2023年6月8日木曜日

区民センター移転調査費

 12日から始まる第二回定例会に向けての議案に、清田区民センター移転のための調査費として、850万円が初めて計上されました。

札幌市内で唯一、区役所に隣接していないのが清田区民センターで、「バス停もなく不便で利用しにくい」「区役所の近くに移転してほしい」というのが区民の声でした。

区役所周辺の清田地域交流拠点に対してのパブリックコメントでも地下鉄延伸とともに、多くの区民から意見が寄せられていて、市は「検討する」といってきましたが、2年越しの予算化となりました。

計画が策定されるのは再来年25年3月予定となっています。区民の声が反映され、誰もが使いやすい区民センターになるようみんなでつくりあげていきたいものです。

もう一つは嬉しくない議案です。冬季オリパラ招致費が4100万円。

「見直し案を検討する上で専門家の意見を聞く場の運営等」に約838万円、「公開討論会・区民説明会(10区)・動画制作」 で約3261万円と書かれています。

この期に及んでも、まだ秋元市長は市民への説明を優先させていません。

「住民投票を早急に実施すべきだ」。市民の、この声が届く議会にするためがんばります。

(6月6日 記) 

雨の中、清田区内4カ所で市政報告をする吉岡市議(6月4日、札幌市清田区)

 

2023年5月25日木曜日

G7広島サミット

 清田区平和行進を楽しみにしていましたが、歯痛で参加できず残念でした。現在治療中ですが、今日の治療は痛かった!健康は活動の土台、大事ですね。

G7広島サミットが閉会しましたが、環境、ジェンダー平等の課題等々あるものの、被爆地広島で開催する意味は何だったのか。

「広島ビジョン」では、ロシアによるウクライナ侵略に関して「核兵器のいかなる使用も許されない」と厳しく言っておきながら、自らの核兵器については「防衛目的のため」「侵略を抑止し戦争と威圧を防止」するものだとご都合良しの、自分には甘い宣言です。

インドネシアの大統領が、広島会合の使命として核兵器の廃絶を呼びかけるよう求めたにも関わらず、被爆者の何よりの願いである核兵器廃絶に対して、「究極の目標」と事実上の棚上げをし、「核兵器禁止条約」には一言も触れずじまいです。

8才で爆心地から2.4㌔の自宅で被爆し、今回広島の原爆資料館で各国の首脳とただ一人で対話された小倉桂子さんは、「外交の力でできるだけ早く戦争をやめてほしい」と語っています。

G7で話し合うべきは、「戦争の準備」ではなく「平和の準備」でなくてはならず、戦争をあおるような会議だったことに寒気を覚えます。

(5月22日 記)

朝の街頭宣伝で臨時議会の報告をする吉岡市議(=5月23日、札幌市)

 

 

2023年5月19日金曜日

「軍拡NO!女たちの会・北海道」

 2015年に、安倍政権が戦争法(安保法制)を強行し日本を「戦争できる国」にしてから8年、いま岸田政権が「戦争する国」へと直進するなか、「新しい戦前にさせない」「軍拡NO!女たちの会・北海道」の集まりがありました。田中優子さん(法政大学名誉教授)と雨宮処凛さん(滝川出身・作家・活動家)のお話は、力強く説得力があり、腑に落ちるものでした。

「軍拡NO!女たちの会・北海道」設立記念シンポジウム(=5月11日、札幌市)

コーディネーターの室蘭工大大学院教授の清末さんはじめ、お店の経営者、教育大学准教授、医師の方など多彩な方々によって運営され、エルプラザの3階ホールは会場いっぱいの参加で熱気があふれました。

 コロナ禍で、とりわけ女性たちは貧困、ストレス、自殺が増え、ジェンダー平等が大きな社会問題となりました。80年前の戦争では、女性は参政権はありませんでしたが、今は参政権があります。

政府は、「政治は高齢者に手厚い」などと世論を誘導し、世代間を分断させ、社会保障を削減して、軍事費倍増を企んでいますがとんでもありません。

 「G7サミット後の7月に総選挙の可能性」とも報道される今、声をあげないではいられないでしょう。何度も何度も上げ続けましょう。そして同じ願いの女性たちが裾野を大きく広げましょう。

(5月16日 記)

 

2023年5月11日木曜日

「選挙のきっかけ」

 わたしは自分の意思を伝えたい(MEGUMI)、ぼくは本当の意味で多様性を実現したい(りゅうちぇる)自分たちの未来の話だから(長澤まさみ)。昨年夏の参議院選挙に向けて、芸能人などがネットで投票を呼びかけました。画期的なニュースでした。

日本は国政選挙も地方選挙も投票率が50%前後と民主主義が揺らぐような数字。18~29歳の若年層でみると30%台、片や小学校から授業で力を入れているスウェーデンでは80%といいます。

4月の市議選挙で選挙カーに手振り要員として乗車してくれた方から、こんな話を聞きました。「投票に行くのを促してもあまり行かない息子が、私が選挙カーに乗ったせいか今回は選挙に行ったのよ。そしたら、受かったかどうか確認してきたわ」と。

