この事件を受け、世界各地で抗議行動が行われましたが、その後も、事件が相次ぐ中、6月19日「奴隷解放の日」を迎えました。
「奴隷解放の日」はリンカーン大統領による奴隷解放宣言を経て、1865年南部で、最後の奴隷が解放された日です。
17日、スイスジュネーブでは国連人権理事会が開かれ、世界各地で起きている警察の暴力や人種差別の根絶に向けた協議がされ、19日に採決されました。
この中で、南アフリカのノジッポ国連大使は、理事会が「特に、奴隷貿易の子孫と被害者のために、弱者の究極の擁護者でなければならない」と強調。決議案は日本を含む47の理事国による前回一致で採択されましたが、アメリカは理事会を脱退しているため、討論には参加していません。
国連高等弁務官は「黒人も先住民も、どんな色の肌でも命は大切だ。全ての人間は生まれた時から平等の尊厳と権利を持っている」と。
コロナ禍のなか、国境や人種をこえ、立ち上がる世界中の若者に連帯し、人権や命の尊厳を自らの問題としてとらえ、安倍政権に突きつけたい。
(6月24日 記)
街頭宣伝で「6・19奴隷解放の日」について語る吉岡市議=6月21日 平岡7条2丁目 |