也さんを今度こそ国会へ!

共産党の底力で「みんなのバッジ」を必ず取り戻しましょう。

(10月7日 記)

2024年9月27日金曜日

「イスラエルの武器を買う?!」

 9月15日の赤旗日刊紙一面。防衛省の2025年度概算要求に、小型無人攻撃機(攻撃型ドローン)を購入するための30億円が初めて計上されているという記事を読んで衝撃を受けました。

 購入するのはこともあろうに、イスラエル製の攻撃型ドローンが有力候補だといいます。

イスラエルは昨年10月から、パレスチナガザ地区へのジェノサイド(集団殺害)を続けていますが、主力兵器として使われ、昨年10月、11月には8割がこの攻撃型ドローンで殺されています。

イスラエルの武器を買えば、殺戮攻撃を続けるイスラエルを支援することと同じではないでしょうか。

私はいま就寝前に、パレスチナ支援を続ける猫塚義夫さんの著書「医師が診たパレスチナとアフガニスタン」を少しずつ読んでいます。

 猫塚医師は著書で、「支援活動とともに、現地が置かれた状況を調査して日本で伝えたい」「遠く離れていてもできることは必ずある」「学ぶことも沢山ある」の思いが随所に出てきます。

そして、人として誰もが平和に生きる権利があることを信念に。

「イスラエルの武器を買うな」「だから戦争NO!の日本共産党を」の声を大きく広げましょう。

(9月24日 記)

 

👉“自爆”ドローン310機導入へ/ガザ虐殺加担 イスラエル製が選択肢/防衛省概算要求(2024年9月15日付しんぶん赤旗)

 

2024年9月13日金曜日

「タブレット」

 この夏、南向きで暑い共産党市議団控室の私の机の上で大活躍したのが、ミニ扇風機です。

100円ショップで買ったもので、羽の直径は5cm程ですが、弱風なら8時間連続で使える優れもので、暑さに弱い私はとても助かりました。

一方、電子端末機の「タブレット」は、去年の10月頃から市議全員が持たされました。9月18日から第3回定例会が始まりますが、今議会から紙の議案書などがなくなり、すべてタブレットに送られてくることになりました。

9月5日、6日は、定例会に出される局ごとの決算報告を会派ごとで受ける「会派別勉強会」というのがありました。

タブレットは持参しますが、私はあらかじめダウンロードして印刷をした紙の文書を見ながら説明を受けました。聞き取ったことを、メモするにも紙の方が便利だし、画面も文字も小さいし目も疲れるし、不思議と紙の方がスムーズに頭に入ってくるので、どうしても必要な分だけは、印刷しています。

一度の定例会に提出される膨大な文書の紙の節約になることは理解しつつ、時代の流れに乗るのも大変なものだなーと思いながら、タブレットとも仲良しにならねばならぬ初秋の夕暮れです。

(9月10日 記) 

大都市税財政制度・DX推進調査特別委員会で質問する吉岡市議(8月19日)

 

2024年8月29日木曜日

「NO!オスプレイ」

 21日夕方、千葉県の木更津駐屯地から来たオスプレイは、初めて札幌の丘珠駐屯地に来たあと、帯広、旭川を経由して人員輸送と離発着訓練を行い、翌日北海道を離れました。

 これに先立ち、19日共産党札幌市議団は札幌市に「自衛隊オスプレイ機の訓練中止を求める要望書」を提出し懇談しました。

町田副市長に要望書を手渡す池田ゆみ市議団団長(8月19日)
 

 オスプレイは兵員24人の輸送力があり、ヘリコプターの数倍の性能だと言われますが、あまりにも事故が多くアメリカでは「未亡人製造機」といわれるほど危険なしろもので、アメリカ空軍のオスプレイが去年11月に鹿児島県沖で墜落事故を起こした記憶も生々しいところです。

