2025年11月28日金曜日

「イマジン・想像する」

 13日は、日韓国交正常化60周年記念「日韓の夕べ」に参加し、お隣の方から韓国料理の作り方を教えてもらい楽しく交流しました。

 

日韓国交正常化60周年記念「日韓の夕べ」

15日には、第30回日朝友好促進交換授業会に、清田区市政相談室長の、まるこゆう子さんらとともに参加しました。

 交換授業会は、札幌や江別などの日本の学校の教師が、朝鮮学校の生徒さんに授業をする、地域にも開かれた取り組みです。

 

日朝友好促進交換授業会(=11月15日、北海道朝鮮初中高級学校)

交流会では、参加した大学生からは、質の高い舞台発表や一人ひとりがイキイキと授業に参加していることに感動したことや、外国籍の方々が住みづらくなりつつある今、顔を合わせての交流が大事だという意見も出されました。

また、外国人差別などに対する意見を求められ、授業を行った日本の教師が語った「想像力を豊かにしてほしい。もし、自分がいじめられる側になったらどう感じるのか」と。聞きながら、ビートルズの「イマジン」の歌詞とメロディが脳裏に浮かびました。

資料館を閲覧する吉岡市議(写真左側)と、まるこゆう子党清田区市政相談室長

私は札幌市議会の超党派による日韓議員連盟、日朝議員連盟に所属していますが、一日も早く韓国と北朝鮮が自由に往来でき、どこの国や民族の人も誰もが尊重され、差別されない社会が実現されるようにと思いながら平岡にある北海道朝鮮初中高級学校を後にしました。

(11月23日 記)

 

 

 

「清田区新聞」2025年11月23日号

 

「清田区新聞」2025年11月30日号

 

2025年11月13日木曜日

吉岡ひろ子だより第14号を発行しました

 吉岡ひろ子市政事務所は、このほど「吉岡ひろ子だより」第14号を発行しました。

〈表面〉は、第2回定例会の代表質問で取り上げた、札幌市地域公共交通計画についてです。バスに代わる「代替交通」の基準見直しと、住民主体の「地域交通」の支援について秋元市長に質問しました。そして左下には、新清田区民センターの続報です。

吉岡ひろ子だより第14号(表面)

〈裏面〉の左側は第2回定例会の代表質問の続きで、学校環境の充実と就学援助制度の拡充の質問についてまとめてあります。右側は第3回定例会決算特別委員会で吉岡市議が行った、新MICE施設についての質問と、毎号載せている吉岡市議のコラムになっています。

 

吉岡ひろ子だより第14号(裏面)

 清田区内で新聞折込やポスティングなどでお届けします。吉岡ひろ子市政事務所にもいくらか枚数がありますので、ご入用の方はご連絡ください。

 

▼こちらからPDFでご覧になることもできます。 

 「吉岡ひろ子だより」第14号(PDF)

 

 


2025年11月6日木曜日

「敬老パスの再交付」

 第三回定例会の10月15日の決算特別委員会で、「敬老パスの再交付」について質問しました。

札幌市は、身体上の理由などで自主的に敬老パスを返還した方が、状況が改善された後に再交付を求めても、発行を認めていません。

その理由について担当部長は、「身体状況などを理由とする自主的な返還については、札幌市としては求めておりません。また、再交付につきましては、紛失や汚損などカードが使用不能となった場合に限定されているため、自主的に返還された方については、再交付を行っておりません」。さらに、区役所の窓口では、返還の際に再度交付しない同意書を提出してもらっているなどと冷たい答弁。

このことは、赤旗読者の友人が実際に困っていて、私のところに相談が寄せられたものです。数年前に足が悪くて、もうバスも公共交通も利用できないと思って敬老パスを返還したけれど、手術、リハビリも順調に進み、2年ほどで外出できるほど回復したため申し込みに行ったものの、断られてがっかりして帰ってきたのでした。

市の答弁に、他会派の議員からも「冷たいなー」の声が上がりました。

外出支援で明るく豊かな老後の生活を充実させるという敬老パス制度の目的が生かされる市政にしなければと思います。

まるこゆう子党清田区市政相談室長(写真左)と一緒に朝の街頭宣伝に立つ吉岡市議(=11月4日、清田区)

 

(11月3日 記)

 

「清田区新聞」2025年10月26日号 

「清田区新聞」2025年11月9日・16日合併号

 

札幌市議会第3回定例会 第二部決算特別委員会(2025年10月15日)


 以下文字起こしで紹介します。

【吉岡委員】
私は、敬老パスの再交付について質問します。 敬老パスは、現在70歳以上の市民が一定の負担をした上で7万円を上限に利用できる制度です。札幌市敬老優待乗車証交付規則の第12条には、敬老パスの返還を求める理由について、第4条第1項に規定する交付対象者の要件を満たさなくなった場合、第4条第2項に規定するものになった場合、敬老優待乗車証の再交付を受ける場合の3点に該当した場合に、速やかに返還しなければならない。ただし、市長が別に定める場合は、この限りではないと書かれています。そこで質問ですが、2024年度の敬老優待乗車証の返還件数と返還理由についてお聞きします。

