2023年11月30日木曜日

「読者の皆様へ」

 札幌は雪化粧におおわれているとのことですが、清田区新聞がみなさんのもとに届く頃には溶けているのでしょうか。

ご無沙汰しております。みなさん、お元気ですか?

先週は「お元気ですか」を休ませていただきましたが、実は家族が急病になり、17日から札幌を離れています。病とのたたかいはまだまだ続きますが、おかげさまで良い方向に向かっているので、12月中旬には札幌に戻る予定です。

11月29日から始まる第4回定例市議会は、共産党市議団の配慮もあって休むことになり、大変申し訳ありません。代表質問の予定でしたが、次の機会に譲ることにしました。

札幌市が敬老カードの上限を7万円から2万円に引き下げるニュースをネットで見て、怒りが湧きました。自己負担なしとはいえ、利用上限の大幅カットは、利用者への裏切りではないでしょうか。

パレスチナのガザ地区への攻撃は、僅か6日間の停戦とのことです。無差別に攻撃し、子どもや女性を含む多くの市民が犠牲になっています。あきらめず、永久停戦まで声を上げ続けましょう。

私はいたって元気です。気がかりなことが色々ありますが、札幌に戻ったら、また頑張りますのでよろしくお願いします。寒暖の差が激しい季節ですので、皆さん体調に気をつけてお過ごしください。

(11月26日 台湾にて)

 

2023年11月17日金曜日

「平岡地区町連創立30周年」

 今日、平岡地区町内会連合会の創立30周年記念式典・祝賀会に参加しました。

 式典では連町会長、区長などのあいさつとともに、小学生の見守りをされているスクールガードの方たちへの感謝状の贈呈もありました。

 に関わって様々な方々が、子どもや高齢者の見守りや、防災・防犯の安心安全で、豊かな地域づくりのために地道に活動を続けてこられたことを身に染みて感じることができました。

 連町は30年前に17町内会4558世帯で設立され、今年4月には26町内会7157世帯が住んでいるとのことでした。

 祝賀会では、子ども会育成会の方、中学校や小学校の校長先生、そして赤旗読者や支持者、子どものPTAで同じころに活動していた方、パチンコ店の出店に対し地域で反対の声をあげたことを話す方などから、貴重なお話を聴くことができました。

 ある実行委員の方は、「祝賀会をするのは準備も大変だし、するかどうかをみんなで話しあってやることにしました。やって良かった」と安堵の表情で話されていました。

 繋がる手立ては様々あるけれど、直接会って顔を見てのかけがえのない交流のひと時を準備されたみなさんに感謝しつつ会場を後にしました。

(11月12日 記) 


2023年11月9日木曜日

「除雪機械の一人乗り化」

 11月6日、除雪の問題で建設委員会が開かれ、「除雪機械の一人乗り化」について質問しました。

 

建設委員会で質問する吉岡市議(=11月6日、札幌市議会)

除雪グレーダや、ロータリー除雪車などの除雪機械は、以前は2人乗りでしたが、将来の従事者不足に対応できるように、「一人乗りの機械が導入」されています。

二人乗りの場合は、助手が車の周りの安全性のための作業を担って、オペレーターは除雪作業と運転に集中できるのですが、安全装置があるとはいえ、一人乗りの場合のオペレーターの神経の使い方、求められる技術は全く違うといいます。

札幌市は今年から毎年43台の一人乗り機械を導入し、冬道プランの最終年には390台にする予定です。

市としては、「一人乗り化」については、1年かけてステップ1からステップ3まで、段階ごとに確認しながら進める仕組みをつくり、実技講習会なども実施し、従事者や事業者の声も聞きながら進めています。

しかし、機械の一人化は進んでもオペレーターの一人乗り化が同じように進むわけではありません。

オペレーターに過重な負担がかかる、一人乗り化を拙速に進めないことを求めました。

明日からは、予算要望と第4回定例会の準備も始まります。

(11月6日 記) 

 

札幌市議団ニュースNo.348(2023年11月20日)

 

 

2023年11月3日金曜日

清田区民文化祭

 22日、5年ぶりに開催された清田区民文化祭に、紙智子参議院議員と参加し来賓として紹介されました。区民センターホールのステージ発表では、午前の部2時間半通して参加し、フラダンス、詩吟、オカリナ演奏、コーラス、木管アンサンブルの演奏、民謡、そして午前の部の最後は、手話サークルの皆さんと、音楽に合わせて会場が一つになって歌いながら手話を体験させてもらいました。
 

(左から)紙智子参議院議員、吉岡ひろ子札幌市議(=10月22日、清田区民センター)




 



紙さんとも話しましたが、議会中で、議会一色の生活のなかでしたが、一緒に歌ったり、一生懸命手話をしたりしているうちに、心身がほぐれたようです。改めて、文化・芸術って大事だなぁと実感しました。