「今回は自衛隊機であり、日本の判断で中止し、飛行ルートの公開を行うべき」と対応した町田副市長に申し入れを行いました。

 21日には、はたやま和也さんらが防衛省に要請しましたが、短い時間の中で「要望書を読むように」などの制約で、訴える時間も削られ冷たい対応だったようです。

 日本は、今年度アメリカから1機110億円のオスプレイを12機(合計1320億円)も購入します。国民の血税で事故続きのオスプレイを買うことも、戦争準備の軍事訓練も認めない!の声を引き続き大きくあげましょう。

(8月27日 記)

 

自衛隊オスプレイ機の訓練中止を求める要望書


 

 

2024年8月8日木曜日

「白旗山の皆伐」

 白旗山の市有林で大規模な伐採が行われ、住民の方から苦情がよせられました。

厚別滝野公園通り(道道真駒内御料線)からはわかりにくいですが、今年伐採されたのは7か所18ヘクタールで「皆伐」という、一度に一定のまとまりを全部伐採する方法が行われました。

人工林は10年にいちど間伐が必要ですが、白旗山の人工林の4割は1990年以降間伐していないため、陽が当たらず、樹木は根を張らず太くなれず災害に弱い森林となっています。

30年以上手入れをせず、突然伐採が必要だからと言って、市民に知らせることなく緑を無くし山肌をあらわにする、丸ごと伐採する皆伐を広範囲で行うことに対し疑問の声が上がっています。

白旗山は、厚別川、平岡梅林とならんで、清田区の「3つのシンボル」の一つで、豊かな自然に親しむ憩いの場であり、冬はクロスカントリー、春は豊富な山菜と、四季折々に暮らしに潤いをもたらしている区民・市民の財産でもあります。

市は、来年度以降もこの方法を続ける予定とのことですが、「皆伐」で良いのか、「皆伐」をしない他の方法もあるはずです。専門家や市民の意見をもっと反映して進める必要があるのではないでしょうか。

(8月6日 記)


2024年7月25日木曜日

「笑顔はじける夏まつり」

 コロナ禍でお休みしていた地域の夏まつりも、今年は清田区ふれあい区民まつりをはじめ毎週のように開かれ、親子連れや子どもたちで賑わっています。

 

 ある地域のおまつりで、「みなさん、楽しい思い出を作ってくださいね」と、挨拶がありました。

地域の夏まつりで一番目に飛び込んでくるのは、何と言っても子どもたちのはじけるような笑顔です。中でも印象に残っているのが太鼓を発表する子どもたちでした。年長の子に混じって、まだ幼さが残る子どもたちの真剣な表情としぐさが見ているこちらの流れる汗を吹き飛ばすようでした。何と小気味の良い真剣な顔。

 

 交通整理などの裏方作業などは、高齢の方々がしっかりと支え、現役の方々も汗だくで走り回っています。北野ふれあいまつりでは、北海盆踊りの時間があったので、ずーっと踊りました。踊り終えると、3歳ほどのお子さん連れの隣のお母さんとともに、踊り切った一体感で思わず汗だらけの笑顔がこぼれました。

子どもたちのはじけんばかりの笑顔を前に、何らかの事情で来たくても来れない子どもたちに思いを馳せ、違う場所で笑顔でいてくれたらいいな、と願わずにはいられません。

 


 

(7月23日 記)

 

2024年7月11日木曜日

「クサレダマ?!」

 先日、北大植物園に行きました。

道路一本挟んだ東側には、かでる2・7(道民活動センター)があり、地下鉄西11丁目駅から徒歩12分に位置しています。

受付で、420円の入場料を払い、足を踏み入れるとそこは森。ハルニレ、ミズナラなどの大木が大地にしっかり根を下ろし、まっすぐと空に向かっています。リスの姿もありました。

 

草本文科園には150種といわれる草花があって、その中に「クサレダマ」という名前がありました。


まっすぐに伸びた茎に鮮やかな黄色い花が咲いているではありませんか。「何でクサレダマなの?ひどいねー」と名付け親をさんざん非難しましたが、由来を調べてびっくり!

