2023年9月28日木曜日

ストップ インボイス

 先週、「ストップ!インボイス」の運動をしている、フリーランスで働くアニメーターの若い方々が、市議会に見えました。

いただいたアンケートの資料には、「この業界は不遇時代が長く続いても、突然花開くことがあります。その不遇の時代を乗り越えるだけの体力を奪わないでほしいです」(40代商業漫画 年収1000万円以下)、「免税事業者からお金を搾り取る政策は漫画業界だけでなく、多くの事業者を衰退させる愚策でしかありません」(20代 商業漫画家 年収300万円台)などと書かれ、アニメ、声優、漫画、演劇業界、どの業界もインボイスの導入で、2から3割が、廃業を検討しているといいます。インボイスは若者の夢を奪い、文化の衰退をも招きます。

今まで、年収1000万円以下の個人事業者は、消費税を免税されていましたが、インボイス制度の導入で、登録するか選ばなければならず、登録すれば消費税を払う、登録しなければ取引先から外されるという、どちらもいばらの道です。

札幌市にはマンガやアニメの専門学校もあり、仕事についている方も多い街です。実態調査をして市民の雇用や暮らしに寄り添うべきです。

10月1日からのインボイス導入強行はストップしかない!

(9月26日 記)

 

2023年9月21日木曜日

「実現!子ども医療費無料化18歳」

 子どもが病気になったとき、どの子もちゃんと病院にかかれる札幌市になってほしい。これは誰もが願う譲れない願いです。

我が家の45歳の第一子が誕生したころは、子ども医療費無料化は0歳児まででした。新婦人の先輩たちから、「子どもをおぶって市議会の傍聴に行き、布おむつからおしっこが漏れて取り替えたりしたハプニングもあったけど頑張ったよ」、という話を聴いてきました。

正確にいうと、当時は「乳幼児医療費無料化」と言っていましたが、新婦人の会は、半世紀一貫して、子どもの幸せを願って全国で、そして札幌市で、子どもの医療費無料化を求めてきました。 そして、その運動を議会で取り上げ頑張ってきたのが共産党です。

今年4月の市議選でも、区民の皆さんに訴え抜きました。

秋元市長は、この度策定した「第二次札幌市まちづくり戦略ビジョン・アクションプラン」の中で、子ども医療費無料化の18歳まで(中3は来年度、高3は再来年度から)と、小・中・高校の普通教室のクーラー設置をとうとう打ち上げました。

詳細はまたの機会にしますが、半世紀にわたる子ども医療費の運動を思うと感無量です。

(9月19日 記)

 

2023年9月14日木曜日

胆振東部地震から5年

 9月6日に、胆振東部地震から5年目の宣伝を里塚の旧道沿いで行いました。里塚中央町内会館からは老人クラブでしょうか、にぎやかな声が聞こえてきます。

胆振東部地震から5年目のメモリアル宣伝で訴える吉岡市議(=9月5日、清田区里塚)

今年は5日に集中豪雨があり、アシリベツ川の河川敷には川水があふれ出し、里塚の一部で土砂崩れが起き、今日また、5日に崩れた里塚緑が丘で陥没がありました。冠水した市道に並行して、約3m×9m、深さ2mの穴が歩道にできましたが、住宅地でなかったことがせめてもの救いです。夜、現地に行くと、雨の中数人の人影と工事車両が数台駐車し、灯りがこうこうと照らされ、歩道は通行止めになっていました。

胆振東部地震後に、再度調査をして市内で確認された大規模盛土造成地183か所は、数か所ずつ調査をして、問題があれば対策工事をするようになっています。

また、液状化した清田・美しが丘地域などは、地下水位を3m以下に下げて、液状化にならない対策工事がほぼ終了しています。

地震に加え、気候変動のもとで、夏の酷暑や豪雨、冬は大雪など、私たちにとって災害はより身近なものになっています。災害に強いまちづくりと、困ったときに助け合える社会を。被災者生活支援制度は300万円から500万円に。

(9月12日 記) 

アシリベツ川河川敷(9月6日撮影)



 

2023年9月7日木曜日

視察を生かす議会に

 8月30日から3日間、建設委員会の視察でした。

松山市では愛媛県建設局による座学でした。普通はコンサルタント会社に委託する土木関係の点検を、職員が直営で行っているというお話で、自治体の直営による業務が少なくなっている昨今とても貴重な取り組みだと思いました。

愛媛県庁本館(=8月30日、愛媛県松山市)

 2か所目は同じ愛媛県今治市の浄水場を視察、最後は今春完成した広島市「イベント広場(ひろしまゲートパーク)」でした。

「原爆ドーム」から道路を挟んで向かいに位置し、広島カープの本拠地だった野球場跡地を活用した広い都市公園。Park-PFI制度と指定管理者制度の併用で民間が設計・管理・運営を行います。