 【足立高齢保健福祉部長 】
高齢保健福祉部長の足立でございます。敬老優待乗車証の返還件数と返還理由の内訳についてお答えいたします。 札幌市では、敬老優待乗車証の取扱いにつきまして、札幌市敬老優待乗車証交付規則により定めております。 
敬老優待乗車証の返還につきましては、 死亡や市外転出、障がい者交通費助成制度の適用を受ける場合、汚損、破損により再交付を受ける場合等に限定しておりまして、2024年度の返還件数は6,669件となっております。返還理由別の件数は集計しておりませんが、ほぼ死亡や市外転出によるものと認識しております。以上でございます。

【 吉岡委員】
返還の理由としては、死亡や転居など住民基本台帳から抹消される場合がほとんどだという答弁でありましたけれども、返還の義務には該当しないものの、身体的な理由や施設入所などの何らかの事情で、今後敬老パスを使えない、使わないという方からも返還されていると思います。私の知り合いの方ですが、病気のため歩行できなくなり、その時点ではもう敬老パスを使って外出できないと思い返還し、その後、手術、リハビリも順調に進み、思いのほか経過もよく、2年ほどで外出ができるほど回復したため、区役所に敬老パスの申請に行きましたが、再交付はできないと断られました。
そこで質問ですが、返還の義務ではなく、身体上の理由などで自主的に 敬老パスを返還した方に再交付していないのはなぜか、理由について伺います。

【足立高齢保健福祉部長】

自主的に変換された方に対する再交付についてお答えいたします。敬老優待乗車証の返還につきましては、先ほどご答弁しました通り返還事由を限定しておりまして、身体状況などを理由とする自主的な返還については札幌市として求めておりません。また再交付につきましては、紛失や汚損など、カードが使用不能となった場合に限定されているため、自主的に返還された方については、再交付を行っておりません。
このため区役所の窓口では、返還の申し出を受けた際に、今後使う見込みがないことを確認するとともに、再度交付できないことについて丁寧に説明し、同意書を提出いただいた上で返還を受けているところでございます。
今後につきましても、これまでと同様の取り扱いとし、制度の公平性、継続性そして円滑な執行体制を維持してまいりたいと考えております。利用者の皆様には返還に際しましては、体調が回復する見込みがあるかなども含めて慎重にご判断いただきたいと考えております。以上でございます。

【吉岡委員】続けて質問します。返還の義務に該当せず、自主的に返還した方の返還時の状況が改善された場合には交付することが、敬老パスの目的にかなった対応だと思います。再交付を認めるようにすべきですがいかがか伺います。

【足立高齢保健福祉部長】
自主返還した方の状況が改善した場合に、再交付できるようにすべきとのご質問にお答えいたします。繰り返しとなりますが、札幌市といたしましては、市外転出やお亡くなりになった場合を除き、敬老優待乗車証の返還は求めておりません。引き続き返還の申し出があった際には、区役所窓口での丁寧な説明に努めてまいります。以上でございます。

【吉岡委員】
 敬老パスの目的は高齢者の外出を促し、社会参加を支援することで、健康寿命の延伸や、明るく豊かな老後の生活を充実させることであります。改めて要綱や交付規則などを検証し、敬老パスの再交付について柔軟に対応するよう求めて質問を終わります。 

 


 

2025年10月19日日曜日

つるつる路面の対策について質問

 10月7日、札幌市議会 第3回定例会 第二部決算特別委員会で、つるつる路面の対策について質問しました。 


決算特別委員会で質問する吉岡市議(=2025年10月7日、札幌市議会)

 以下、文字起こしで紹介します。

【吉岡 委員】
私は、つるつる路面の対策について質問いたします。すすきのの中通りで長年飲食店を経営している方から、「駅前通りの大きな道路は除雪が行われていますが、数多くある中通りにもビルや店舗があり、そこは 除排雪が行き届かず、つるつるやガタガタ路面で困っている。 夜間行き交うアルコールの入った方や、インバウンドなど、観光客が転倒し危険なことから、対策を取って欲しいとの声を聞いております。
そこで質問ですが、 すすきのの中通りの除排雪はどのように行われているのかお聞きします。またすすきの地区の地元に対し、砂まき活動はどのように 協力依頼をしているのかお伺いいたします。

【茂木雪対策室長】
 雪対策室長の茂木でございます。2点ご質問があったかと思いますが、 まず1点目のすすきの地区の中通りの除排雪につきまして、お答えいたします。
 すすきの地区の中通りは日常的に荷捌き等行う、路上駐停車車両がありまして、道路脇に雪をかき分けてしまうと荷捌きに支障をきたすということがございまして、 新雪除雪などが行えず、踏み固められた路面の圧雪がかなり厚くなってしまっている状況が実際にございます。
 そのため基本的には年1回、沿線のビルですとか店舗などのご協力いただきまして、作業日程をしっかり調整した上で、路面の圧雪を削り出して、同時にその雪を排雪するという作業を行っているところでございます。