 

マメ科の「レダマ」に似ていることと、レダマが低木なのに対しこちらは草なので区別するために、「クサ」と「レダマ」がくっつき、漢字で書くと、「草連玉」。「腐れ玉」ではありませんでした。

 

園内には、高山植物、北方民族植物標本園や、牧野富太郎と交流のあった宮部金吾博物館など、まだまだみどころがいっぱい。ところどころに、切り株のイスが置かれてあるのも魅力です。大きなつぼみをつけていたオオウバユリが咲くころに、会いに行きたいものです。

(7月9日 記)

 


2024年6月27日木曜日

「融雪槽&雪氷熱エネルギー」

 6月7月は、市議会や共産党市議団の市内視察が目白押しで、明日明後日は党市議団の視察で東京に行きます。

最初の視察は、札幌駅北口広場にある「都心北融雪槽」と、この融雪槽を活用して周辺地区の冷房を行う「雪氷熱エネルギー供給システム」の施設でした。

清田区には、厚別川河川敷や羊ケ丘通りなど、いくつもの雪堆積場がありますが、トラックの雪運搬距離を短縮し運転手不足への対応や、都心の雪を遠くまで運ぶことによるCO₂の発出を避けるために作られたのが都心北融雪槽です。融雪槽の貯雪槽にはある程度水を入れて、残りを雪で満たす仕組みです。

実際に貯水槽の周りを歩き大きさを実感しましたが、ひと冬で投入された雪の中に混じっているペットボトルが8トンにもなるという説明にはとても驚きました。

この融雪槽を使った「雪氷熱エネルギー供給システム」は、シーズン最後に投入された2000㎥の雪を貯蔵。4月の3週間コンピューター室などの冷却に利用するシステムとなっていますが、まだ一部の供給で、さらに効果的なシステムとすることが今後の課題です。

雪や冷気がエネルギーとなる仕組みは、豪雪都市の温暖化対策として夢のある取り組みだと思いました。

(6月25日 記) 

札幌市議団ニュース353号


 

 

2024年6月6日木曜日

第2回定例会の報告

 第2回定例市議会が本日終了しました。2つのことを報告したいと思います。

私は今回久しぶりに代表質問に立ちました。多くの方が傍聴に来てくれ、とても励まされました。また、新聞報道を見た方から「応援している人が新聞に載るのは嬉しいよ」と電話を頂き、改めて頑張って良かったなと実感しています。 

 


代表質問をする吉岡市議(=5月28日、札幌市議会)

取り上げたテーマは、改憲論議、自衛隊への名簿提供、敬老パスなどですが、答弁は心無いものでした。市民の暮らしや権利擁護にとってどれも大事な問題ですから、引き続いて取り上げていかなければと思います。

 

傍聴者との懇談であいさつする吉岡市議(=5月28日、札幌市議会)

定例会で審議された議案は補正予算など17件でしたが、共産党が反対した議案のうち、「国民健康保険会計」と「後期高齢者医療会計」を紹介します。

国による今年12月に紙の保険証廃止に向けて、マイナ保険証のあるなしにかかわらず、すべての被保険者にマイナンバーの下4桁の情報をお知らせするため、特定記録郵便を送るのに合計1億1200万円の補正をするというものです。

マイナ保険証の利用率は「9%」「5%」とどちらも一桁台であり、保険証廃止はやめるべきです。

全部国が出しますが、こんなところにこんなに税金を使うって!とてもとても納得できるものではありません。

(6月4日 記)

札幌市議団ニュース 第352号



2024年5月23日木曜日

「国への重点要望」

 来年度予算に向けて、国に対して48項目の「重点要望」が市から提案され、20日審議されました。

私が質問した「福祉除雪」は、高齢者世帯や重度の身体障がい者世帯などに対して、積雪で買い物や通院などの外出に支障がないよう、家の出入口をボランティアである地域協力員が除雪作業を行うとともに、必要に応じて声かけなどの見守り活動も行っています。

