2022年9月29日木曜日

「国葬」参加中止を

 9月21日、日本共産党市議団として、秋元市長に、2つの要望書を提出しました。

一つは秋元市長が公費での参加を明らかにしている「安倍元首相の国葬に参加しないこと」です。

対応した町田副市長が、国葬当日は本庁舎で弔意を示す半旗の掲揚をすると話したことに対し、本庁舎で掲揚することは他の行政部局への弔意強制につながることから止めるよう求めました。

要望書を提出する日本共産党札幌市議団、手前右から2人目が吉岡市議(=9月21日、札幌市役所)

 

もう一つは「統一協会や関連団体」との問題についてです。

昨年11月、旧統一協会の関連団体「北海道CARP」と市の外郭団体「札幌市環境プラザ」が、共催でSDGsなどのテーマでイベントを開いていたことが分かっています。

「北海道CARP」の「CARP」は「原理研究会」のことで、統一協会の創立者、文鮮明の「統一原理」を研究する団体です。

統一協会関連団体との共催への調査・解明、公表と、今後関与しないことを求めました。

統一協会と、最も癒着し、「桜を見る会」「もり・かけ問題」「戦争法強行」など、平和も民主主義も踏みにじった元安倍首相の明日の「国葬」。最後まで断固中止を求めます。

(9月26日 記)

 

(左側)秋元市長の「国葬」不参加を求める要望書、(右側)統一協会及び関連団体との関与を絶ち、過去の関係の解明と公表、霊感商法等被害者救済の強化を求める要望書
 

※2つの要望書の記事が札幌市議団のホームページに掲載されました。↓↓

統一協会との関係調査を/札幌市長に共産党市議団

 


 



2022年9月21日水曜日

人生の新しい一ページ

 今日は、平岡後援会のみなさんと、定例の宣伝に参加させていただきました。小雨降る中、老人クラブの方や買い物に来た方が駆け寄って、「頑張ってねー!応援しているよ」と、声を掛けてくれて、雨も吹き飛ぶような元気をもらいました。宣伝後は、地域を訪問しました。

後援会の街頭宣伝に参加する吉岡市議(=9月18日、平岡)

 

非正規の短期雇用が増えて、見通しが持てない働き方が増えていると話す現役世代の方、「相談したらすぐ動いてくれると、頼りにしています」と言ってくれる方など話も弾みました。7月から後援会ニュースを届けているお宅の訪問を心がけています。

先日我が家の近所を訪問したときのこと。88才女性ですが、今まで行ったことのないショッピングセンターに知人が連れて行ってくれたことを、「私の人生に新しいページを作れたと思ってとっても嬉しかった」と話し、「あーこれで今日は1日分のお話ができたわー」と素敵な笑顔が印象的でした。

9月21日から11月1日まで、第3回定例会が始まります。報道によると、1000億円道路と、私たちが反対してきた「都心アクセス道路」が、下水菅移設のため、さらに295億円追加になるとのこと。札幌市も問題山積みです。

(9月18日 記) 

 

※9月29日(木)札幌市議会第3回定例会、日本共産党の代表質問を小形かおり議員(中央区選出)が行います。インターネット中継があります。

 

 

2022年9月15日木曜日

映画「わが青春つきるとも」

 伊藤千代子は、共産党に入って間もなく、小林多喜二の小説『1928年3月15日』通り、治安維持法によって、まさにその日に逮捕されました。

獄中でどんな拷問にも屈することなく、反戦と主権在民を掲げて闘いぬいた千代子でしたが、夫の転向、裏切りという耐え難い苦痛のなかで病に倒れ、1929年9月24日、24才で非業の死を遂げました。2年後、日本は満州事変、侵略戦争につき進み、さらに2年後、小林多喜二が虐殺されます。

1929年5月8日に書いた夫浅野の妹宛の手紙には、牢獄の塀に沿って咲く「黄色い地しばりの花」を「…強情な大変力のある面白い花ですよ…命のあるものはみんなあらん限りに生きようとしているのですね。生きようとするからこそ、その大事な命をも投げ出すのですね。」と書いています。

伊藤千代子らのバトンを受けて歩む私たち。激動の世界の中で、地しばりの花のようにたくましくかつしなやかに生き抜きたいものです。

(9月12日 記) 

映画「わが青春つきるとも ‐伊藤千代子の生涯‐」のフライヤー


2022年9月8日木曜日

胆振東部地震を忘れない

 北海道胆振東部地震から9月6日で4年。里塚中央地域を歩くと新築された家屋も多く街並みは活気を取り戻し、休日にはポプラ公園で遊ぶ子供たちが元気です。

先日何軒か訪問しました。ある方は「近所に引っ越してきた人たちはちゃんとあいさつに来てくれるよー」と、嬉しそうに話してくれました。気候変動もあって豪雨災害など激甚化しています。今冬の大雪も災害規模でした。

19年に183ヵ所に増えた「札幌市大規模盛土造成地」は、昨年度から安全性の簡易調査を実施し、今年度末にはマップに反映し公表の予定です。

阪神淡路大震災の時にはなかった個人への公的補償は、被災者のみなさんと超党派で取り組んだ国会内外の運動によって、98年5月に「被災者生活支援制度」が成立し、現在300万円が上限です。この支援がどれだけ被災者のみなさんの背中をおしてくれたかはいうまでもありません。今後も住民、被災者のみなさんに寄り添った支援を続けたいと思います。

 

震災から4年目を迎え、里塚中央地区で街頭宣伝を行う吉岡市議(=9月5日、札幌市清田区)

(9月5日 記)

2022年9月1日木曜日

緊急一時避難施設の追加

 「緊急一時避難施設」は自然災害時の避難場所ではなく、「武力攻撃事態等における国民の保護のための措置に関する法律」(国民保護法)に基づく施設。

札幌市は8月24日、これまでの187施設(清田区は13ヵ所)に55施設を追加指定。新たな指定は、全49駅の地下鉄駅舎、オーロラタウンなど地下鉄3施設、地下道、地下駐車場です。

指定の背景には、21年に政府により取り組みが強化され、緊急一時避難施設の中でも地下施設の指定推進が重点取り組み事項とされたことがあるようです。ただ、10分もあればミサイルが北海道上空を通過できる今、このような避難は現実的なのか甚だ疑問です。大体、清田区には地下鉄も地下道もありません。

26日、北海道大演習場(千歳市・恵庭・札幌市)では、道内への敵の侵攻を想定した自衛隊の訓練が公開され、8月22日から9月4日まで最大規模の演習が行われています。莫大な税金を使って演習をしたり危機意識をあおることに歴史から学ばない危うさを覚えます。

(8月29日 記)