 続きまして、つるつる路面対策ということで、すすきの地区の砂まき活動は、どのように協力依頼を行っているのかということにつきまして、お答えいたします。 すすきの地区を含む中央区では、地元向けに砂まきの協力を求める チラシを配布しているほか、商店街連合会を通じまして、各商店街に砂まきの協力を依頼しているところでございます。 以上でございます。

【吉岡委員】

すすきのの中通りの除排雪については、路上駐車が多いことから除排雪が難しいということですけれども、一般的な道路除雪方法だけではなくて、市がすすきの地域の方々と状況に合わせた対策、年に一度取られているということでしたけれども、さらに検討していただきたいと思います。 また砂まきについては、ビルのオーナーがしていると聞いています。中通り全体で見ると危険な状況のまま残されている箇所もあるとのことです。 
ウィンターライフ推進協議会が、札幌市消防局によるデータを基にした転倒による、年平均救急搬送者数のワースト20地点、 1996年から2021年までの平均によりますと、20地点のうち、南4西3など9箇所がすすきのエリアです。 そこで質問ですが、外国人を含む観光客への転倒事故対策はどのように取り組んでいるのか伺います。

【茂木雪対策室長】
 外国人を含む観光客への転倒事故対策につきまして、どのように取り組んでいるのかについてお答えいたします。 外国人を含む観光客への対応といたしまして、現在、冬道での転倒防止につながる啓発活動を行っております民間団体がございまして、そういった団体などと連携して、砂箱の使用や冬道を歩く際の注意点、そういったものを多言語によるホームページへの掲載、それから多言語のパンフレット、そういったものを配布などに取り組んでいるところでございます。 引き続きこのような取り組みの強化によりまして、冬道に不慣れな観光客にとりましても、安全・安心な冬の道づくりを推進してまいりたいと考えております。 以上でございます。 

【吉岡委員】
民間事業者の周知活動、またホームページと多言語のパンフレットを本紙として発行しているとのことですけど、すすきのの冬道の転倒による救急搬送は飛び抜けて多いですから、対策を強化することが必要ではないでしょうか。冬期間のつるつる路面はすすきのに限らず全市の問題です。 先日のマスコミ報道では本市の砂箱の設置が増えていて、市としては 今後担い手が減少する懸念もあり、砂箱を設置してほしいという要望への対応は難しいとありました。そこで質問ですが、市内には何基の砂箱が設置されているのか、また今後、地域などから砂箱設置の要望があった場合に、どのように対応するのか伺います。

【茂木雪対策室長】
砂箱が何基設置されているかということと、それから、今後地域などから砂箱の設置の要望があった場合、どのように対応をしていくのかということにつきましてお答えいたします。

令和6年度シーズンの実績といたしまして、坂道の車道にまいていただくことを想定したものとしましては2263基。それから歩道や横断歩道にまいていただくことを想定したものとしましては1929基。合計4192基、砂箱を設置したところでございます。

将来的に雪対策における担い手が不足する懸念はございますけれど、現時点ではまだ砂箱の砂を補充する人員が確保できないという状況ではございません。砂箱の設置につきましては、市民との共同のもと、安全・安心な冬期歩行環境を確保する上で重要な施策であると考えております。 地域から要望を受けた場合には、砂箱を設置するスペースの有無、それから近隣の砂箱の設置状況などをもとに、必要性を判断した上で設置してまいりたいと考えております。以上でございます。
 
【吉岡委員】
市が必要性を判断した場合には設置するとのことですが、新聞報道を見て設置を我慢したり、諦めたりする方がいるのではないでしょうか。 回覧板や広報などで砂箱についての周知をすることなどが必要ではないかと思います。

今年度第1回目の市民意識調査で、「生活道路の状況で最も重視すべきものは何ですか」の質問に対して、16.6%の方が気温の低下によるつるつる路面対策を挙げています。年代別に見ると 29歳以下が最も多い 19.9%、 ついで60歳代18.6%、70歳代18%と続きます。

本市の2009年以降の「雪道の自己転倒」救急搬送概要、 12月から3月までによりますと、2009年から2022年までの14年間の平均は年1,049 件ですが 2023年には過去最高の1887件、2024年には2番目に多い1813件と増加傾向です。

つるつる路面となった小さい交差点でしたけれども、四つん這いで渡る 高齢女性がいて手助けをしましたけれども、大変衝撃を受けたことがありました。気候変動によって冬期の気温が上昇し、今までは雪が降っていた時期に雨が降ることが増え、真冬には雪があまり解けなかった地域で、雪が解けたり凍ったりを繰り返しやすくなり、つるつる路面が生じやすくなることも言われています。 

砂をまいて対処するのは一時的な対策ですから、安全・安心の雪道のために、除雪と合わせた地域の冬道の状況に見合った対策を取ることを求めて質問を終わります。 

2025年10月16日木曜日

「バトンをつなげて」

 読者、後援会員、そして清田区民のみなさん、いつも本当にお世話になっています。

 みなさんの温かい激励やご指導・ご助言に支えられてここまで来ることができました。

 一回当選したからには二期目の挑戦は当然のことだと挑戦し、市内の4区ある5人区で唯一清田区で当選を果たした時は身の引き締まる思いでした。

 3期目に当たって、頭も身体も高齢化するもとでは厳しいと考えていた矢先に、娘が発病し最重度の後遺症を負う身となり、娘のサポートのために議員活動は今期限りと決意しました。この度、まるこゆう子さんという最適の走者がバトンを受け取ってくれることとなりました。