私の周りでも、福祉除雪を利用している方や、協力員をされて何軒も担当している方もいらっしゃいます。

今年度の福祉除雪予算は1億2200万円で、事業費の2分の1が国から補助されています。2025年度までの時限措置となっているため、国に継続を要望するものです。

高齢化が進むもとで、制度を必要とする市民が増え事業費も考えられるので、交付率の引上げも要望を ー と求めました。

西区選出の田中啓介市議は、「GIGAスクール構想に要する経費」の、学校のタブレット端末について質問しました。国が数千万円かけて小中学生一人1台端末のタブレットを貸与しましたが、買い替えの時期になりました。

現在高校生は基本的には自己負担になっていますが、全ての高校生にも貸与するよう国に要望すべきと求めました。

(5月21日 記)

 

2024年5月9日木曜日

「市政報告会・大型連休」

 4月下旬に、清田、北野、平岡で市政報告会が開かれ、60人くらいの方々に報告ができました。足を運んでくださったみなさん、ありがとうございました。

少しでも札幌市政や市議会のことを身近に感じて頂けたら嬉しいです。どこの会場でも初めて報告会に参加してくれた方がいて、質問や交流もバラエティに富んだものでした。

50年以上前の共産党との出会いを懐かしく告白する方や、秋元市長は敬老健康パスのようなおかしなものをなぜ出すのか?という質問、冬季オリパラの基金50億円はどうしたのかなどの質問や、市の財政状況の質問。補聴器助成への要求を出す方、私の町内の老人クラブの方からは温かい激励などを頂きました。

機会があれば、参加された方の感想や要望を聞かせてもらえたら、次の報告会に生かしたいと思いますので、よろしくお願いします。

連休中、1日はメーデーに参加しました。パレスチナ支援を長く活動している医師の猫塚先生から怒りとガザに住む人々への連帯の愛に満ちた熱い訴えが胸をうちました。

連休中の楽しみは花畑の手入れ。水仙などの春の花々に癒され、連休明けの議会準備に備えました。

(5月7日 記) 

 

地域のみなさんに、歩道からアピールを始めました


2024年4月18日木曜日

「食料自給率38%」

 友人から冬を越した自家栽培のジャガイモをいただきました。

塩ゆでにしたり、みそ汁の具にしたり味わって食べると、「良く寝た芋」は、やはり甘さが違うなーと北海道の大地の恵みを実感。

3月30日、日本共産党主催の「北海道の経済再生を考えるシンポジウム」で、真下紀子道議が、北海道の農業従事者は2006年の22万8903人が、22年には9万9500人と報告しました。16年で43%ですから本当に深刻です。

シンポジウムで特別報告をする真下紀子道議(=3月30日、札幌市)

安平町で酪農経営しているパネリストは、22年の1経営体あたりの所得が19年比で10分の1以下になっていると報告し、会場からは、「農業を支えているのは7割が60歳以上」 と、鬼気迫る発言もありました。

日本の食料自給率は38%まで下がり続けており、さらに農水省は今後20年で基幹的農業従事者数が120万人から30万人まで減少すると予測しています。

なのに、坂本農水相は「自給率を上げる」とも「農業従事者を増やす計画をつくる」とも言葉にしません。農業の再生に役立たない農基法改定は許さないと17日に前で緊急集会が開かれます。

日本の農業に希望が持て、私たち国民の食卓を守るために、食料自給率の向上と、価格・所得補償をしっかりと据えた基本法を望みます!

