2021年3月4日木曜日

「官民連携によるまちづくり」のパブリックコメントの概要が公表されました。

 「官民連携まちづくり」パブ・コメ公表 /「区民要望のトップ3「地下鉄延伸」「バス路線整備」「区民センター移転」

 札幌市とイオン北海道が連携して平岡3条5丁目周辺に広場やホールを整備して、区役所周辺との連携を図ろうという「清田まちづくり案」に対するパブリックコメントの概要がまとまりました。

 20代以上の区民から54人、198件の意見が寄せられ、4人に3人が60歳以上で高齢者の関心の高さが目立ちました。

 イオン北海道との連携については、ホールの整備を望む声があるものの、分区から20年たった今も、区役所を中心とした「中心核」の整備が進んでいない現状の中で、唐突感は否めないとの指摘も複数出ました。

 高齢化が進む清田区で、まちづくりへの区民の要望のトップは、「地下鉄の清田延伸」。清田、平岡などを経由して、新札幌やひばりが丘など、東西線の駅への乗り入れを望む声が多く寄せられました。

 札幌市では「30年の冬季五輪招致に合わせて、福住駅から清田までの延伸を検討したい」としていますが、事業の採算性や人口動向などで、慎重な姿勢は変えていません。

 この他、バス路線の再整備、コミュニティバスや循環バスの導入を求める意見や交通の便が悪い清田区民センターの早期移転を求める声も多く寄せられました。

 アオサギの繁殖地でもある樹林地については、散策路や遊具の整備を求める声が寄せられた一方、今のままで残してほしいとの声も出ました。イオン北海道は「希少種を含めた保護すべき動植物の生息地については現状のまま保全したうえ、不必要な樹木の伐採はしない」との意向を示しています。

 3月からは区役所ロビーのレイアウト変更が始まりますが、住民参加型のまちづくりができるかが課題です。

「清田区新聞」2021年3月7日付より 

 

※パブリックコメントの概要は、札幌市が作成した「地域交流拠点清田の拠点機能向上に向けた官民連携によるまちづくりの基本的な考え方」の36ページ~57ページに掲載されています。

 資料は、清田区役所ロビー、清田区役所広聴係(33番窓口)、清田区内の各まちづくりセンターなどで配布中です。

札幌市のホームページからPDFをダウンロードすることもできます。

👉地域交流拠点清田の官民連携によるまちづくり