後援会手作りのバトンを、まるこさんに手渡す吉岡市議(10月4日、清田区)
 

 まるこさんには、介護の現場で20年働いたスキルを議会で発揮するため、1回で当選してほしい、いや、当選しなければならないと、痛切に感じています。

 「おめでとう ひろ子さん‼ 天守となり  鬼となり 皆を助けてください。

何よりも身体を大切に 2023/4/10」 

 23年の市議選当選の朝に、当時平岡後援会長だった幹枝さんが寄せてくれた色紙の言葉を肝に銘じて、残る1年半、任期の最後まで共産党市議として全うするとともに、まるこさん必勝に向けて力の限りを尽くす決意です。

(10月13日 記)

「清田区新聞」2025年10月12日号

 
「清田区新聞」2025年10月19日号

 

 

 

2025年10月2日木曜日

「代表質問に冷たい答弁」

 24日から始まった第三回定例会も明日で一週間、今日は共産党の代表質問があり、西区選出の田中啓介市議が秋元市長の政治姿勢、「市民の暮らしと市民負担増」「まちづくり」「中小企業支援」「気候危機と暑さ対策」「OTC類似薬の保険適用除外」「障がい福祉サービス報酬改定による影響と対策」の大きく7項目について質問しました。

 代表質問の懇談会では傍聴した方から、敬老パスや福祉灯油への意見や、国の交付事業を利用して札幌でも「体育館の冷房設備を検討すべき」の質問に対して、教育長が「様々な課題があることから、調査を進めている」と消極的な答弁をしたことに「ひどい、地域のお母さんたちに伝えます」などの感想が寄せられました。

 私が最もひどいと思ったのは、「OTC類似薬の保険適用除外が実施されたら、今まで築いてきた子ども医療費の無料化の効果が損なわれてしまうのではないか」の質問に対する市の答弁。

 「札幌市の医療費助成制度は、公的医療保険の自己負担分を助成する制度であり、今後も適切に運用してまいりたい」でした。

 子どもの医療費助成をここまで進めてきた札幌市の答弁は、予想を超えていました。何としても市民の声を届けたいとの思いが湧いてきました。

(9月30日 記)

 

(右側)後援会の街頭宣伝に参加する吉岡市議(=9月28日、清田区)


「清田区新聞」2025年10月5日号

 

▼第3回定例会の代表質問の全文はこちらからご覧になれます。

第3回定例議会 代表質問 田中 啓介議員(2025年9月30日)

 

2025年9月26日金曜日

「気候危機から国民の命を守る」

 20日から21日にかけて、北海道は線状降水帯や竜巻が発生し、線状降水帯は北海道で初めて。原因に温暖化があると言われています。

 そうかと思えば、夏の猛暑がウソのような、ここ数日の朝夕の涼しさを越えた冷え込みで、ストーブを使った話も聞いています。今年の家庭菜園の出来はどうだったんでしょうか。

 1日は防災の日ではじまり、何かと災害の多い9月ですが、背景にある気候危機を何とかしなければ、命にかかわる問題です。ところが日本政府は温暖化の要因となっているCO₂削減に熱意は感じられません。熱意と言えば、国民そっちのけで毎日垂れ流されている自民党総裁選挙。物価高騰にあえぐ国民は蚊帳の外です。

 今年、札幌市は、夏の暑さを避けるため、民間や公共施設をクーリングシェルターとして、全市に198ヶ所指定しましたが、歩いて利用できる距離でなければ、利用するのは困難です。

 冬には、室内の温度設定を低くして、ジャンパーを着たり、早々と寝るなどの状況もあります。貧困と格差が国民に襲いかかっています。気候危機と命を守る取り組みが求められます。

 明日から決算議会となる第3回定例市議会が始まります。市民と命の暮らしを守るため、全力で取り組みます。

(9月23日 記)

 

「清田区新聞」2025年9月28日号

 

 

 

2025年9月19日金曜日

「沈黙しないで」

 14日、北海道パレスチナ医療奉仕団主催で、パレスチナの難民キャンプ診療所長のサリム・アナティ医師のお話「ガザ地区とヨルダン川西岸の現実と未来」を聴きました。

 ガザ地区では70%の病院が失われ、5歳未満の子ども4万3000人と、妊婦および授乳中の女性5万5000人以上が栄養失調に。親を失った孤児は4万人、2700世帯が完全になくなり、6万3000人が殺された。停戦合意後も「大量虐殺が毎日のように行われている」「日本の人々もパレスチナが被っている苦しみを想像してほしい」「沈黙しないでほしい」と穏やかな口調で、そして何度も「沈黙しないで」と話されました。

