2019年9月26日木曜日

審議が始まります

 何年か前までは虫の声が夏の終わりを告げてくれていましたが、そんな風情もなく、もう秋——。
 市議になってから半年が経ちます。これからが正念場だと気持ちを引き締めています。

 9月17日の第3回定例会開会日に秋元市長が昨年度の決算をはじめ30の議案を提案しましたが、これについての審議をし、最終日の10月28日には賛否が決まります。
 
 30本の議案のうち、私が所属している建設委員会には6本が付託されました。

 それぞれの委員会の委員が議案一つひとつについて「賛成」「反対」「その理由」を共産党の議員団の会議に提案し、「承認」されたら「これでいこう」と決めます。新人議員の私は毎日のように先輩議員や事務局に相談しています。

 決算特別委員会が1部と2部に分かれて設置され、ここでは所属委員会に関係なくどんなテーマの質疑も可能です。新人議員は特別委員会の度にほぼ質問する予定です。

 21日からの3連休は、 質問準備のため色んな方にお話を伺いまいした。

 市民の皆さんの声や運動したことなどを議員が代表して質問するので、立っているときは一人ですが、実は一人ではありません。とは言え質問中は誰も助けてくれません。最後はやっぱり一人。

 なかなか刺激的な毎日です。

(9月24日 記)

2019年9月19日木曜日

まだ間に合う!り災証明申請

 胆振東部地震の、り災証明の受付、まだ間に合います!

 8月いっぱいで打ち切ることが「広報さっぽろ8月号」に載り、新聞記事などでも「申請終了」と報道されましたが、まだ間に合います!

 「り災証明の申請」それ自体を知らない方や、忘れていたという方、諦めている方はいませんか?

 共産党の市議団や、清田区要求実現の会が「り災証明の申請の締め切りを延長して」と市に要望しましたが、残念ながら市は打ち切る方向は変えませんでした。


 とはいっても、8月に入ってからの駆け込み申請は10413件と、8月までの総申請数の半数を超えているもとで、市は「9月以降も一定期間は受け付ける」ことに。

 9月1日から11までの期間で、800件が申請。清田区では52件ですが、東区や北区では100件を超える方が申請しています。

 申請が遅れた理由が確認できた636件中「制度を知らなかった」という方が399件にも上っています。

 次々と日本列島を襲う災害。台風15号による大規模停電は今も見通しがついていません。

 今や兵器の爆買いや憲法を変える場合ではありません。

 「9条変えるより、窮状を何とかしてくれ」「被災者の声を聞いて」「再建支援金を500万円に」これが被災者の願いではないか。

朝宣伝をする吉岡市議(=国道36号線交差点前)

(9月16日 記)

2019年9月12日木曜日

胆振東部地震から一年

 里塚中央町内会館前の大きな特設テントの舞台真ん中には──里塚中央早期復旧を願うつどい──「明日に向かってがんばるべぇ さとづか」と書かれた横断幕。



 「ここまでがんばってきました。まだ大変なことは続くが、このつどいを開くことにしました」

 開会式での盛田町内会長の挨拶を聴いていると、地震直後からの様々な光景が脳裏に浮かんできて、胸が熱くなりました。 

 会場では「赤旗」読者や、清田区内のみなし仮設住宅(民間アパート)に、住んでいる後援会員ご夫妻にも会えました。

 みなし仮設などに転居している60世帯のうち、約半数の方が、参加したそうです。



 札幌全市で全壊家屋106戸のうち86戸が清田区で、中でも最も甚大な被害を受けたのが、ここ、里塚中央地区です。

 道路と宅地の地盤改良と、倒壊家屋の撤去が進み、空き地も増えています。



 「作業が進むのは良いことではあるけれど、空き地が増えるとさびしい気持ちになってくる」と、先日、盛田会長は複雑な思いを話してくれました。


 里塚霊園隣接地のように地盤改良の方向すら定まらない地域もあり、深刻な不安を抱えている被災者の皆さん。

 震災から1年。最後の一人まで支援しようと、改めて心に誓いました。

(9月10日 記)

2019年9月5日木曜日

キツネとの共生

 今夏、住宅地へのクマの出没が激しく、札幌市は頭を抱えています。南区では夜に怖くて外出できないという地域もあります。

 うちの事務所には、クマではなくキツネの相談が続けて2件寄せられました。

 キツネといえば、2年前に三里塚公園に数匹が居着いたため、侵入を防ぐのにネットを張ったニュースが思い出されます。

 身近で愛らしく、絵本などにも良く登場するキツネですが、糞に混入しているエキノコックスという寄生虫によるエキノコックス症に人が感染したら大変です。今年に入って北海道では12人の新しい患者が見つかっています。

 ある公園のそばにはキツネが穴を作っています。地域の方々が毎日糞の除去をしていますが、子どもが遊ぶ公園ですから、エキノコックス症の感染を考えると心配なのは当然です。

 家庭菜園を作っている方は、良く洗うか熱を通して口に入れるようにしているそうですが、それでも心配です。

 先週末、前記した公園で町内会の秋まつりが開かれました。焼きそば、焼き鳥などの出店もあり、大勢の老若男女で賑わいました。

 こうなるとさすがにキツネは姿を見せません。「お祭り」並みに効果的な対策はないものかと、頭を悩ませています。

(9月3日 記)