2022年2月18日金曜日

 2月になるときまって頭をよぎる文章があります。

「あーまたこの二月のつきがきた ほんとうにこの二月という月が いやな月 こえをいっぱいに なきたい どこへいってもなかれない。ああ でもラジオですこしたすかる ああ なみだが出る めがねがくもる」

日本共産党員でプロレタリア作家だった小林多喜二の母セキさんの有名な文章です。セキさんは逮捕された多喜二に手紙を書くために、読み書きを学びました。

多喜二が、治安維持法による特高警察の拷問によって虐殺されたのが1933年(昭和8)2月20日ですが、1886年(明治19)2月20日には漂泊の詩人石川啄木が生まれた日でもあります。

啄木の代表作「一握の砂」に、「たわむれに 母を背負いて そのあまり軽きに泣きて 三歩あゆまず」という短歌がありますが、母への思慕が痛いほど伝わってきます。

昨夜Eテレ「サイエンスゼロ」を見て衝撃を受けました。

テレビ画面に映ったネズミはiPS細胞だけでつくられ、男と女によらない「新たな生殖の仕組み」を作る研究も始まっていると。そんな事が許されるのか、というのが私の正直な気持ちです。

明日から3月末までの予算議会が始まります。命が大切にされる市政めざして頑張ります!

(2月14日 記)