2025年9月10日水曜日

「区民センター20億円の壁」

 「清田区民センター」の整備についてのワークショップを傍聴しました。

区民センターに、図書館が併設されることになったことから、貸室は区役所内に整備されることになりました。

これまでどおり、区民まつりなど区民ホールと貸室を一体的に使用するためには、2階に渡り廊下を作る方法が一番良い方法ですが、2階の渡り廊下を作ると約1億円の事業費が増え、市の予算20億円を超えるため、その分、区民センターのフリースペースを狭くすることになります。

結果、新区民センターは、ホールと貸室の移動は、一階の渡り廊下から区役所に行き、エレベーターなどで4階に行くことになります。

歩けない距離ではないですが、大きなイベントを考えると、とても残念です。今日のワークショップでは、図書館を併設するのだから、教育委員会も建物整備費を出すべきという意見もありました。

高校生や大学生などが希望する広いフリースペースを確保するためには、経費がかさむ二階の渡り廊下をやめて、一階にという苦渋の選択であったと思います。

かたや、昨日の経済観光委員会にかかった、新マイス施設整備費は当初の280億円があれよあれよという間に592億円。このギャップ、理解に苦しみます。

(9月9日 記)

新MICEの整備基本方針について質問する吉岡市議(=9月8日、札幌市議会)

 

「清田区新聞」2025年9月14日号