2024年7月25日木曜日

「笑顔はじける夏まつり」

 コロナ禍でお休みしていた地域の夏まつりも、今年は清田区ふれあい区民まつりをはじめ毎週のように開かれ、親子連れや子どもたちで賑わっています。

 

 ある地域のおまつりで、「みなさん、楽しい思い出を作ってくださいね」と、挨拶がありました。

地域の夏まつりで一番目に飛び込んでくるのは、何と言っても子どもたちのはじけるような笑顔です。中でも印象に残っているのが太鼓を発表する子どもたちでした。年長の子に混じって、まだ幼さが残る子どもたちの真剣な表情としぐさが見ているこちらの流れる汗を吹き飛ばすようでした。何と小気味の良い真剣な顔。

 

 交通整理などの裏方作業などは、高齢の方々がしっかりと支え、現役の方々も汗だくで走り回っています。北野ふれあいまつりでは、北海盆踊りの時間があったので、ずーっと踊りました。踊り終えると、3歳ほどのお子さん連れの隣のお母さんとともに、踊り切った一体感で思わず汗だらけの笑顔がこぼれました。

子どもたちのはじけんばかりの笑顔を前に、何らかの事情で来たくても来れない子どもたちに思いを馳せ、違う場所で笑顔でいてくれたらいいな、と願わずにはいられません。

 


 

(7月23日 記)

 

2024年7月11日木曜日

「クサレダマ?!」

 先日、北大植物園に行きました。

道路一本挟んだ東側には、かでる2・7(道民活動センター)があり、地下鉄西11丁目駅から徒歩12分に位置しています。

受付で、420円の入場料を払い、足を踏み入れるとそこは森。ハルニレ、ミズナラなどの大木が大地にしっかり根を下ろし、まっすぐと空に向かっています。リスの姿もありました。

 

草本文科園には150種といわれる草花があって、その中に「クサレダマ」という名前がありました。


まっすぐに伸びた茎に鮮やかな黄色い花が咲いているではありませんか。「何でクサレダマなの?ひどいねー」と名付け親をさんざん非難しましたが、由来を調べてびっくり!

 

マメ科の「レダマ」に似ていることと、レダマが低木なのに対しこちらは草なので区別するために、「クサ」と「レダマ」がくっつき、漢字で書くと、「草連玉」。「腐れ玉」ではありませんでした。

 

園内には、高山植物、北方民族植物標本園や、牧野富太郎と交流のあった宮部金吾博物館など、まだまだみどころがいっぱい。ところどころに、切り株のイスが置かれてあるのも魅力です。大きなつぼみをつけていたオオウバユリが咲くころに、会いに行きたいものです。

(7月9日 記)

 


2024年6月27日木曜日

「融雪槽&雪氷熱エネルギー」

 6月7月は、市議会や共産党市議団の市内視察が目白押しで、明日明後日は党市議団の視察で東京に行きます。

最初の視察は、札幌駅北口広場にある「都心北融雪槽」と、この融雪槽を活用して周辺地区の冷房を行う「「雪氷熱エネルギー供給システム」の施設でした。

清田区には、厚別川河川敷や羊ケ丘通りなど、いくつもの雪堆積場がありますが、トラックの雪運搬距離を短縮し運転手不足への対応や、都心の雪を遠くまで運ぶことによるCO₂の発出を避けるために作られたのが都心北融雪槽です。融雪槽の貯雪槽にはある程度水を入れて、残りを雪で満たす仕組みです。

実際に貯水槽の周りを歩き大きさを実感しましたが、ひと冬で投入された雪の中に混じっているペットボトルが8トンにもなるという説明にはとても驚きました。

この融雪槽を使った「雪氷熱エネルギー供給システム」は、シーズン最後に投入された2000㎥の雪を貯蔵。4月の3週間コンピューター室などの冷却に利用するシステムとなっていますが、まだ一部の供給で、さらに効果的なシステムとすることが今後の課題です。

雪や冷気がエネルギーとなる仕組みは、豪雪都市の温暖化対策として夢のある取り組みだと思いました。

(6月25日 記) 

日本共産党札幌市議団ニュース 第353号

 

 

2024年6月6日木曜日

第2回定例会の報告

 第2回定例市議会が本日終了しました。2つのことを報告したいと思います。

私は今回久しぶりに代表質問に立ちました。多くの方が傍聴に来てくれ、とても励まされました。また、新聞報道を見た方から「応援している人が新聞に載るのは嬉しいよ」と電話を頂き、改めて頑張って良かったなと実感しています。 

 


代表質問をする吉岡市議(=5月28日、札幌市議会)

取り上げたテーマは、改憲論議、自衛隊への名簿提供、敬老パスなどですが、答弁は心無いものでした。市民の暮らしや権利擁護にとってどれも大事な問題ですから、引き続いて取り上げていかなければと思います。