大きなイベントの回数が多く、都市公園としては誰でも利用できるオープンスペースが制約されるのは個人的には残念に思いましたが、ホームベースを再現したり、野球愛に応える工夫が印象的でした。

一部に被爆敷石を使用したピースプロムナードは市民の評判も良く、直線の道が伸びた先には原爆ドームがたたずんでいます。

足を運んで直に見たもの聞いたものを、これからの議会活動にしっかり生かしていかなければと思っています。

(9月5日 記) 

 

高橋浄水場(愛称バリウォーター)(=8月31日、愛媛県今治市)

 

高橋浄水場の天日乾燥床(=8月31日、愛媛県今治市)

 

 

2023年8月31日木曜日

「日本のうたごえ祭典」

 日本のうたごえ祭典が札幌で開催され初めて参加しました。もちろん鑑賞する方で。

全国女性合同合唱に参加した、新婦人コーラス小組「コモド」のみなさん始め、スタッフとして関わったみなさん大変お疲れさまでした。

私が参加できたのは、札幌文化芸術劇場ヒタルで行われた26日の「特別音楽会 平和に向って」だけでしたが、十分満たされた2時間でした。

 


最も心を揺さぶられたのが、「ある若い兵士の一生」でした。合唱と兵士役の男性のソロとセリフ、ちょっとした一人芝居のようでした。…大学に行きたかったけれど経済的な理由で、自衛隊に入隊…4か月前にプロポーズ、2か月前に両親に紹介…そして海外派兵…数日前に日本を出て、砂漠の戦地で銃弾を浴び命を奪われる。その瞬間が、今の情勢のもとで、あまりにも現実味を帯びていました。

どの演目も素晴らしかったのですが、嬉しい続きがありました。夜、地下鉄であった女性がひょんなことから、うたごえ祭典の日韓音楽交流25周年記念合唱に参加されていた方だと分かり、お互いプログラムを出し合って喜びあいました。素敵な出会いでした。


 

(8月27日 記)

2023年8月24日木曜日

「オリ・パラ 二つの集会」

 20日、共産党主催で「東京大会から札幌冬季五輪を考える集会」が開かれました。

東京から馳せ参じてくれた、あぜ上三和子都議の2030東京オリンピックパラリンピック報告は衝撃でした。本来の平和と友好のスポーツ大会が、五輪憲章の原点アスリートファーストではなく、すっかり商業主義に取り込まれ、スポーツとビジネスの底深い問題を痛感させられました。都の負担は、当初の1538億円が6000億円と4倍に増大!

 東京都議会のオリ・パラ特別委員会は、まだ継続していて、今月の30日にも委員会が開催されるとのことです。汚職と談合、財政負担などが解明されていないためです。

小形札幌市議、東京の運動団体の方のビデオ発言のあと、「住民投票を求める会」(略称)の神保さんが、「住民投票を求める直接請求」の呼びかけをしました。

今夜は、青年会議所主催の「公開討論会 ー あなたは賛成?反対?」をオンライン視聴しました。2015年の知事選に出馬したTVキャスターの佐藤のりゆきさんが、市民の反対の思いを代弁し、「住民投票をやるべきだ」と秋元市長に迫れば、オリパラ開催賛成の田原総一郎さんも、最後の一言で、秋元市長に「住民投票」を強く迫りました。

(8月21日 記)

2023年8月10日木曜日

政府要望

 大都市税財政DX推進調査特別委員会の道外視察が8月1日から3日の日程でありました。自民、民主、公明、維新の市議も一緒で12人の市議の参加です。

1日目は来年度に向けた「札幌市重点要望」を総務省、経済産業省、国土交通省の省庁要望行動を行いました。

最重点要望として、除排雪経費の国庫負担の確保や、地方交付税措置の拡充、物価高騰支援、脱炭素社会の実現に向けたゼロエネルギー住宅などの補助制度の充実などを求めました。

せっかく「学校給食費無償化」を68人の議員全員が提出して「全会一致の採択」をして意見書をあげたのですから、文科省にも行きたかったのですが、委員長の意向によるようです。

2日目は会派ごとに分かれての会派要請で、池田市議と二人で参議院の紙智子さん、いわぶち友さんの控室に行きました。

紙智子さんは残念ながら風邪で秘書の方への要請となりましたが、いわぶち友さんはいつもの爽やかな笑顔で迎えてくれました。

2日目の午後は名古屋に移動して、「ICT活用」についてお話を聴き懇談しました。向こうの暑さは覚悟して行ったものの、車内や室内と外気温のギャップには参りました。

党市議団としても要請行動をしたいものです。

(8月6日 記)