2024年6月27日木曜日

「融雪槽&雪氷熱エネルギー」

 6月7月は、市議会や共産党市議団の市内視察が目白押しで、明日明後日は党市議団の視察で東京に行きます。

最初の視察は、札幌駅北口広場にある「都心北融雪槽」と、この融雪槽を活用して周辺地区の冷房を行う「雪氷熱エネルギー供給システム」の施設でした。

清田区には、厚別川河川敷や羊ケ丘通りなど、いくつもの雪堆積場がありますが、トラックの雪運搬距離を短縮し運転手不足への対応や、都心の雪を遠くまで運ぶことによるCO₂の発出を避けるために作られたのが都心北融雪槽です。融雪槽の貯雪槽にはある程度水を入れて、残りを雪で満たす仕組みです。

実際に貯水槽の周りを歩き大きさを実感しましたが、ひと冬で投入された雪の中に混じっているペットボトルが8トンにもなるという説明にはとても驚きました。

この融雪槽を使った「雪氷熱エネルギー供給システム」は、シーズン最後に投入された2000㎥の雪を貯蔵。4月の3週間コンピューター室などの冷却に利用するシステムとなっていますが、まだ一部の供給で、さらに効果的なシステムとすることが今後の課題です。

雪や冷気がエネルギーとなる仕組みは、豪雪都市の温暖化対策として夢のある取り組みだと思いました。

(6月25日 記) 

札幌市議団ニュース353号


 

 

2024年6月6日木曜日

第2回定例会の報告

 第2回定例市議会が本日終了しました。2つのことを報告したいと思います。

私は今回久しぶりに代表質問に立ちました。多くの方が傍聴に来てくれ、とても励まされました。また、新聞報道を見た方から「応援している人が新聞に載るのは嬉しいよ」と電話を頂き、改めて頑張って良かったなと実感しています。 

 


代表質問をする吉岡市議(=5月28日、札幌市議会)

取り上げたテーマは、改憲論議、自衛隊への名簿提供、敬老パスなどですが、答弁は心無いものでした。市民の暮らしや権利擁護にとってどれも大事な問題ですから、引き続いて取り上げていかなければと思います。

 

傍聴者との懇談であいさつする吉岡市議(=5月28日、札幌市議会)

定例会で審議された議案は補正予算など17件でしたが、共産党が反対した議案のうち、「国民健康保険会計」と「後期高齢者医療会計」を紹介します。

国による今年12月に紙の保険証廃止に向けて、マイナ保険証のあるなしにかかわらず、すべての被保険者にマイナンバーの下4桁の情報をお知らせするため、特定記録郵便を送るのに合計1億1200万円の補正をするというものです。

マイナ保険証の利用率は「9%」「5%」とどちらも一桁台であり、保険証廃止はやめるべきです。

全部国が出しますが、こんなところにこんなに税金を使うって!とてもとても納得できるものではありません。

(6月4日 記)

札幌市議団ニュース 第352号