またある方は、初めて選挙権ができたお孫さんに「選挙は自分で考えて投票しなさいね」と言ったら、「街頭でよく見かける人(吉岡)に入れた」ということなど、いろんなきっかけで投票したことが改めて分かりました。

日頃から政治について、より多くの方に関心を持ってもらうために惜しまず努力をしなければと思います。

(5月8日 記)

 

2023年4月27日木曜日

二人三脚で

 統一地方選挙後半戦、4年前は生まれ故郷の木古内町議選の応援に行きましたが、今回は立候補が定数より1減ということで、19日から4日間、同じ渡島管内の七飯町に応援に行きました。

上野武彦さんの応援に駆け付けた吉岡市議(=4月20日、七飯町)
七飯町では、若年の勤労世帯が立候補しやすいようにと、報酬を5万円引き上げ定数を前回の18から14に削減しました。17人が立候補し、3人はみ出しの激戦となりましたが、上野武彦候補(81歳)は7期目の当選を無事果たすことができて安堵しました。

 

上野武彦さんの政策を紹介する七飯民報「大地」2023年号外

 選挙カーのスポット原稿を見たとき、「小中学校の給食費の無償化」はありましたが、札幌で私たちが訴え続けた「子ども医療費の高校までの無料化」がありません。それもそのはず、七飯町の子ども医療費はすでに高校卒業まで無料化になっていることを聞きました。給食費にしても1人目は全額負担ですが、2人目の子は半分、3人目は負担はゼロです。

暮らし優先の政策を紹介する七飯民報「大地」2023年号外

地方の町に行って札幌市の子育て支援のお粗末さが際立っていることを痛感しました。

 5月2日からは、札幌市議会がスタートします。

「あらたな戦前」と言われる今、現場にたくさん足を運び、みなさんとの二人三脚で実のある4年間を積み重ねたいものです。 

車から見た函館五稜郭の桜(=4月23日、函館市)

(4月25日 記)

 

 

2023年4月20日木曜日

数々のドラマの先に

 「入れましたよ」

札幌市の市議会議員選挙から1週間が経ちました。地域の報告会などに参加して改めて1票の重さを実感しています。

告示になり接戦が伝えられるなかで、ある読者さんは考えに考えた末、改築中の業者さんに支持を訴えることにしました。どう話をするか何日も考えて言葉のメモもとって電話で訴えました。業者さんは他党を支持してきたこともあり「考えてみます」という返事でした。選挙後に電話をしたものの、何と切り出そうか考えあぐねていると「入れましたよ。良かったですね」の言葉が受話器から聞こえました。

当選証書を受け取った吉岡ひろ子札幌市議(=4月12日、札幌市)
 

9日間の選挙カーの運行にはアナウンサーや手振りのデビューが相次ぎました。政策を訴える日本共産党ならではのビラの数々。ビラの「織姫」ならぬ「折り姫」の手仕事を経て、一種類のビラを3000枚まくスーパーマンもいるかと思えば50枚100枚ならばと配る人。こんな世の中だからこそと、最後の最後まであきらめないでたたかった選挙、数々のドラマが生まれました。

勇気ある行動が積もり積もって、議席に届いたことに感謝の気持ちでいっぱいです。

 今週は渡島・桧山など統一地方選後半戦の応援です。

七飯町議選、上野武彦候補の応援に駆け付けた吉岡ひろ子札幌市議(=4月20日、七飯町)

(4月17日 記)

2023年4月13日木曜日

連続当選

 きょうの午前1時半過ぎ、ようやく「当選」の赤い花をつけることができ、事務所で待機していた人たちと万感の思いをこめて万歳をしました。

(写真中央)2期目の当選が決まり、選挙事務所で万歳をする吉岡市議(=4月10日、清田区)
 ご支持ご支援いただいたみなさん、様々な活動をお手伝いいただいたみなさん、本当にありがとうございました。

勝共連合=統一協会のデマビラがまかれる逆風のなか、清田区の党として初めての「連続当選」を勝ち取ることができました。議会活動対応で私自身の地域訪問や宣伝などの活動が不十分な中で、よくぞ7062人の得票が出されたものだと感慨深いものがあります。

きょう、地域の老人クラブの例会に参加すると大きな拍手で迎えられました。お赤飯を炊いて持ってきてくれた方もいてお昼を一緒に頂きました。

きばた市長候補とともに、「五輪よりくらし一番、福祉・除雪に」と訴えました。秋元市長は3選したものの、「五輪招致中止と住民投票を」が市民の声です。

選挙中も「コミュニティバスなど小型でいいので家の近くを回ってくれるバスがほしい」など、交通問題の要求も出されました。やるべきことが山積みです。幸せ感じる札幌をつくるためにがんばります。

(左から2番目)定例の朝宣伝で2期目の決意を語る吉岡市議(=4月11日、地下鉄南郷18丁目駅前)

 

(4月10日 記)