赤旗日刊紙(1月27日付)の「くらし・家庭欄」の山本ふみこさん(随筆家)のエッセーに、東日本大震災で被災した方のことが書かれていました。
「地震のあと、初めて口にした温かい食べものが肉まんで、その温もりを胸のなかに納め、これは肉まんを届けてくれたみなさんの祈り、受け止めた私の祈りだって思ったの」というものでした。新聞を読みながら、30数年前の肉まんの温もりが私の胸によみがえってきました。
小学校の低学年だった娘は旧道にあったスイミングスクールに通っていました。専用バスを利用しないで行きは歩き、帰りは私が自転車で迎えに行きました。
泳いでお腹がすいた娘のために、よく持って行ったのがホカホカの肉まんでした。後ろの荷台で美味しそうに食べる雰囲気を感じながら、下手な自転車を必死に漕いでいたハンドルの感覚を思い出しました。
心が折れそうになる時、背中からそっと支える温かい社会や政治にしたいものですが、あまりにもひどいものです。
国政では政治資金パーティの「裏金」問題、札幌市では敬老パス(案)に怒りが渦巻いています。札幌市の予算議会ももうすぐ始まります。
市民の切実な声を届ける役割を果たすために全力で取り組みます。
(1月31日 記)
街頭宣伝で訴える吉岡市議(=1月28日、平岡) |