二階の集会室では絵画や生け花、手作り品の力作が所せましと並んでいました。私が一番魅かれたのが、ごついけれど、ブドウのつるで作ったお財布です。








何人かの方から、「吉岡さんですね。がんばってね」と声を掛けられ激励もされました。

市議会は明日で閉会しますが、市議会全体は開かれていませんが、閉会中審査として6日に建設委員会があるので、私はその準備に追われています。

今年も樹芸センターの紅葉は写真だけですが、街路樹の紅葉に癒されています。

(10月30日 記)


災害に強いまちづくりを 暗渠河川の調査について質問

2023年10月24日、吉岡市議は、第二部決算特別委員会で、暗渠河川の調査について質問しました。

決算特別委員会で質問する吉岡市議(=10月24日、札幌市議会)

 

   以下、質問を文字起こしで紹介します。

【吉岡 委員】

 私からは暗渠河川の調査について質問をさせていただきます。

 札幌には石狩川水系、新川水系、星置川水系の3つの水系からなる592本の河川が流れ、その総延長は1192㎞といわれます。

河川は本来、水面があって目に見える開水路が原則ですが、市街化区域の拡大や地下鉄建設、道路整備などに伴い、1960年代から、地下3mから15mに管渠を埋設した水路、いわゆる暗渠河川が整備されており、長さは96㎞に及ぶと聞いています。

本市で観測史上を初めて震度6弱が観測された胆振東部地震では、清田区をはじめ、豊平区、東区、北区などで液状化などによる地盤の流動、陥没に見舞われました。地震の被害の大きかった清田区里塚や、美しが丘などの調査を行った結果、三里東排水の里塚霊園と、吉田川第1排水の吉田川公園の2カ所で暗渠管の変形が確認されました。

里塚霊園では、暗渠管の上部に亀裂がありましたが、漏水はなく補修で済み、吉田川公園では、暗渠管に10mに渡る、潰れと漏水が確認され、2019年に新設工事が行われたと聞いています。

本市では、これまで暗渠河川の本格調査は行っておりませんでしたが、胆振東部地震を契機に、2019年度から5年を費やして暗渠河川の調査を行い、今年が最終年度となっています。
調査は暗渠河川の全延長約96㎞のうち、緊急輸送道路の下を対象としているとお聞きしています。

そこで質問ですが、これまでの調査の進捗状況と、調査内容、結果について伺います。 併せて、埋設してから50年、60年と長期間経過していることによる影響は見られなかったのか、伺います。  

【高桑 河川担当部長】

 河川担当部長の高桑でございます。 暗渠河川の調査の進捗状況と、調査内容や結果についてお答えをいたします。 本市では 胆振東部地震を契機とし、市内にある暗渠河川 167河川、約96kmについて調査を本格的に進めることとしました。

 調査の内容といたしましては、人が歩行可能な暗渠では、調査員による目視確認を行い、人が入れない暗渠では、カメラにより状態確認を行うものでございます。調査には相当の期間を要することから、重要度の高い、緊急輸送道路を優先することとし、まずは令和元年度より縦断的に埋設された13河川、 約16kmについて調査を開始したところであります。

 進捗状況といたしましては、令和4年度までに9河川、約13kmの調査を実施しており、残りの河川についても委員ご指摘の通り、今年度中に調査を完了する見込みでございます。

これまでの調査結果では、設置から約50年が経過した2河川、約3kmを含め、老朽化による損傷は確認されておりません。このことから現時点で、委員ご指摘の長期間経過していることによる影響については、見られてございません。

なお、外部からの衝撃が要因として判断される、軽微な損傷が1箇所確認されましたが、これにつきましては補修を既に完了しております。 以上でございます。

 【吉岡 委員】

 2019年度からの緊急輸送道路下の暗渠河川の調査をすることによって、現在のところ1箇所で問題が確認されたということです。 緊急輸送道路は、災害直後から避難救助や物資を供給するとともに、 緊急車両の通行を確保すべき重要な路線です。万が一、管の破損があれば、道路陥没などの重大な事故につながります。5年間で調査するのは約16㎞ですから、本市の暗渠河川総延長の96㎞から見ると一部にすぎません。大部分は未着手となっています。そこで質問ですが、暗渠河川の調査における今後の取り組みについて伺います。
 

【高桑 河川担当部長】

暗渠河川の調査における今後の取り組みについてですが、緊急輸送道路に縦断的に埋設された河川の調査が、令和5年度で完了する見込みであることから、令和6年度以降は緊急輸送道路を横断する46河川、約26kmについて優先的に調査を進めてまいりたいと考えております。 以上でございます。

