2025年5月22日木曜日

「2025平和行進」

 核兵器廃絶と被爆者の実相を世界に訴え続けた被団協(日本原水爆被害者団体協議会)がノーベル平和賞を受賞して今年は初めての平和行進です。

パレスチナガザ地区では、イスラエルの爆撃で連日三桁の市民が命を奪われ、ウクライナはロシアの軍事進攻に今もさらされている今、私たちも沈黙しているわけにはいきません。

5月6日に、快晴の礼文島を出発した平和行進全国幹線コースは、名寄を経由して17日に札幌入りし東京までタスキをつないで歩きます。

幹線以外に道内はオホーツクや根室、釧路、ふるさと銀河線コースなどなど、札幌市内もいくつものコースで取り組まれています。

清田区コースは17日、清田イオンからヤマダ電機までの36号線を、歌ったり「核兵器廃絶」「戦争反対」をアピールしながら、おのおのが持ち寄ったグッズを手に歩きました。

国民平和大行進 清田コース(=5月17日、清田区)
 

「広島へ長崎へ」の歌は清田区年金者組合書記長で道内の通し行進者を続けていた故 鈴木猛さんが作詞した歌です。この歌を歌うと鈴木さんの平和への思いとともに元気が湧いてきます。

30分行進し、行進後は2時間(!)新婦人の班の仲間とランチを楽しみ、ランチの後は元来た道を歩きました。

 


(5月20日 記) 

 

「清田区新聞」2025年5月25日号

 

 

2025年5月15日木曜日

「若葉のささやき」

 大型連休もあり、今朝は久しぶりの早朝宣伝でした。いつも私たちが宣伝している場所は他党の皆さんが先に宣伝していたため、場所を変えて宣伝しました。ビラや日曜版宣伝紙の受け取りがいつもより良く、また通りがかりの方から激励もされ、気持ちの良い宣伝でした。

 

朝の街頭宣伝で訴える吉岡市議(=5月13日、白石区)

 参議院選挙の公示まで2か月を切り、物価高騰のもと、消費税減税、軍事費、憲法、学術会議解体法案など問題山積みのなかで出てきた自民党西田参議院議員の問題発言。歴史を改ざんし、沖縄戦犠牲者を冒涜するような発言は許しがたいものです。

 地下鉄南郷18丁目の朝宣の後、栄通を通ると、いちょう並木が淡い黄緑色に衣替えをしたように色づいていました。

 そして夕方、車で走行中に、NHK FMラジオの「大竹しのぶのスピーカーズコーナー」で、天地真理の「若葉のささやき」が流れました。

「若葉が街に急に萌え出した~」で始まる1972年発売の歌。実はカラオケの18番です。高い部分の音の声が思うように出なくなり、まるで鶏が首を絞められたような声…ですが、大きな声で歌ってスカッとしました。

 21日から始まる第2回定例会を控え、30日の代表質問を寝ても覚めても考えながら。

(5月13日 記)

 

 

「清田区新聞」2025年5月18日号

 

 

2025年5月8日木曜日

「朝鮮学校高校生に、授業料無償化を」

 高校の授業料無償化が始まってから15年になり、所得制限の撤廃がされようとしていますが、朝鮮学校に通う高校生たちは蚊帳(カヤ)の外に置かれています。

 平岡にある北海道初中高級朝鮮学校を支える会は、毎週月曜日10時から1時間清田区役所前で、差別をしないで!」と立ち続け、子どもの日である5月5日、今日で250回を数え、退職教員の会やオモニ会の方々に加えて、学校が休みとあって朝鮮学校の先生たちが総出で参加し活気にあふれていました。

 私はスピーチで、札幌市が第1回定例会で、「札幌市誰もがつながり合う共生のまちづくり条例」を制定したことを報告し、「高齢者も、子どもも、障がいのある方、LGBTの方、アイヌ民族、朝鮮民族や外国籍の方もすべての人、誰もが差別や偏見にさらされず、尊重されて暮らせる街になるために、力をあわせること、高校授業料無償化の朝鮮学校への差別をやめさせよう」と呼びかけました。スピーチの最後に、はたやま和也さん、紙智子さん、宮内しおりさん連名の「朝鮮学校関係者のみなさんへの連帯メッセージ」を紹介させていただきました。

 「本当は、この宣伝を300回、400回まで続けさせてはならないんです」と語ったオモニ会の女性の言葉が胸に刺さります。

(5月5日 記)

 

(写真左)250回目の街頭宣伝でスピーチする吉岡市議(=5月5日、清田区役所前)

 

「清田区新聞」2025年5月11日号

 


2025年4月24日木曜日

「清田区女性のつどい」

 19日午後、清田区女性のつどいが開かれました。会場のプラッツ集会室(平岡)は、元気いっぱいの女性たちで活気があふれました。

 物価高、戦争への不安や不満だらけの日々。まずは知ることから始めませんかとビラでは呼びかけています。

 受付では、シマエナガをかたどった用紙に一人ひとり要求を書き、会場前にある大きな木の絵にたくさんのシマエナガが貼られました。

 オープニングは颯爽とロングスカートをなびかせた新婦人コーラスコモドのMさんによる「エーデルワイス」他二曲のアカペラの独唱、そして宮内さんのメッセージビデオと続きました。