 翌日15日の午後7時9分、市政事務所に市の総務局から、「明日(9月16日)、MV-22オスプレイ3機が丘珠駐屯地、北海道大演習場、計根別着陸場及び矢臼別演習場に飛来する予定です」と書かれた一枚のファックスが入りました。

 オスプレイは、「中国」を念頭に置き、ミサイル部隊大量動員で行うアメリカ海兵隊と陸上自衛隊最大規模の共同訓練(11日~25日)のための飛来です。

 膨大な税金を注ぎ込んで行う戦争の練習。ジェノサイドも戦争も暴力も絶対に許さない。沈黙するわけにはいきません。

(9月16日 記)

 

朝の街頭宣伝で訴える吉岡市議(=9月16日、札幌市清田区)

 

「清田区新聞」2025年9月21日号 

 

 

2025年9月10日水曜日

「区民センター20億円の壁」

 「清田区民センター」の整備についてのワークショップを傍聴しました。

区民センターに、図書館が併設されることになったことから、貸室は区役所内に整備されることになりました。

これまでどおり、区民まつりなど区民ホールと貸室を一体的に使用するためには、2階に渡り廊下を作る方法が一番良い方法ですが、2階の渡り廊下を作ると約1億円の事業費が増え、市の予算20億円を超えるため、その分、区民センターのフリースペースを狭くすることになります。

結果、新区民センターは、ホールと貸室の移動は、一階の渡り廊下から区役所に行き、エレベーターなどで4階に行くことになります。

歩けない距離ではないですが、大きなイベントを考えると、とても残念です。今日のワークショップでは、図書館を併設するのだから、教育委員会も建物整備費を出すべきという意見もありました。

高校生や大学生などが希望する広いフリースペースを確保するためには、経費がかさむ二階の渡り廊下をやめて、一階にという苦渋の選択であったと思います。

かたや、昨日の経済観光委員会にかかった、新マイス施設整備費は当初の280億円があれよあれよという間に592億円。このギャップ、理解に苦しみます。

(9月9日 記)

新MICEの整備基本方針について質問する吉岡市議(=9月8日、札幌市議会)

 

「清田区新聞」2025年9月14日号

 

 

 

2025年9月5日金曜日

「生活保護、一刻も早く違法状態の是正を」

  6月27日、最高裁判決は2013年からの過去最大の生活保護基準引き下げに対して、生活保護法違反と認定し、「原告勝訴」。

 「この先、生活保護にどう反映されるのか」「早く減った分を戻してほしい」の切実な声が私のところにも届いています。

 8月30日、生活保護制度をよくする会総会の記念講演、新・人間裁判弁護団事務局長の渡辺達生弁護士のお話は、目からウロコ。

 「生活扶助基準を平均6・5%、最大10%引き下げ」の根拠となっている「デフレ調整」が「物価偽装」されていたのです。

「物価が下がった」といっても、下がったのはテレビやパソコンで、日常の消費ではありませんでした。

 さらに、物価下落率4.78%は、下落率が大きくなる算式をわざと使って、国際基準をはずれた計算方式でつくられた等々です。

なぜそんなことが行われたのか。

 2009年に下野した自民党は、「生活保護に関するプロジェクトチーム」(世耕座長)まで作り、2012年の総選挙で「生活保護費10%削減」を公約に掲げ、政権奪取し安倍政権が復活、「物価偽装」や「統計不正」が行われました。

 厚生労働大臣の謝罪と、未払いの差額保護費をさかのぼって支給するなど、政府に迫る運動が求められています。

(9月2日 記)

街頭宣伝で訴える吉岡市議(=8月31日、清田区)

 

「清田区新聞」2025年9月7日号

 

 

 

2025年8月29日金曜日

羊ケ丘通 信号機設置問題

 9月の声を聞こうという季節なのに、猛暑がとどまるところを知りません。学校の2学期が始まりましたが、まだエアコンがついていない学校、幼稚園もあり、暑さ対策への不安が拭えません。

決算議会となる第3回定例市議会は、9月24日から10月31日までとロングラン。決算特別委員会が目白押しです。市民の声を聴かずに市政を続ける秋元市長の政治姿勢をただしたいと思います。

真栄地区の方々が羊ケ丘通の清田と真栄の間に、信号機をつけてほしいと町内会を巻き込んで署名活動をし、豊平警察署に要望していた問題。豊平警察署からの回答は「この区間は、スピードが出ているため、信号機をつけることで事故が起きやすくなるため、信号機の設置は難しい」とのことでした。

羊ケ丘通は、国道36号線のバイパスとして、札幌市内と北広島・千歳方面を結ぶ大動脈です。両側には、新しい飲食店や衣料店などが軒を連ね、直進の車も多く、右折の車が何分も曲がれない混雑道路です。住民が横断することで、事故が起きてからでは遅すぎます。警察は再考すべきです。

公共交通がバスしかない清田区。地下鉄の延伸もままならず、冬の季節を迎えます。行政には清田区の実情を勘案した対応を求めていきたいと思います。

(8月26日 記)

 

