16年前の2006年、初めての選挙の前の12月、この欄にNHKスペシャル「ワーキングプアⅡ」のことを書きました。
「母子家庭のお母さんは昼と夜働いて、親子3人でようやく暮らしているが、命綱の児童扶養手当が半分になります」と、悲痛な訴え。23歳の女性は、「頑張っても頑張っても、そこにたどりつけない人を『負け犬』というなら、ひどい話…」と語ります。
キャスターの方が最後に、「投書が1400通もきたのは初めての経験」と言い、「ワーキングプアは一部の人の問題ではなく、病気、離婚、高齢などを機会に誰でもなりうる。この現実をしっかり受けとめたい」との、コメントで結びました。
日本の政治の歪みが今コロナ禍で女性や不安定雇用の方や学生さんたちをも巻き込んで、矛盾がさらにあぶり出されています。
そんな中、清田区で、「一部の人達だけがいい思いをする弱肉強食の世の中を変えたい」と入党してくれた方がいます。78年の人生を経て日本共産党の党員として生きることを選んでくれた新しい仲間とともに、私も原点にかえり、必ず勝利する決意を固めています。
皆さんに支えられた16年。さらに前へ!
(12月19日 記)