 宮内さんは、政治を変えたい原点、そして「社会の進歩と自分の人生を重ね、共産党のメンバーになって選挙をご一緒に!」と呼びかけ、私から札幌市政と国会状況、高等教育の無償化を中心に党の政策を訴えました。

 最後は新婦人 班内後援会の報告と決意、全員参加でじゃんけんゲームを楽しみ、司会者から、「子どもをまもるため、自分の体重の10倍もある巨大な敵に立ち向かうシマエナガに学び、私たちも一人ひとりの力は小さくても大きな力を発揮しよう」と呼びかけ、勝利めざし頑張る決意を固め合いました。

(4月19日 記)

 

女性のつどいで市政報告をする吉岡市議(=4月19日、清田区)


「清田区新聞」2025年4月27日・5月4日合併号



2025年4月18日金曜日

「火葬料有料化のこと」

 議案第23号「札幌市火葬場条例の一部を改正する条例案」が3月の定例会で採決され、来年4月から斎場の火葬炉使用料までが有料になることが決まりました。

日本共産党市議団は、「火葬場は市民生活に欠かせない施設であり、公衆衛生の観点からも極めて公益性の高い施設であり、受益者負担とはすべきではない」ことから有料化に反対をしました。

札幌市には手稲区山口と清田区里塚に2か所の斎場があり、現在は市民については無料となっていますが、改定される使用料の表を見ると、12歳以上は、1体につき1万6000円の負担となります。改定理由として、札幌市は火葬件数の増加、維持管理や将来の改修、立替等の費用の高騰、特別控室利用率の低下をあげています。

理由としての「特別控室利用率の低下」をみると、少人数規模など、お葬式の在り方の変化を感じます。また、「火葬件数の増加」をみると、高齢化社会、団塊世代に思いが至ります。自治体の仕事は、ゆりかごから墓場までと言われますが、何でも値上げの中で、「火葬料、お前もか!」という気持ちにさせられます。

誰もが通る道、せめてこの世にお別れをするときに、お金の心配をしないで良い社会にしたいものです。

(4月15日 記)

 

 

朝の街頭宣伝で市政報告をする吉岡市議(=4月15日、清田区)  

 

「清田区新聞」2025年4月20日号


2025年4月12日土曜日

「はじまりの季節」

 清田区民センター向かいの清田緑地前で、ふきのとうを見つけました。

ことし初めてのふきのとうたち。葉を広げ丸い顔を出していたり、まだとんがり頭のままだったりのものが、茶色の枯れ葉の間から黄緑色の姿で鎮座しているではありませんか。道南の田舎育ちの私は、雪解けの水たまりの後の、ネコヤナギとフキノトウは春そのものでワクワクしてくるのです。

4月と言えば旅立ち、はじまりの季節。今日は市内の小学校の入学式でした。新入学の親子連れの姿を見ると、「おめでとう!お疲れさん」と言いたい衝動を抑えて運転に集中しました。

これからの学校生活が全ての子どもたちにとって楽しいことがたくさん体験できる場となるよう願わずにはいられません。

ところが…政府も地方自治体も口を開けば少子化を問題にしながら、今年度の教育予算は軍事予算の半分です。義務教育も何かとお金がかかり、大学や専門学校の高すぎる入学金・授業料は言わずもがなです。本当に国を守ると言うなら、軍事費ではなく教育、食料、社会保障に手厚い配分が不可欠です。

7月の参議院選挙は、「軍事費一人勝ち」「企業献金出したもの勝ち」の政治を変えましょう。

(4月8日 記)

 

宮内しおりさんとのつどいで市政報告をする吉岡市議(=4月7日、清田区)

「清田区新聞」2025年4月13日付

 


2025年4月4日金曜日

第1回定例会を終えて

 物価高騰が続く中、2月13日から3月28日までの第1回定例会、党市議団は市長提案の一般会計予算などに対し、組み替え動議を提出しました。

残念ながら否決されましたが、大型開発等に関わる歳出を減らし、国などの事業に市が負担している負担金等(新幹線、都心アクセス道路関連など)の費用見直しを求めるなどで財源をつくり、市民の暮らし、中小・小規模企業の支援や、急がれる老朽インフラの更新・改修のために活用することを提案し全議員に呼びかけました。

また、共産党市議団が紹介議員となって、この度提出された「敬老パス制度の存続と拡充を求める請願」51本に加え、これまで「継続審議」となっていた陳情1、16、18、38号全てが採決の対象となり、共産党以外の殆どの会派によって否決されました。

札幌市はこの度の変更案では、市民の声に押され「敬老パス制度」を残したものの、大変消極的ですから、根負けしないよう今後も敬老パス存続の運動は続けることが必要です。

また、小中学校の義務教育学校化によるマンモス化、統廃合の問題も、子どもの成長にとってどうなのか、保護者や地域と合意されているのかを見極めなければなりません。

課題は山積み、諦めず行動し声をあげ続けましょう。

(4月1日 記) 

朝の街頭宣伝で市政報告をする吉岡市議(=4月1日、清田区真栄)

 

👉第1回定例会 予算組み替え動議の提案説明 太田秀子議員(2025年3月28日) 

👉第1回定例会 討論 長屋いずみ議員(2025年3月28日) 

👉第1回定例会 請願・陳情に対する討論 さとう綾議員(2025年3月28日)