2022年10月31日月曜日

丘珠空港の将来像(案)に関するパブリックコメントについて質問

2022年10月28日(金)総合交通政策調査特別委員会で丘珠空港の将来像(案)に関するパブリックコメントについて質問しました。

 

質問する吉岡市議(=10月28日、札幌市議会)


 

以下、文字起こしで紹介します。

 【吉岡委員】
 私も丘珠空港の将来像(案)に関するパブリックコメントについて質問をいたします。本市は丘珠空港の将来像案について、市民3657件のパブリックコメントを取りまとめました。10月27日付の北海道新聞には、「滑走路延長案8割賛成 丘珠空港 市の意見公募で」と報道されました。

しかしこの度のパブリックコメントの集計では、丘珠空港将来像に対し、肯定的な意見1095件と否定的な意見237件となっていますが、3657件の63%にあたる2523件の意見が抜け落ちたものとなっております。

そこで質問ですが肯定的な意見、否定的な意見以外の2523件の意見をどのようにとらえるのか伺います。
 

【木村空港活用推進室長】
 空港活用推進室長の木村でございます。原案に対する意見以外の考え方に関するご質問かと思います。原案に対する肯定、または否定を示した意見、それ以外のご意見につきましては、肯定否定にとらわれず、多岐にわたる様々な意見を頂いたものと考えております。これらの意見も踏まえて上で、将来像案に反映すべきものは反映したところでございまして、今後の検討に向けての貴重なご意見であるというふうに考えております。以上でございます。

【吉岡委員】

 パブリックコメント意見集約表がありますが、その4ページに航空機騒音等周辺環境への影響に関する意見の8項目で661件ありますが、主な意見を読むとジェット機の騒音が心配、自宅の上空を現在飛んでいます。騒音はすごいです、宅地で多くの家が建ち、飛行機の騒音の低レベル化になったと書いてあるが、住んでいる住民はそうは思わない。落下物もあるという声を聞いています、これ以上増えると住民の安全は守られないのではないか。ジェット機の騒音は大きい自衛隊海上自衛隊やマスコミ関係のヘリも飛ぶのでその点も考慮してほしい。こういった意見となっており、ほぼ否定的な意見じゃないかと思います。 

8項目全体でみると661件ありますが、このうち記述の仕方への意見を除く594件は肯定的否定的に含まれていません。もっとはっきり言いますと否定的に分類されるべき意見がかなり反映されていないのではないかと推察されます。
そこで質問ですが、自衛隊機やオスプレイなど軍用機などへの意見はどのように集約されているのか伺います。

【木村 空港活用推進室長】
 自衛隊関係の航空機やオスプレイに関する意見の集約に関してお答えをさせていただきます。パブリックコメント、また地域での意見交換会におきましても、自衛隊機やオスプレイに関する意見、複数いただいたとこでございます。現状に対するご意見、また将来像の実現により、自衛隊機が増加するのではないかといった懸念のご意見があったとこでございますが、それぞれの意見の内容から将来像案との関連を確認したうえで、将来像案に関する意見と、その他の意見というところに分類して集約をしたとこでございます。以上でございます。

【吉岡委員】

自衛隊機のことだけを記載した意見というのは、その他の意見ということで、よろしかったでしょうか。

【木村 空港活用推進室長】
自衛隊機のご意見を記述された意見の中にも反対という風にしっかり書かれているもの、ございました。また落下物、ごめんなさい、安全性等に心配だというご意見もありました。反対とか書かれているものに関しましては反対の意見の所に集約をしております。以上でございます。

【吉岡委員】
軍事利用の拡大に関する意見っていうのは、69件寄せられております。ここにはオスプレイに関する意見も入っていたとお聞きしました。今後、飛来が繰り返される恐れもありますが、こうした不安や心配の声が否定的なものとしてカウントされなかった可能性はないのか。そういう懸念があります。丘珠空港は自衛隊との共有ですから、住民からすれば民間機も、自衛隊機やオスプレイなどや米軍機も、両方含めて生活環境に影響が及ぼされます。滑走路が延伸したら自衛隊機としての活用が広がることは容易に想像がつくことです。騒音、周辺環境を考えるとき、両方合わせて検討しなければなりません。

こうして考えると肯定的否定的に含まれない635件と自衛隊機などの69件、合計704件のかなりの意見は否定的に集計されるのではないかと考えます。貴重な意見はたくさん寄せられたけれども、それを集約する、集計する際の分類や、約8割が肯定的な意見であったとする資料の記述は、集計結果を正確に表したものとはいえません。市長は丘珠空港将来像案へのパブリックコメントの肯定的否定的の集約数をもって国に要望するのはやめるべきと申し上げて 質問を終わります。

 

質問の音声はこちらからお聞きになれます