2024年11月28日木曜日

「学童保育所との懇談」

 豊平区と清田区の学童保育所(民間)の指導員や保護者のみなさんと懇談する機会をつくっていただき、池田ゆみ市議(豊平区)と二人で参加しました。

5月の市連協(札幌市学童保育連絡協議会)の総会には、日本共産党市議団はじめ自民、民主、公明、大地さっぽろ、市民ネットからの出席もあり、学童保育の皆さんの日ごろの活動がこうしたことにも表れていることに感銘を受けたことを思い出しています。

放課後児童クラブの先駆けとなったのが民間の学童保育所です。長年の粘り強い運動で市や国を動かし改善してきましたが全く不十分です。

保育料は低学年では一人月1万数千円、「学童でしかできない体験をさせてやりたい」と願う保護者の思いと、指導員や保護者のみなさんの熱意と献身的な頑張りによって運営されているのが実態です。

懇談では、「常にギリギリで運営」「安定した雇用ができるシステムがほしい」「熱中症対策費」などたくさんの要求が出されました。

「私たちは子どもたちの命を守って毎日を送っている。(不安定な雇用でも、体がきつくても)子どもの顔、親の顔を見たら頑張るんですよ」。この声を市政に届けないと。

(11月26日 記)


朝の街頭宣伝に参加する吉岡市議(11月26日)

2024年11月22日金曜日

「今年の除排雪は」

 今朝起きて外を見ると辺り一面の雪景色。「いよいよ来たか」と思いながら、国道36号線の早朝宣伝に行くと、寒い中いつもの5人の頼もしい姿がありました。

専門家によると、今年の冬も大雪災害となった3年前に似た状況になる可能性があるといいます。道路の除雪・排雪は、市民にとって最も関心の高い問題で、市も試行錯誤を繰り返しています。

パートナーシップ排雪制度は、7割の地域の生活道路で実施されているものの、3割は町内会の財政事情などで未実施。市は現在、排雪量を抑制するなども含めて、全額市の負担で全域を排雪する方向で検討中です。

また、昨年度は、圧雪が厚い状態のまま暖気を迎え、雪が溶けてザクザクになり、立ち往生する車が多発。これを受けて今冬は「予防対応」で路面整正作業を行うことに。

パートナーシップ排雪の市民負担ゼロや、道路の除雪をこまめに行うことは共産党市議団が、これまで議会で繰り返し求めてきました。

市民の冬にかかせない除排雪の担い手である除雪従事者の、高齢化や人手不足が叫ばれて久しくなります。

しばれる真夜中、除雪作業を続ける除雪従事者の皆さんに感謝しつつ、一週間もバスが運休した悪夢が二度と来ないことを願うばかりです。

(11月19日 記)

 

朝宣伝で市政報告をする吉岡市議(=11月19日、清田区真栄)


2024年11月14日木曜日

「妖怪百歌物語」

 新婦人の仲間が出演しているので、友人たちと楽しみにしていた演劇。妖怪大緑会、第八怪公演「妖怪百歌物語~天狗編~」を観ました。

 


並んだ文字からは怪しげな雰囲気が漂っていますが、「妖怪的視点」から「人間社会」をまっすぐ捉え、昔話のなかに人間社会がリアルに描かれています。

村人を守るためにと、山に住む魔物である「天狗」と戦うため刀や銃を準備する村人たちは罪もないキツネを殺してしまいます。

日常から離れた昔話の妖怪世界に足を踏み込んだつもりが、足元を見ると今の社会が渦巻いている、そんな感じなのです。

音楽はモノノケユースケさん率いるバンドの生演奏です。

実はモノノケユースケさんは、12年前の10月27日に清田区9条の会連絡会主催で開いた「ピースコンサートイン清田」に当時3歳位の息子さん共々参加して頂いているご縁がある方です。

今回の演劇は、天狗も子どもも、出演しているみなさんが全員魅力的。

若い人たちのパワーがムンムンと舞台から客席に向かって押し寄せ、観た後は切なくもじんわりと温かい気持ちになるのです。

 


札幌発の演劇、妖怪百歌物語「第九怪公演」が待ち遠しいです。

(11月11日 記)

 

2024年11月7日木曜日

「情勢とのギャップ!」

 「今度こそ北海道から衆議院の議席を!はたやま和也さんを国会へ!」と、信じてたたかった総選挙でしたが、残念な結果、本当に悔しい月曜の朝でした。

ご支援してくださった皆さん、本当に有難うございました。

1年前には想像できなかった、自民党、公明党を歴史的大敗に追い込む情勢を作った決定的な原動力は、自民党の政治資金パーティの裏金問題、そして選挙戦の空気を激変させた「裏金非公認議員」に自民党が2000万円支給したという赤旗大スクープ第二弾でした。それなのに党の議席は10議席から8議席に。この情勢と選挙結果のギャップは何だろう!と、腹も立ちました。

選挙直後の落胆のなかで、励まされたのが、党本部に開票から3日間で1200件の赤旗購読の申し込みが届いたことでした。10代20代から50代まで83%です。

「赤旗のスクープで政治や世論が大きく動いたのに、先の衆議選で共産党の議席が減った。権力を監視できるメディアと政党を応援したいと思った」(東京30代)などのコメントには胸が熱くなりました。

私自身も悔しさと正面から向き合い、しっかりと議論し、有権者の声を受け止めて、次のたたかいに向かいたいと思います。

(11月4日 記)