手稲区星置(山口の隣)の住民から提出されていた、新幹線残土(ヒ素などが混入の要対策土)の山口地区受け入れの除外を求める陳情が、26日の市議会(総合交通政策調査特別委員会)で、自民、民主、公明の反対で「否決」されました。
3月26日の委員会で陳情が「継続審査」になったばかりなのに、4月26日にまた議会にかかるのは異常だと思っていましたが、案の定、夏からの工事を進めるためでした。
新幹線札樽トンネルからは、札幌ドームの約7割程にあたる量の、要対策土が発生されると想定されていますが、札幌市は残土受け入れ先が決まらないまま、冬季オリンピックを想定した新幹線札幌開業2030年を決めました。
これが、問題の発端です。
もともと手稲区金山地区と厚別山本地区が、先に受け入れの候補地でしたが、住民からは、町内会として反対決議をあげ、難航する中で、昨年6月新たに選定されたのが山口地区です。
当然、周辺地域からは様々な不安や懸念が出されていますが、星置地区が要望している「住民説明会」は一度も開かれていません。
26日、初めての「新幹線」質問を控え緊張した私を勇気づけたのが、山口、星置、金山、山本地域の皆さんからの市長、議員あての要望書でした。
「有害残土」は札幌のどこにもいりません。
(4月27日 記)