議会準備の合間をぬって、北海道パレスチナ地域医療奉仕団が呼びかけた集会に参加する吉岡市議(=8月24日、札幌駅南口前)

 

「清田区新聞」2025年8月31日号

 

 

2025年8月22日金曜日

「2025年8月15日」

 戦後80年の8月15日、マスコミの取り上げ方も例年より力が入っていました。清田区の日本共産党後援会も区内で、終戦記念日キャラバンを行ない、ドライバーや、自転車の若者からの温かい声援に励まされました。 

3か所で取り組まれた終戦記念日キャラバン(=8月15日、清田区)
 

 市民のみなさんと一番共有したいのは、第二次世界大戦で犠牲となった日本人310万人、軍国主義日本が奪ったアジア・太平洋の人々の命2000万人超の歴史です。まずは、甚大な被害と加害、このことだけは肝に銘じたいと思います。

多大な犠牲のもとで作られた日本国憲法の「永遠の不戦の誓い」である憲法9条がボロボロになりながらも、今、土俵際で踏ん張っています。

靖国神社は、日本の過去の侵略戦争を「自存自衛」「アジア解放」の"正しい戦争”だったと主張する特別な役割の施設です。

15日、自民党を中心とする超党派の「みんなで靖国神社に参拝する国会議員の会」86人はじめ、参政党は所属国会議員18人全員を含む計88人で集団参拝、日本保守党の百田尚樹代表も参拝し、野党の極右勢力が大挙して靖国神社に参拝をしました。

15日、私は74歳になりました。戦争をしない日本で生まれ生きてきた幸運な74年間でした。はて、この幸運をどうやってお返しできるだろうか。

(8月19日 記)

 

 

「清田区新聞」2025年8月24日号

2025年8月9日土曜日

映画「木の上の軍隊」

 沖縄本島補器部から沖合9キロに浮かぶ小さな伊江島で、1945年4月16日から6日間米軍との激しい地上戦が繰り広げられ、90戸が一家全滅だったといいます。

「木の上の軍隊」は、米軍の銃撃から逃れ、終戦を知らずに2年間、ガジュマルの木の上で生き延びた2人の日本兵の実話に基づいた映画です。

主演の一人、沖縄のぼくとつな青年兵士を演じた山田裕貴さんは、「伊江島という島があったことも知らず、沖縄戦のことも良く知らなかった。この映画は、ごはんを食べたり、家に帰る、そうやって普通に生きることの尊さ、生き抜くことのすばらしさを伝えたい映画。時々俳優の仕事って何だろうと考えるときがあるけれど、こういうことを伝えられるんだと、初めて思いました」と感慨深く語っています。

伊江島のシンガーソングライターAnlyさんの主題歌とともに流れる、エンドロールには「協力 沖縄県」の文字。ズシリと胸に響きました。

沖縄出身で33歳の若い監督 平一鉱さん、6月23日の慰霊の日、沖縄では当たり前に正午に黙とうをしてきたが、東京で初めてその日を迎えたときに、黙祷がなかったことに「ああそうなんだ」と思ったといいます。

見どころ満載、感動的な映画でした。

(8月5日 記)

 

朝の街頭宣伝で消費税減税、社会保障について訴える吉岡市議(=8月5日、清田区)

 

「清田区新聞」2025年8月10日・17日合併号

 

2025年7月31日木曜日

OTC類似薬の「保険外し」

 自民・公明・維新の合意を経て、6月発表の「骨太の方針」では、「現役世代の保険料負担を含む国民負担の軽減を実現するため」という口実で、「OTC類似薬の保険給付の在り方の見直し」を、早ければ26年度から実施すると明記。共産党は参議院選挙で、「こんなことは許されない」と訴え続けました。

OTC類似薬とは、市販薬と同じ有効成分や効果を持つ処方箋のことで、現在は、これらの薬は健康保険が適用されて、患者の自己負担は3割程度ですが、これを来年から保険給付から除外するというのです。

札幌市は今年度から18歳まで子ども医療費無料化が実現したばかりですが、実施されたら子ども医療費無料化も国民皆保険も根底から壊されます。

具体的には、湿布薬、風邪薬、痛み止め、かゆみ止め、咳止め、アレルギー性結膜炎、アトピー性皮膚炎の塗り薬などが対象ですが、保険から外されたら、同じ効能でも、市販薬は病院の処方薬に比べたら価格は10倍から40倍にも跳ね上がります。

選挙後、色々な方たちにこの話をしていますが、「えっ、来年?」とたいていの方は驚き、「保険外し」そのものもまだまだ知られていません。

「OTC類似薬」の保険外し許すな!の声を大きく広げましょう。

(7月29日 記)

 

参院選の報告集会で司会を務める吉岡市議(=7月29日、清田区)


「清田区新聞」2025年8月3日号 



2025年7月24日木曜日

「新たな、たたかいを」

 2025年7月20日投開票の参院選挙が終わりました。ご支持ご支援くださった方々、暑いなか奮闘してくださった方々に心から感謝申し上げます。

日本共産党は改選議席7人から3人に後退する結果となり、参議院選挙に初めて挑戦した選挙区の宮内しおりさん、比例ではたやま和也さんを国会に送れなかったこと、紙智子さんのバトンをつなげなかったことに、悔しい気持ちでいっぱいです。