(4月15日 記)

食料・農業問題を訴える「しんぶん赤旗」春号外



2024年4月4日木曜日

「敬老パス存続決起集会」

 3月29日に「敬老パス存続」の決起集会があり、会場溢れる参加者で、腹の底から力が湧いてくる集まりとなりました。

市が提案する「敬老健康カード」が、現行の「敬老パス」と大きく違うのは、第1にたくさん歩いてポイントを貯めて初めて交通のために使える「ポイント制」であること。

ポイントを貯めなきゃバスにも地下鉄にも電車にも乗れません。ここへの怒りがものすごい。

「札幌市は健康寿命が低いと言うけれど、それなら横浜市のように、18歳から成人みんなの取り組みにすべき」の声。

そして、第2には、 使える上限が7万から2万円に激減されることです。

「これではとても足りません」の声。

残念ながら、市議会では「敬老健康カード」などのための7億2600万円の予算が可決されましたが、事業の開始までは2年あります。

敬老パスは、高齢者が健康で自力で外出でき社会参加ができることによって、家族にとっても大事なもので、さらに経済効果も高く、「ありがたい」「助かる」の思いが高齢者を幸せな気持ちにさせます。

「11月まで10万筆の署名を集めよう」「敬老パスの存続を」と、主催者が想定外の「団結がんばろう」で集会は締めくくられました。

(4月2日 記)

 

2024年3月22日金曜日

「東日本大震災から13年」

 3月11日で、東日本大震災から13年になりました。

 死者15900人、行方不明者2525人の犠牲者と街を飲み込む津波の恐ろしさ、そして原発事故。今も数万人が故郷に戻れず非難を余儀なくされています。被災者にどれほど深い傷があるのか計りしれません。

 災害公営住宅をまわり、支援が必要な人を見つけて相談に乗る「生活支援相談員」が、現在はピーク時の半分以下になり、相談員がいる地域といない地域では人のつながりが全く違っています。生活再建のために借りた災害援護資金を返済できない割合が35%、災害・不漁・コロナ・物価高騰の四重苦によって廃業や倒産に追い込まれる中小企業など、自己責任や支援の縮小ではなく、実情に寄り添った柔軟な支援が、いま求められています。

 しかし、災害の教訓が生かされていないことは、能登半島地震で明らかとなっています。さらに、国民から搾りとった復興特別所得税の軍事費転用などもってのほかです。

 こうした国のやり方は、札幌市にも及んでいると施策の随所で感じます。

 まず、等身大の市民を見てほしい。結論ありきではなく、声をしっかり聴いてほしい。そうすれば、敬老パスのポイント制も、都心アクセス道路建設も選択肢としてはならないはずです。

(3月18日 記)

(左から2人目)朝の街頭宣伝で市政報告をする吉岡市議(=12日、地下鉄南郷18丁目駅前)

 

 

建設業の週休2日推進を

共産党の吉岡ひろ子市議は1日の予算特別委員会で、除排雪や災害対策などで欠かせない建設業の週休2日の推進を求めました。

予算特別委員会で質問する吉岡市議(=3月1日、札幌市議会)

 吉岡市議は「札幌市の発注工事で週休2日制が増えているが、短期間の工事や電気設備など、工程が多い工事、下請けが複数の場合、工期が決まっている場合は、土日も長時間労働を強いられるケースもある。週休2日が取りにくい状況の中、4月からの時間外労働の上限規制対策は」と質問。市側は「担い手不足も踏まえ、ICT技術の活用など、働き方改革が加速できるよう後押ししてゆく」と答えました。

「清田区新聞」2024年3月10日・17日合併号より

中小・小規模事業者支援について質問

 共産党の吉岡ひろ子市議は、12日の市議会予算特別委で、コロナ禍で売り上げの減少や倒産の危機に直面した事業主を支援する無利子・無担保の「ゼロゼロ融資」 の返済期限が迫っていることを踏まえて、市の対応をただしました。

予算特別委員会で質問する吉岡市議(=3月12日、札幌市議会)

 吉岡市議は「市のセーフティネット認定件数が1月時点で1362件にのぼり、業者が孤立しないための 伴走型支援が不可欠。借り換え保証のない支援策を6月末まで延長したが、経営の専門家である札幌市中小企業支援センターの体制を強化し、事業者に寄り添った対応をすべきだ」と強くもとめました。

 

