14日、北海道パレスチナ医療奉仕団主催で、パレスチナの難民キャンプ診療所長のサリム・アナティ医師のお話「ガザ地区とヨルダン川西岸の現実と未来」を聴きました。
ガザ地区では70%の病院が失われ、5歳未満の子ども4万3000人と、妊婦および授乳中の女性5万5000人以上が栄養失調に。親を失った孤児は4万人、2700世帯が完全になくなり、6万3000人が殺された。停戦合意後も「大量虐殺が毎日のように行われている」「日本の人々もパレスチナが被っている苦しみを想像してほしい」「沈黙しないでほしい」と穏やかな口調で、そして何度も「沈黙しないで」と話されました。
翌日15日の午後7時9分、市政事務所に市の総務局から、「明日(9月16日)、MV-22オスプレイ3機が丘珠駐屯地、北海道大演習場、計根別着陸場及び矢臼別演習場に飛来する予定です」と書かれた一枚のファックスが入りました。
オスプレイは、「中国」を念頭に置き、ミサイル部隊大量動員で行うアメリカ海兵隊と陸上自衛隊最大規模の共同訓練(11日~25日)のための飛来です。
膨大な税金を注ぎ込んで行う戦争の練習。ジェノサイドも戦争も暴力も絶対に許さない。沈黙するわけにはいきません。
(9月16日 記)
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朝の街頭宣伝で訴える吉岡市議(=9月16日、札幌市清田区) |
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「清田区新聞」2025年9月21日号 |