 

傍聴者との懇談であいさつする吉岡市議(=5月28日、札幌市議会)

定例会で審議された議案は補正予算など17件でしたが、共産党が反対した議案のうち、「国民健康保険会計」と「後期高齢者医療会計」を紹介します。

国による今年12月に紙の保険証廃止に向けて、マイナ保険証のあるなしにかかわらず、すべての被保険者にマイナンバーの下4桁の情報をお知らせするため、特定記録郵便を送るのに合計1億1200万円の補正をするというものです。

マイナ保険証の利用率は「9%」「5%」とどちらも一桁台であり、保険証廃止はやめるべきです。

全部国が出しますが、こんなところにこんなに税金を使うって!とてもとても納得できるものではありません。

(6月4日 記)

札幌市議団ニュース 第352号



2024年5月23日木曜日

「国への重点要望」

 来年度予算に向けて、国に対して48項目の「重点要望」が市から提案され、20日審議されました。

私が質問した「福祉除雪」は、高齢者世帯や重度の身体障がい者世帯などに対して、積雪で買い物や通院などの外出に支障がないよう、家の出入口をボランティアである地域協力員が除雪作業を行うとともに、必要に応じて声かけなどの見守り活動も行っています。

私の周りでも、福祉除雪を利用している方や、協力員をされて何軒も担当している方もいらっしゃいます。

今年度の福祉除雪予算は1億2200万円で、事業費の2分の1が国から補助されています。2025年度までの時限措置となっているため、国に継続を要望するものです。

高齢化が進むもとで、制度を必要とする市民が増え事業費も考えられるので、交付率の引上げも要望を ー と求めました。

西区選出の田中啓介市議は、「GIGAスクール構想に要する経費」の、学校のタブレット端末について質問しました。国が数千万円かけて小中学生一人1台端末のタブレットを貸与しましたが、買い替えの時期になりました。

現在高校生は基本的には自己負担になっていますが、全ての高校生にも貸与するよう国に要望すべきと求めました。

(5月21日 記)

 

2024年5月9日木曜日

「市政報告会・大型連休」

 4月下旬に、清田、北野、平岡で市政報告会が開かれ、60人くらいの方々に報告ができました。足を運んでくださったみなさん、ありがとうございました。

少しでも札幌市政や市議会のことを身近に感じて頂けたら嬉しいです。どこの会場でも初めて報告会に参加してくれた方がいて、質問や交流もバラエティに富んだものでした。

50年以上前の共産党との出会いを懐かしく告白する方や、秋元市長は敬老健康パスのようなおかしなものをなぜ出すのか?という質問、冬季オリパラの基金50億円はどうしたのかなどの質問や、市の財政状況の質問。補聴器助成への要求を出す方、私の町内の老人クラブの方からは温かい激励などを頂きました。

機会があれば、参加された方の感想や要望を聞かせてもらえたら、次の報告会に生かしたいと思いますので、よろしくお願いします。

連休中、1日はメーデーに参加しました。パレスチナ支援を長く活動している医師の猫塚先生から怒りとガザに住む人々への連帯の愛に満ちた熱い訴えが胸をうちました。

連休中の楽しみは花畑の手入れ。水仙などの春の花々に癒され、連休明けの議会準備に備えました。

(5月7日 記) 

 

地域のみなさんに、歩道からアピールを始めました


2024年4月18日木曜日

「食料自給率38%」

 友人から冬を越した自家栽培のジャガイモをいただきました。

塩ゆでにしたり、みそ汁の具にしたり味わって食べると、「良く寝た芋」は、やはり甘さが違うなーと北海道の大地の恵みを実感。

3月30日、日本共産党主催の「北海道の経済再生を考えるシンポジウム」で、真下紀子道議が、北海道の農業従事者は2006年の22万8903人が、22年には9万9500人と報告しました。16年で43%ですから本当に深刻です。

シンポジウムで特別報告をする真下紀子道議(=3月30日、札幌市)

安平町で酪農経営しているパネリストは、22年の1経営体あたりの所得が19年比で10分の1以下になっていると報告し、会場からは、「農業を支えているのは7割が60歳以上」 と、鬼気迫る発言もありました。

日本の食料自給率は38%まで下がり続けており、さらに農水省は今後20年で基幹的農業従事者数が120万人から30万人まで減少すると予測しています。

なのに、坂本農水相は「自給率を上げる」とも「農業従事者を増やす計画をつくる」とも言葉にしません。農業の再生に役立たない農基法改定は許さないと17日に前で緊急集会が開かれます。

日本の農業に希望が持て、私たち国民の食卓を守るために、食料自給率の向上と、価格・所得補償をしっかりと据えた基本法を望みます!

(4月15日 記)

食料・農業問題を訴える「しんぶん赤旗」春号外