「清田区新聞」2024年3月24日号より

2024年2月29日木曜日

「なでなでに笑顔」

 今朝も楽しい出会いがありました。

地下鉄南郷18丁目の早朝宣伝でマイクを持って話している私の前に、多分小学1年生の男の子がやって来て、「がんばって」と言うや、私の頭をなでなでして立ち去りました。子どもの発想というか行動の素晴らしさに触れ、参加者一同が笑顔になった朝でした、

今日は6つの常任委員会全てが開かれ、補正予算や条例改正、陳情などの議案が審議されました。

建設委員会には10本の議案が付託され、補正予算案には、都心アクセス道路を作るため道路下に埋設されている下水道管の移設工事費が約6億円含まれていました。この工事はアクセス道路が地下を掘るため必要となった工事です。

税金の無駄遣いになるなど、アクセス道路関連の工事なので反対をしました。

もう一つは、駐輪場設置の条例改正です。市中心部の整備地区や地下鉄駅や幹線道路沿いの商業地区などの小売店等に、駐輪場設置を義務付ける条例ですが、基準となる面積が大幅に規制緩和されます。都心部の銀行等で見ると現行は1400㎡以上で設置義務がありますが、改正案では5000㎡以上まで緩和されます。

自転車利用者の市民の利便性が損なわれることから反対し、残りの議案8本には賛成しました。

(2月27日 記) 

 

 

2024年2月23日金曜日

15日、大都市税財政制度・DX推進調査特別委員会で「次期ICT活用戦略の方向性」について質疑しました

委員会で質問する吉岡市議(=2月15日、札幌市議会)

  

 15日、大都市税財政制度・DX推進調査特別委員会で、「次期札幌市ICT活用戦略の方向性」について質疑しました。

 国の行政デジタル化、オンライン化に対し、札幌市も前のめりですすめています。

来年度中に次期戦略を策定します。その方向性についての委員会でした。

国がすすめる「アナログ規制の改革」には、「常駐・専任規制」の緩和が含まれ、介護事業所などの管理者が常駐でなく、テレワークでも良いとされています。

市は、今後市民意識調査やパブリックコメントに取り組みますが、ICT業務改革を徹底することを資料の随所に書いていますから、大変心配です。

市民の日常生活にとても影響があることなので、市が検討するにあたっては、十分な議論を求めました。


(2月15日 記)

2024年2月15日木曜日

「最初の方 聞けなかった!」

 今日は嬉しいことが三つありました。

地下鉄南郷18丁目駅前の早朝宣伝、いつものように大きなパネルと毛筆描きの横断幕を掲げて道行く人たちに、「金権まみれの自民党政治はもうやめさせましょう」と呼びかけました。

すると、一人の小学生が目の前にきて、ずっと話を聴いてくれました。「どうもありがとうね」と言うと「やっている時間が分からないから最初の方聞けなかった」というのです。「8時からやっているからまた来てね。行ってらっしゃーい」と見送りました。

明日からの定例市議会に向けて、共産党市議団控室には緊張感がみなぎっています。

私は質問の準備の間に、建設委員会にかかわる都市局と建設局の議案の説明を受けました。

建設局は総勢13~14人の職員が並び、こちらは一人。聞き漏らすまいと耳をそばだて神経を集中させました。これを今風にいうとレクチャーを受けると言うようですが。

夜、北野にある市政事務所に寄ると、事務所長の阿部さんから「ぼたもちと切り干し大根の煮物」の差し入れが。

そして、三つ目。1月21日の新春のつどいに初めて参加した方が、共産党の仲間に加わってくれました。

心が温かくなって、そして元気が湧いてくる一日でした。

(2月13日 記)


2024年2月8日木曜日

「赤旗の粘りの報道」に学んで

 14日からの第1回定例市議会に向けて、週が明けて一挙に忙しくなりました。

調べものを長くして目が疲れたので「女性のひろば」の自民党政治の腐敗ぶりを暴いた日曜版スクープ「しんぶん赤旗」日曜版編集長の「山本豊彦さんに聞く」を読み始めたら、グイグイ引き込まれてしまいました。

