2019年11月14日木曜日

震災後の復旧(里塚霊園隣接地域における復旧)

2019年第3回定例会10月3日(木)第2部決算特別委員会(建設局)

【吉岡弘子】  
 私からも里塚霊園の隣接地域における復旧工事について3点お尋ねしたいと思います。1点目につきましては住民のみなさんの不安に対しての市の対応。そして2点、3点目につきましては8月の住民説明会で出されました住民の方々からの要望についてであります。


 里塚霊園隣接地域は2003年の十勝沖地震でも被害を受け、数百万かけて地盤改良をしたお宅もありました。昨年の胆振東部地震では26世帯が傾きや沈下等の大きな被害を受けました。そのうち7世帯が北広島市などに現在も避難をされております。
 
 昨年10月に初めての住民説明会が開かれ、ボーリング調査がその後行われました。5月には「里塚霊園緑地液状化被害か」とマスコミ報道がされましたけれども、その間一度も説明会はなく、被災した住民のみなさんは不安な思いで暮らしてきています。

 ようやく開かれた8月28日の住民説明会は、30℃を超す蒸し暑さの中、約3時間。うっせきした住民のみなさんの不安と、そして怒りが噴出いたしました。
 
 本市は報告の中で液状化は起きたかどうかわからない。里塚霊園緑地被害の主たる要因は液状化ではなく、宅地と霊園の高低差による地すべりだと強調し、とにかく里塚霊園緑地の盛り土工事をすることをここで決定してほしいと何度も盛り土工事の決定を促しました。

 10か月待たされたあげくの住民説明会で、被災者のみなさんの疑問や疑念もぬぐえない状況で、工事することを決定してくれというのは、あまりにも強引でないでしょうか。
 
 説明会での被災者のみなさんの訴えは地震発生とともに避難所に行き、閉鎖と共に転々と避難所を変え、今も仮の住まいに住んで、この先の見通しももてない辛さや不安、そういった気持ちが踏みにじられたことに対する怒りではないかと思います。
 
 そこで1点目の質問です。本市は盛り土が最良の対策といい、住民の皆さんは霊園は液状化していたのではないか、これからもまた地震が起きたら同じような被害が出るのではないか、盛り土だけで大丈夫なのかと深い疑問を持っており、対策の考え方について合意がされておりません。住民の皆さんの不安や疑問を受け止め、住民のみなさんの不安にどう対応するお考えかを伺います。

【桜井市街地復旧推進室長】住民のご不安ですとかご疑問への対応についてお答えいたします。
8月28日の地元説明会におきまして年内に再度説明会を行う旨申し上げたところでございます。
次回の説明会ではあらためて被災の主たる原因が液状化ではないこと、 宅地と霊園との高低差に起因する地すべり対策として、霊園敷地内に抑え盛り土をすることが有効であることについて、今後も地域の皆様にご理解いただけるよう丁寧に説明してまいりたいと考えております。以上です。

【吉岡弘子】9月25日の我が会派の代表質問に対して、副市長は「住宅再建を進められている方や仮住まいでいらっしゃる方など、被災者にそれぞれに寄り添った対応を行ってまいる」と答えました。
被災者の不安にしっかりと寄り添った対応をくれぐれも求めるものです。

次に説明会で出された要望についてです。
要望の2点目は2年前に舗装されたばかりの市道についてです。住民説明会で市道10号の地盤が地震の影響で今も動いていないか、止まっているかの調査をしてほしいと要望が出されました。進捗状況を伺います。
あわせて2年前の舗装工事の際に行った数値と比較して、沈下や横ずれがどうなっているかも調査する必要があると思いますがいかがか、加えて地盤の状況からすれば一定期間見ることが必要で、来年春にも調査すべきと思いますが、いかがか伺います。

【桜井室長】市が行うとしました調査の進捗状況についてでございます。地元説明会の中で 一部の住民の方から現在も宅地の前の道路が動いているとのご意見を受けまして、現地調査を実施する旨回答させていただきました。
この調査につきましては9月21日より現地において測量による観測を始めておりまして、2週間に一度のペースで道路のへん(辺?)について経過観察し、次の地元説明会で結果をお示しする予定でございます。従いまして沈下ですとか横滑りについては ご説明させていただきます。
以上でございます。

【吉岡弘子】2年前の舗装工事の際の数値と比較し、沈下や横ずれも含めてぜひ調査され、その結果をお示しいただきたいと思います。

そこで次の質問です。もうひとつ要望が出されておりました、里塚霊園の対策として盛り土以外の工法もいくつか示してほしいというものがございましたが、そのことについていかがでしょうかお示し下さい。

【桜井室長】
先の説明会のなかで地元の方々から盛り土の他の対策についてということで提案をいただいたところでございますので、次回の説明会のなかでしっかりと説明していきたいというふうに考えております。
【吉岡弘子】住民の皆さんの一つ一つの要望に応えていくということが今本当に大切なことなのだと思います。
住宅再建には宅地の復旧だけで数百万円から1000万円かかります。
新築や改築をするのにはさらに費用がかかります。
本市の宅地復旧支援事業は200万円までですから、被災者再建支援金や義援金を受けたとしても莫大な負担が必要となります。
そこに地盤に対する不安が被災者をさらに苦しめております。
被災者支援に当たっては、その思いにしっかりと寄り添い被災者のみなさんが再建の見通しがもてるような復旧工事をすることを求めまして私の質問を終わります。 


※10月3日(木)第2部決算特別委員会(建設局)の動画は こちらをクリックするとご覧になれます。