2021年8月19日木曜日

母の初盆

 母が亡くなって半年、「初盆」の法要に姉とともに参列しました。

28年前に他界した父は、天理教の信者だった老夫婦に幼い命を助けられ、育てられた恩義から、実家には天理教の祭壇らしきものがありました。

生前、父から、父の死後は母の好きな宗教にしていいと言われていたことから、母は母の実家と同じ禅宗のお寺を選びました。

初盆の法要は、昨年の8月から今年の7月まで亡くなった方が対象で30数人の遺族が参加していました。

30分の時間を、川が流れるように淀みなく話す住職さん。

「形にはそれぞれ意味がある」という法話を聴けば、背中を曲げるわけにはいかず、座禅のように背筋を正した80分。

姉と二人で、晩年までお寺の春・秋の特別参拝に通った母が、どんな思いで通い、法話を聴いていたのかを思いめぐらした時間でもありました。

最近終了したホスピスが舞台のテレビドラマ「ライオンのおやつ」では、ヒロインの亡き母が「生きているのは五感を感じることだ」と言いました。

2年ほど前、叔母のお通夜でお経が終わるのが待ちきれず、私に何度も会食を催促し、ようやくありつけたときの、お寿司を美味しそうにほおばった母の顔が浮かんできます。

(8月17日 記)

2021年8月5日木曜日

二つのつどい

 漢字で書くと「集い」、以前は「小集会」「お茶懇」などと言っていました。

「お茶懇」は、お茶の間(居間)で行う集いという意味ですが、お茶を飲みながらのつどいという意味もあるかもしれません。とはいえ、コロナ禍ですから、お茶は持参で、二つのつどいが7月29日にありました。午前は真栄の読者さんの居間で開きました。

土砂災害防止法に基づく土砂災害特別警戒区域でもあり、札幌市特別保全緑地でもある区域に住んでいる方たちならではの困りごとなどのお話を伺いました。

午後はいわぶち友参議院議員と伊藤りち子道三区国政対策委員長を迎えてのつどい。

「野党共闘は本当に大丈夫なんですか」の質問に対し、岩渕さんは、名古屋入管で医療も受けられず亡くなったスリランカの女性イシュマさん死亡事件受け、野党が力を合わせて、与党が今国会で成立を目指した「入管難民法」改悪をストップできたことなどをリアルに報告。「ワクチン接種はしたくない」という参加者からの、「接種後の副作用や死亡例などの情報がされない」 ことへの憤りに対し、伊藤さんは政府に対し国民の疑問に答える「情報公開」の必要性を力説しました。

市政にも精通している伊藤りち子さんに、三区の統一候補になってほしいと心から思います。

(8月2日 記)