今、政治資金パーティーの裏金事件は、日曜版のスクープをメディアでも取り上げ、「赤旗スクープ」との見出し入りで伝えざるを得なくなっています。「さすが、赤旗!」。

記者の粘り強さには圧倒されます。全国に5万もある政治資金団体全てを調査し、つきあわせてゆく地道な作業だと。

その執念が、自民党中枢部を揺るがす大問題へと発展、主要派閥は派閥解散を競い合って、逃げ切りを図ろうとしています。

赤旗報道を受けて日本共産党と赤旗がタッグを組み、「政治資金パーティーは、企業・団体献金が形を変えたもの」「この抜け穴をふさがない限り腐敗はなくならない」との山本編集長の言葉に意志と信念を感じさせます。

これから始まる市議会の定例会。赤旗記者の執念に学ぶべきことが多々あります。そして、1人でも多くの方に赤旗を読んでもらい、希望を届けてもらいたいと強く願っています。

(2月6日 記)

 

2024年2月1日木曜日

「肉まんの思い出」

 赤旗日刊紙(1月27日付)の「くらし・家庭欄」の山本ふみこさん(随筆家)のエッセーに、東日本大震災で被災した方のことが書かれていました。

「地震のあと、初めて口にした温かい食べものが肉まんで、その温もりを胸のなかに納め、これは肉まんを届けてくれたみなさんの祈り、受け止めた私の祈りだって思ったの」というものでした。新聞を読みながら、30数年前の肉まんの温もりが私の胸によみがえってきました。

小学校の低学年だった娘は旧道にあったスイミングスクールに通っていました。専用バスを利用しないで行きは歩き、帰りは私が自転車で迎えに行きました。

泳いでお腹がすいた娘のために、よく持って行ったのがホカホカの肉まんでした。後ろの荷台で美味しそうに食べる雰囲気を感じながら、下手な自転車を必死に漕いでいたハンドルの感覚を思い出しました。

心が折れそうになる時、背中からそっと支える温かい社会や政治にしたいものですが、あまりにもひどいものです。

国政では政治資金パーティの「裏金」問題、札幌市では敬老パス(案)に怒りが渦巻いています。札幌市の予算議会ももうすぐ始まります。

市民の切実な声を届ける役割を果たすために全力で取り組みます。

(1月31日 記) 

街頭宣伝で訴える吉岡市議(=1月28日、平岡)


 

 

2024年1月25日木曜日

「新春のつどい」

 21日の「清田区新春のつどい」は、初参加の方たちを含めて80人が参加しました。

 久々にお菓子が用意されたテーブルを囲みながら、自民党の「パーティ券裏金問題」や札幌市の「敬老健康パス」にみんな怒っているのがビンビンと伝わってきました。

はたやま和也 元衆議院議員(衆院北海道比例予定候補)
 

伊藤りち子 元札幌市議会議員(衆院北海道3区予定候補)

 私はこのひと月、家族の病気のため、半分は札幌を離れていたこともあり、皆さんに会う機会も少なかったのですが、久しぶりに会うみなさんの笑顔や歌声から想像以上の元気をもらいました。

吉岡ひろ子札幌市議会議員(清田区)

 常連の新婦人コーラス「コモド」&「クリスタル」のみなさんの澄んだ歌声で幕を開け、江別から来てくださった「こまどり姉妹」ならぬ「むくどり姉妹」の楽しい時事漫談では大いに会場が盛り上がりました。

ムクドリ姉妹のみなさんの時事漫才
 

 女性後援会からは、必勝を期して手作りの干支の昇り龍が、はたやま和也さんと伊藤りち子さんに贈られました。

昇り龍を手にする伊藤・はたやま 両予定候補

 平和が原点の伊藤りち子さんを今こそ3区から、比例は日本共産党と書いてもらう人を大きく広げて、はたやま和也さんを北海道から必ず必ず国会に!