【吉岡 委員】 

 緊急輸送道路を横断する暗渠河川を優先して引き続き調査を行うよう検討するとの、ご答弁でした。暗渠河川は目に見えませんので、調査をしなければ正確な状況を把握することができません。引き続き調査していただいて、災害に強いまちづくりを進めることを求めて、質問を終わります。


質問の音声はこちらからお聞きになれます




小規模企業者・フリーランスへの支援を

 10月16日、吉岡市議は、第二部決算特別委員会で小規模企業者への支援について質問しました。

 

第二部決算特別委員会で質問する吉岡市議(=10月16日、札幌市議会)

 

以下、質問を文字起こしで紹介します。

【吉岡 委員】

私からは小規模企業者への支援について質問します。コロナ禍で落ち込んだ経済が、完全に回復していないこと、物価高騰の収束はメドが立たないこと、さらに人手不足状況となっていることで、中小企業者、とりわけフリーランスはじめ、小規模企業者を取り巻く経営環境は、いっそう厳しさを増大させています。それらに加えて本年10月からインボイス制度がはじまりました。

インボイス導入に関わって免税事業者が一方的に料金の値上げが通告されるなどの不利益が生じないように、仕組みを作ることが必要であるにも関わらず、見切り発進したため、導入後の影響や、混乱の広がりは今後本格化することが予想されます。

札幌市中小企業振興条例では、第4条において市は中小企業振興施策を合法的に策定し、および実施しなければならない。この場合において市は、中小企業者等の実態を把握するとともに、中小企業者等の意見を適切に反映するよう努めなければならないと定めています。

そこで質問ですが、市としてどのように中小企業者の実態を把握し、意見を反映されているのか伺います。

 

【酒井 産業振興部長】

 産業振興部長の酒井でございます。中小企業者の実態把握と意見の反映についてお答えいたします。札幌市では中小企業者等で構成される、札幌市中小企業振興審議会での意見をふまえ、中小企業者の施策の総合的施策として、札幌市産業ビジョンを策定しており、本ビジョンに沿った施策を展開しているところでございます。

加えて、小規模企業者を含めた市内企業2,000社を対象に、年2回アンケート調査を実施するほか、業界団体や経済団体などからも、直接意見をうかがうことで、経営課題の実態を把握しながら、中小企業者の振興に取り組んでいるところでございます。以上でございます。


【吉岡 委員】

 社会、経済情勢によって経営への影響を受けやすいのが中小企業者、とくに小規模企業者です。

今やフリーランスをはじめとした小規模企業者は、札幌の地域経済を支える重要な存在ですが、総務省の令和4年 就業構造基本調査では、フリーランスが札幌市内に約3万5千人いるとの結果が出ており、インボイス制度によってひときわ大きな影響を受けることが懸念されます。

そこで質問ですが、地域経済を支える中小企業者、とりわけ小規模企業者の事業継続の支援に、どのように取り組んでいるのか伺います

【酒井 産業振興部長】

小規模企業者の事業継続の支援についてお答えをいたします。 市内企業の9割以上を占める中小・小規模企業の発展は、雇用の創出や税収面において重要な役割を果たすなど、札幌経済を支えるているものと認識してございます。

一方で、大企業に比べて経営支援に限られていることから、中小企業者の事業継続を支えていくため、経営相談や資金繰り、人材確保等の支援を行っているところであり、引き続き経営基盤の強化に推進してまいりたいと考えております。以上でございます。

【吉岡 委員】

基本調査で、フリーランスではたらく方の数が調査された背景には、ここ数年来、フリーランスという働き方が経済の重要な部分を担いながら、コロナ禍では支援の仕組みがないことが社会問題化され、地方自治体の間でも広く認識されたからだと思います。

答弁では小規模企業者を支えることが大事であり、経営基盤を支えるための相談業務など充実させるとのことでした。

コロナ禍による影響と、長引く物価高騰、さらにはインボイス制度導入で困難な状況に追い詰められているフリーランスをはじめとした小規模企業者をしっかり支えていただくよう求めて、質問を終わります。

 

日本共産党札幌市議団ニューNo.339


 

大雨で歩道が再陥没、再発防止の強化を

 2023年10月5日、吉岡市議は、第二部決算特別委員会で、9月の大雨で歩道が陥没した、里塚緑ヶ丘大曲通の被害の原因と対応、応急復旧後の対策について質問しました。

第二部決算特別委員会で質問する吉岡市議(=10月5日、札幌市議会)

 

以下、質問を文字起こしで紹介します。

 【吉岡 委員】

 私からは、9月の大雨による、清田区里塚緑ヶ丘大曲通りの歩道陥没に関わって、2点質問させていただきます。

 地球温暖化の影響で、6月から7月にかけて、各地で豪雨災害や、線状降水帯による被害が多発しました。本市においても、9月5日と12日の大雨によって、手稲区や東区、白石区や清田区 など、各地区が道路の冠水などに見舞われました。