しかし、共産党が訴えぬいた「参議院でも与党を少数に」が、自民党結党以来70年ぶりに初めて現実のものとすることができ、市民と野党の共闘では、17の一人区で候補者一本化、12の選挙区で勝利できました。

自民党の敗北は、「失われた30年」の経済対策への無策に対し、深い怒りと不安、不信が向けられたものだと思います。

その怒りが、ブレーキが壊れた車のように、自民党を助ける政党どころか怒りの矛先を「外国人」に向け、差別を売り物にする排外主義・極右的潮流の政党が伸びたことに愕然としますが、早晩メッキが剝がれるでしょう。

生活にしっかり根を張った要求運動と、どんな風雨にあっても前に進むことができる党づくりに向け、ここから、新たなたたかいを始めましょう。

(7月22日 記)

朝の定例宣伝で参院選の結果を報告する吉岡市議(=7月22日、地下鉄南郷18丁目駅前)
 
「清田区新聞」2025年7月27日号

 

2025年6月26日木曜日

「ミサイルよりお米を!」

 小池晃書記局長を迎えての22日の街頭演説会は、怒りの中にも笑いを織り交ぜて、元気と希望が湧いてくる演説会でした。


写真左から、紙智子参議院議員、小池晃書記局長、はたやま和也参院比例予定候補、清末愛砂室工大教授(=6月22日、札幌大通西3)

今日の「しんぶん赤旗」日刊紙トップを飾ったのは、東京都議選報告の街頭演説会でした。東京都議選は19議席から14と議席減となったのは残念ですが、2人区、3人区で議席を獲得しているのはさすがです。

札幌も毎日暑い日が続いていますが、清田区内でもハンドマイク宣伝や訪問、つどい、電話がけ、そしてSNSなどで熱く支援を訴えています。

30℃を超えた今日、失業中の方からは「物価が上がっているので、扇風機はあるけれど、なるべく使わないようにしている」とメールが来ました。

日本の軍事費は今、1980年の4倍の8兆7000億円ですが、トランプ政権は、今の2.3倍の20兆円を要求しています。7月1日予定の日米安全保障協議委員会(2プラス2)を開いてはアメリカの要求が明らかにされ、参院選で自民党の苦戦が予想されるため延期をしたと言われています。 

アメリカと大企業いいなりの政治を変えるチャンスの参院選です。共産党を増やして、与党は少数に!ミサイルより、お米を!教育費を!社会保障を!最賃アップを!消費税減税を!

(6月24日 記)

「清田区新聞」2025年6月29日号

 

 

2025年6月19日木曜日

「はたやま&宮内事務所びらき」

 11日、北区サンプラザで開かれた、「日本共産党 はたやま和也・宮内しおり事務所びらき」に参加しました。


道委員会千葉委員長の開会あいさつに続いて、戦争させない市民の風・北海道の小林久公さん、女のスペース・おんの山崎菊乃さん、道労連議長の三上友衛さんから連帯と期待のあいさつ。

24年間の国会議員生活最後の本会議討論を終えて駆けつけた紙智子参議院議員の「必ずバトンを手渡す」の訴えに目頭が熱くなりました。

 

国会から駆けつけた紙智子参議院議員

宮内しおり道選挙区予定候補、 はたやま和也比例予定候補が力強い決意表明。

決意表明をするはたやま和也比例予定候補

宮内さんの聴く人を魅了し包み込む訴えと、全国比例候補として、さらに力強く磨きのかかった、はたやま和也さんの訴えが胸に響きます。本当にダブルで国会に送りたい!

決意表明をする宮内しおり道選挙区予定候補

深刻な米不足と物価高騰が国民の暮らしを圧迫するもとで、国民が望む消費税減税には手も付けず、まともな対策もない。学問の自由を奪う「学術会議解体法」を強行、「選択的夫婦別姓」は先送りの今年の国会ですが、与党が狙った「高額療養費制度」の改悪は、当事者の声が少数与党を追い詰め廃案にさせました。

世界の平和が脅かされる今こそ、日本共産党が大きくならなくては!


今度こそ心から喜べる選挙に!