 

 そのためにみんなで頑張りましょう。その思いがひとつになった新春のつどいでした。

 新春のつどいに参加されたみなさん、準備に携わったみなさん、足元の悪い中、本当にありがとうございました。

(1月23日 記) 

 

 

 

はたやま和也元衆議院議員(衆院北海道比例予定候補)のあいさつ

 

伊藤りち子 元札幌市議会議員(衆院北海道3区予定候補)のあいさつ

 

2024年1月18日木曜日

「新年の行事で」

 4日の共産党北海道委員会の「新春党旗びらき」をはじめとして、新年会や消防出所式など新年の催しが続いています。

私の地域の老人クラブでも4年ぶりの新年会が開催されました。

ハーモニカ演奏に大正琴に尺八、カラオケと芸達者な方々が次々と披露し、唱歌「ふるさと」はハーモニカに合わせてみんなで歌ったりしながら楽しませていただきました。

胸に迫ってきたのが鴨志田湖笙(こしょう)さんの岩手民謡「南部牛追い歌」でした。聴いていると、東日本大震災の党のボランティアで気仙沼に向かう途中の車の周りに広がる松島の海と、津波に飲み込まれた集落の惨状が脳裏の奥からよみがえり、胸が熱くなりました。

7日の「清田区二十歳を祝うつどい」では、嬉しい出会いがありました。

鮮やかな赤地に金銀の花模様を施した振袖に負けない素敵な笑顔の女性が、共産党のノボリ旗を見て話しかけてくれました。

「今の政治ひどすぎますよね。私、去年の選挙入れたんですよ」と。市議選で投票してくださった7062人のお一人でした。

ハンドマイクや旗、ビラを用意して、「二十歳を祝うつどい」が始まる2時間も前から寒空に立ち続ける後援会員や党員の皆さんがいればこその嬉しい出会いです。

(1月15日 記)

「二十歳を祝う会」会場前で新成人を祝福する吉岡市議(=1月7日、清田区)



2024年1月11日木曜日

24年1月1日「能登半島地震」

 お正月の団らんを襲った能登半島地震から1週間が経ちました。亡くなられた方々に心から哀悼の意を表します。また、被災者お一人おひとりに心からのお見舞いを申し上げます。今も消防などによる懸命の救援活動が続けられていますが、惨状を見るにつけ、東日本大震災や胆振東部地震を想起し、胸が締め付けられます。

半島という地理的な困難が輸送物資の搬送を滞らせ、孤立した地域も多く残されたままです。最優先が急がれるのは、人名救助と被災者支援であり、食料、水、トイレです。コロナ感染者が発生して閉鎖された避難所も出ています。

そんな中、札幌市は、水道局が6日に職員8人と給水車3台を宝達志水町に派遣し、 あす下水道局は職員8人を金沢市に派遣します。

ニュースを見て元気づけられたのは、体操やゲームで避難所の高齢者を励ます活動をする子どもたちの笑顔です。

日本共産党は現地の議員や党組織を先頭に救援活動をするとともに、全国で募金活動に取り組んでいます。

日本共産党は、今後は被災者の住まいの問題、地場産業の復興などのために、自治体や住民の要望をしっかり聞いて予算に反映させるために全力で取り組みます。

「国民の苦難あるところに共産党あり」の結党以来の精神で頑張ります。

〈1月9日 記)

 

2024年1月1日月曜日

「諦めないで 挑戦」

 12月12日の国連総会で2度目のガザ停戦決議が、加盟国の8割にあたる153か国の賛成で採択されました。反対はアメリカなど10か国。10月の決議ではアメリカの顔色をうかがって棄権した日本政府も、今回は停戦決議に賛成するなど、世界中の世論と運動が新しい結果を生み出しています。

 戦争のない豊かな世界の実現に向かって、諦めないで挑戦。


 

(24年1月1日)