朝の街頭宣伝で市政報告を行う吉岡市議(=12月19日、清田区) |
年末を前に、高齢者に冷たい風が吹いています。
今までは申し込むチャージ額によって、1万円なら個人の負担金は千円、上限の7万円では1万7千円と決まっていましたが、札幌市が11月に公表した「敬老健康パス制度」素案は、年間上限が7万円から2万円に引き下げられました。
おまけに制度を使うためには「健康ポイント」を貯めなければなりません。
札幌市は「自己負担はありません」と宣伝していますが、アプリのダウンロード、スマホ教室への参加、通院に往復を歩行する、歩いて買い物に行く、介護予防活動に参加するなどでポイントを貯めて、例えば2万点を超えて初めて2万円分交通費として使うことができます。
札幌市はこれを「多くの市民が楽しみながら健康になれる制度へ」と言いますが、健康ポイントを獲得しなければ、使える金額は0円、上限が2万円に下がるわけで、楽しむどころかストレスが増えそうです。
市民からは、「7万円から2万円に引き下げるな」「乗車証と健康ポイントをセットにするな」の声が上がっています。
札幌では白石区を皮切りに、「敬老健康パス」の意見交換会が始まります。コールセンターに意見を言えます。札幌市に声を届けて、高齢者いじめをやめさせましょう。
(12月19日 記)
※「健康敬老パス」の素案と、意見募集、意見交換会の日程は、札幌市のホームページで見ることができます。
👉 健康寿命延伸に向けた新たな高齢者施策について①清田区での意見交換会は、1月16日(火)清田区民センター
【パネル展示】14時00分~15時30分 (清田区民センター1階ロビー)
【説明会】16時00分~17時00分 (清田区民センター1階区民ホール)
②意見募集は電話とネットで2月29日(木)まで。