 9月5日 清田区平岡公園では、1時間あたりの降水量 39.5mm の激しい雨が降りました。平岡公園東と、里塚緑ヶ丘の間に位置する大曲通りは、5日の大雨で里塚側の歩道が陥没し、土木センターがすぐに対応したものの、12日の雨によって同じ場所が再度陥没しました。

 陥没の規模は幅3m、長さ9m、深さ2mにおよび、幸い事故に遭われた人はいませんでしたが、その規模の大きさに衝撃を受けました。そこで質問ですが、被害の原因と対応、応急復旧後の対策についてお聞きいたします。

【 竹本 維持担当部長】

 維持担当部長の竹本でございます。大曲通の歩道の陥没の原因と対応、及び今後についてお答えいたします。

 今回の歩道陥没が発生した箇所付近では、委員のお話もありましたが、1時間あたり最大39.5mm の非常に激しい雨が観測され、なおかつ道路勾配が一番低い場所であったこともあり、雨水が集中したため車道が冠水し、さらには歩道から法面へ越流した状況であります。

 そのことにより路肩及び法面が侵食され、法面崩壊を起こしたことから歩道が陥没いたしました。そのため速やかに歩道の通行止めの解除に向け、砕石や遮水シートなどで歩道と法面の応急復旧をしたところであり、その後の雨でも、現在異常は見受けられておりません。

今後は、現地を経過観察するとともに、法面の安定性などについても、速やかに調査を実施し、年度内をめどに対策を検討してまいりたいと考えております。以上でございます。

  【吉岡 委員】

続いて質問いたします。道路敷地内で、この度、この大曲通で起こったような陥没や、法面の崩壊を起こす恐れのある箇所はどのように確認しているのか伺います。

【竹本 維持担当部長】

 大曲通と同様に、崩壊の恐れがある箇所の確認についてお答えいたします。 市内同様の箇所につきましては、豪雨等による道路への災害を未然に防止するために、道路防災カルテを作成しており、毎年約300か所の法面や擁壁について点検し、崩壊等の恐れがないか確認しているところであります。

 この道路防災カルテの点検の結果により、対策が必要と判断した箇所につきましては、さらに詳細な調査や対策を検討し、順次対策工事を行っております。 今後も安全・安心な市民生活を守るため、引き続き、これらの取り組みを着実に実施し、道路防災対策を進めてまいります。以上でございます。

【吉岡 委員】

 道路防災カルテにある、市内300カ所を毎年確認しているとのことですが、この度発生したのは、防災カルテに載っていない場所となっています。 5日の陥没後、すぐに修復したものの、1週間後の雨で大きく陥没しました。陥没は歩道で起こっていますので、人を巻き込む事故だった危険があります。冬の前に追加工事の必要性を判断するということですが、すみやかな調査を求めます。異常気象による線状降水帯や、豪雨などが多発していますから、防災カルテや点検か所の見直しをするなど、早急に対策を取っていただきたいと申し上げて、質問を終わります。

 

日本共産党札幌市議団ニュースNo.334


 

質問の音声はこちらからお聞きになれます

 

2023年11月2日木曜日

市営住宅戸数 減らすべきではない


建設委員会で質問する吉岡市議(=10月2日、札幌市議会)

 

 10月2日の建設委員会で、借上市営住宅である北区「フレンズ百合ケ原」30戸の用途廃止を行う条例案が提出されたことを受け、吉岡市議が質問に立ちました。

吉岡市議は、最初に「借り上げ市営住宅がつくられた背景について」端的に質問。

市の担当者は、「直接建設する方式にくらべ、土地の取得費、建設費などの多額の初期投資を必要としない。公営住宅の供給が比較的少ない既成市街地になどにおいて、民間住宅を借り上げることにより、公営住宅ストックの地域的偏在の改善を図ることができる」と答弁しました。

この答弁に対して、吉岡市議は、「2019年以降、毎年、用途廃止を行い、総数1178戸あった借り上げ市営住宅は、今回の廃止で691戸になり、2030年には全てが廃止されます。」「この20年間で応募倍率は減らず、依然高いまま。多くの人が市営住宅に入れないで困っているのですから、契約満了の20年になったからと、廃止すべきではない」と指摘しました。

市の担当者は、「今後も市営住宅の空き住宅修繕に取り組みまして、希望する市民が入居できるよう、募集戸数の確保に努めてまいります」と個数を増やすとは答弁しませんでした。

最後に吉岡市議は、「借り上げ市営住宅の減少は、管理戸数そのものの減少と、エレベーター付き市営住宅の減少になる。契約満了による借り上げ市営住宅の用途廃止は中止し、市営住宅に入りたい市民のニーズに応えられるよう、市営住宅の増設こそ必要」と強調しました。