「江別弦楽アンサンブル 第26回演奏会」があり、行ってきました。
バイオリンとビオラ、チェロ、コントラバスによる繊細で美しい調べに少しの時間、酔いしれてきました。
コロナ感染症のため、昨年と今月9月の演奏会が取りやめとなり、今年は諦めていたところ、幸運にも会場が確保でき演奏会が開催されました。
開演にあたり、アナウンスが流れました。「ケータイの電源を切ること」などお決まりのアナウンスなのですが、「コロナ感染対策のため、『ブラボー!』などのお声がけはお控えください」と言ったときに、アナウンスをしている女性が「クスッ」と笑いました。あまり大きな会場ではなく、今まで参加したときも「ブラボー!」という雰囲気ではなかったものですから、私も心の中で「クスッ」と笑い、気持ちが和らいだように感じました。
前半のモーツアルトの曲は殆ど眠りの国で聴き、休憩を挟んだ後半のチャイコフスキーのセレナーデは、しっかりうっとりと聴かせて頂きました。
いつもはスポーティな出で立ちの知人女性は、黒いロングドレスに身を包み、ステージ中央でバイオリンを奏で、まるで別人のようです。
「文化の灯りを消すな」、コロナ禍で気がついた大切なものの一つが、文化、芸術でした。
(12月13日 記)