(6月15日 記) 

 

「清田区新聞」2025年6月22日号

 

 

2025年6月12日木曜日

「定例市議会終わる」

 第二回定例会が今日で終了しましたが、今議会で提出され議決された議案の一部を紹介したいと思います。

文教委員会では、政府の「GIGAスクール構想」により小中学校で使用しているタブレットパソコンが古くなり、14万7748台を買い替えるための予算が計上されました。

最初は国が全額交付しましたが、今回は補正予算81億円のうち、国は3分の2で、札幌市が3分の1の27億円を負担します。

小中学校には公費で買って子どもたちに貸し出していますが、高校は自己負担となっており、共産党は高校生にも無料で貸し出すように求めてきました。

全国で最初配布されたのが900万台、5年ごとに買い換えるとのこと。不要となった膨大なパソコンがどのように処理されるのか気になるところです。

また、経済観光委員会では、 厚別区のアクセス札幌の後継施設として元グリーンドーム跡地に建設中の「札幌展示場」での使用料の減免や交通渋滞について質問に立ちました。

札幌展示場は2027年9月開業予定で、展示場の広さがアクセスの3倍になり、1キロ先には札幌ドームがあります。経営問題や交通渋滞、市民利用の点でどうなのか、市民目線で今後もチェックしていく必要があると思います。

(6月3日 記) 

 

朝の街頭宣伝で消費税減税とコメ増産について訴える吉岡市議(=6月10日、白石区南郷18丁目)

 

「清田区新聞」2025年6月15日号


 

2025年6月5日木曜日

「代表質問」

 5月30日に共産党の代表質問に立ちました。

取り上げたのは、 札幌市地域公共交通計画、在宅医療、札幌市障がい者協働事業、学校環境の充実と就学援助制度の4つの大きな項目です。

代表質問に立つ吉岡市議(=5月30日、札幌市議会)

「地域公共交通」の項では、都心部は地下鉄・JR ・市電・バス路線が廃止になり代替交通が必要になっている地域が増えている問題を取り上げました。

また、子どもの問題では、学校給食について質問しました。札幌市では、現在小・中学校298校のうち164校で給食室が整備され、単独・親子調理方式で1日約14万3千食が提供されています。これを札幌市は「あり方検討」として、センター方式、デリバリー方式を含めた調査を民間に委託したところ、「センター方式」が最も高い結果が出されました。しかし、「評価が高い」というのは、主に経費の面です。

私は、最も重要な子どもたちの食育の面から単独・親子調理方式を続け、これからも豊かな給食を子どもたちに経験させたいと思います。翌日の道新でもこの2つの質問が掲載され嬉しく思いました。  

 選挙間近で忙しい中、傍聴に来てくれたみなさんの大きな拍手に励まされました。本当にありがとうございました。

 (6月3日 記)

代表質問を終え、傍聴者との懇談会であいさつする吉岡市議

 

「清田区新聞」2025年6月8日号

 

 👉代表質問の全文は市議団のホームページに掲載しています

 

2025年5月30日金曜日

「時給63円」

 「私はコメは買ったことがない。支援者の方々がたくさんコメをくださり、売るほどある」と発言し、江藤農林水産大臣が辞任したのは当然と言えます。

ところが、後継の小泉進次郎氏は「どんな手を使っても価格を制御する」「備蓄米、残りの30万トン全部使ってもいいと思っている」などと、さっそく、無責任な発言をしています。何という軽さでしょうか。

農水省は3月28日、2023年度の「農業経営統計調査」の確報を公表しました。それによると、家族農業の米農家の平均では、作付け2.2ヘクタール、年間の農業粗収入は319万6千円、経営費は314万5千円で農業所得は、何と5万1千円。家族労働時間807時間で割ると、米農家の時給は、な、な、何と「63円」となっています。こんなことを続けられたら、お米を作る人はいなくなってしまいます。

現に、北海道は2015年に103,900人だった農業生産者は24年には69,000人と10年間で3割以上激減しています。そんな中でも、この時期、田植えは真っ盛りで、5月中には多くの地域で田植えが終わる見込みといいます。

減反政策はやめて、38%しかない食料自給率50%に引き上げましょう。

(5月27日 記) 

早朝の街頭宣伝で訴える吉岡市議(=5月27日、白石区南郷18丁目)

 

「清田区新聞」2025年6月1日号

 

 

 

2025年5月22日木曜日

「2025平和行進」

 核兵器廃絶と被爆者の実相を世界に訴え続けた被団協(日本原水爆被害者団体協議会)がノーベル平和賞を受賞して今年は初めての平和行進です。

パレスチナガザ地区では、イスラエルの爆撃で連日三桁の市民が命を奪われ、ウクライナはロシアの軍事進攻に今もさらされている今、私たちも沈黙しているわけにはいきません。

5月6日に、快晴の礼文島を出発した平和行進全国幹線コースは、名寄を経由して17日に札幌入りし東京までタスキをつないで歩きます。

幹線以外に道内はオホーツクや根室、釧路、ふるさと銀河線コースなどなど、札幌市内もいくつものコースで取り組まれています。

清田区コースは17日、清田イオンからヤマダ電機までの36号線を、歌ったり「核兵器廃絶」「戦争反対」をアピールしながら、おのおのが持ち寄ったグッズを手に歩きました。

国民平和大行進 清田コース(=5月17日、清田区)
 

「広島へ長崎へ」の歌は清田区年金者組合書記長で道内の通し行進者を続けていた故 鈴木猛さんが作詞した歌です。この歌を歌うと鈴木さんの平和への思いとともに元気が湧いてきます。

30分行進し、行進後は2時間(!)新婦人の班の仲間とランチを楽しみ、ランチの後は元来た道を歩きました。

 


(5月20日 記) 

 

「清田区新聞」2025年5月25日号