2022年5月26日木曜日

オリパラ招致の住民投票条例

 昨日第二回定例会が始まりました。

ご存じの方も多いと思いますが、共産党と市民ネットの議員11人が、「30年冬季オリパラ招致の賛否を問う住民投票を行う条例案」の提案をしました。

ちょっとややこしいのですが、そのしくみについて説明したいと思います。

「議員提案」は、地方自治法が根拠となっています。

札幌市は6人以上の市議が賛成していれば「議員提案」ができるのです。

また、「札幌市自治基本条例」には、市は、市政に関する重要な事項について、住民の意思を確認するため、別に条例をつくって住民投票を実施することができますよーと書かれています。

「どうせ、否決されるんじゃないの?」と思う方もいらっしゃると思います。そうかもしれません。でも、札幌市にとってオリパラ招致は「重要な事項」です。

市政のことを少しでも考えていく機会になればと思います。

実際、これまでドイツ、カナダ、オーストリアの都市で住民投票によってオリパラ招致を撤退した例もあります。

札幌市のオリパラ負担経費は459億円です。今のところね。しかも、関連経費は別です。それでも札幌市の除雪予算の2倍以上ですから。

住民投票で市民の声を聴きますよーと取り組めば、みんな札幌市政のことをまじめに考える、政治のことを考えると思うのです。

(5月24日 記)

 

 

※5月23日に提出した条例案と、小形かおり議員が行った提案説明はこちらからご覧になれます。 ↓↓

 議案第32号「2030北海道・札幌オリンピック・パラリンピック冬季競技大 会招致に関する住民投票条例案」(PDF)

 第2回定例議会 条例案提案説明 小形 かおり議員(2022年5月23日)

 


2022年5月19日木曜日

市政報告会

 草木の成長が著しいこのごろですが、4月、5月で、地域後援会や女性後援会主催で5回「市政報告」をさせていただきました。 

私からは、第1回定例会の、党市議団の予算組み替え動議や、意見書などについて説明をさせていただきました。 

5月に入ってからの報告では、15日が沖縄の本土復帰50年ということもあり、「沖縄戦戦没者の遺骨を含む土砂を採取しないことを求める意見書」が、自民党を含めた全会一致で採択されたことを報告しました。

 清田や北野の報告会では、今冬の大雪に対する怒りや、30年オリパラ招致に反対の声が圧倒的でした。 

平岡南地域の報告会では、ロシアによるウクライナ侵略をめぐって、戦争を体験した88才の参加者はじめ、みんなが「日本がどうすべきか」と かんかんがくがくと話し合い、「やっぱり、憲法9条はなくしたらだめだよね」と思いはつながりました。 

新婦人のアスパラ班内後援会の「つどい」は、市政報告のあと、日本共産党綱領「?パンフ」を参加者3人が分担して説明をしました。口火を切って説明したMさんはじめ、3人の説明が分かりやすかったと評判でした。

 「オリンピックの招致いいと思う」という意見や、「公園のトイレが和式で使えない」「公園の樹木がうっそうとしていてこわい」などの地域要求も寄せられ、もっと時間がほしい「つどい」でした。

(5月17日 記) 

 

 


 ※第1回定例議会の報告と市政アンケートの結果が掲載された「さっぽろ市政だより春期号」が発行されています。ぜひご覧ください。↓↓


さっぽろ市政だより2022年春期号(PDF)

 

2022年5月12日木曜日

白老ウポポイの旅

 平岡9条の会から呼びかけられ、白老ウポポイツアーに参加しました。ツアーには、アイヌ問題研究家の荒木幸穂さんも参加されました。

荒木さんは私が初めて挑戦した2007年札幌市議選の選対本部長で大変お世話になった方です。お話の中で強調したのが、ほかのツアーでは行けない「白老ウポポイ慰霊施設」のことでした。

ウポポイ慰霊施設(=4月27日、白老町)

慰霊施設はウポポイの一施設ですが、博物館や体験ホールなどがあるエリアから1.2キロ離れています。

主に明治以降になりますが、研究のためとしてアイヌ墓地から遺骨が掘り返されました。大学など全国で保管されていた遺骨は、2019年に完成した慰霊施設に集められ、地元への返還を目指してはいるもののなかなか進まず、今も1300体の遺骨が眠っています。

 

慰霊施設を象徴するモニュメント(=4月27日、白老町)

アイヌの方達には、コンクリートに固められた場所に保管することへの異論や抵抗があるといいます。太平洋の磯の香りをわずかに感じながら全員で黙祷を捧げました。

立派な慰霊施設をつくっても、未だに北海道大学も日本政府も、正式な謝罪をしていないことを私たちは忘れてはなりません。

「自分はアイヌ民族から言葉や仕事、土地を奪い植民地にした和人の一人として申し訳ないと思ったことがアイヌ民族に関わったきっかけ」だと語った元アイヌ民族博物館館長の言葉が深く胸に残っています。

(5月9日 記)

 

2022年5月6日金曜日

3年ぶりになる第93回メーデー北海道集会、引き続いて、ロシアのウクライナ侵略抗議集会に参加しました

 3年ぶりになる第93回メーデー北海道集会、引き続いて、ロシアのウクライナ侵略抗議集会に参加しました🌼

第93回メーデ北海道集会に参加する吉岡市議(=5月1日、札幌市)

曇り空に冷たい風が吹き抜ける中の2つの集会、平和と暮らしをまもって!は共通の願いです。
毎週開かれている抗議集会では、紙智子参議院議員に続いて、はたやま和也元衆議院議員もスピーチしました。

市民有志による、ロシアのウクライナ侵略抗議集会(=5月1日、札幌市)

札幌在住で海外にルーツのある方たちがずっと参加しています。
最後に主催者から、ロシアによるウクライナへの侵略が長引く中で、毎週日曜日に開催するのは15日まで、そのあとはひとりひとりが、自分の地域などで声をあげていきましょう、と呼び掛けがありました🙋

寒さと大雪の2月28日から休まず続けて来られた主催者の皆さんには、心からリスペクトします。


(5月1日 記)