2025年8月29日金曜日

羊ケ丘通 信号機設置問題

 9月の声を聞こうという季節なのに、猛暑がとどまるところを知りません。学校の2学期が始まりましたが、まだエアコンがついていない学校、幼稚園もあり、暑さ対策への不安が拭えません。

決算議会となる第3回定例市議会は、9月24日から10月31日までとロングラン。決算特別委員会が目白押しです。市民の声を聴かずに市政を続ける秋元市長の政治姿勢をただしたいと思います。

真栄地区の方々が羊ケ丘通の清田と真栄の間に、信号機をつけてほしいと町内会を巻き込んで署名活動をし、豊平警察署に要望していた問題。豊平警察署からの回答は「この区間は、スピードが出ているため、信号機をつけることで事故が起きやすくなるため、信号機の設置は難しい」とのことでした。

羊ケ丘通は、国道36号線のバイパスとして、札幌市内と北広島・千歳方面を結ぶ大動脈です。両側には、新しい飲食店や衣料店などが軒を連ね、直進の車も多く、右折の車が何分も曲がれない混雑道路です。住民が横断することで、事故が起きてからでは遅すぎます。警察は再考すべきです。

公共交通がバスしかない清田区。地下鉄の延伸もままならず、冬の季節を迎えます。行政には清田区の実情を勘案した対応を求めていきたいと思います。

(8月26日 記)

 

議会準備の合間をぬって、北海道パレスチナ地域医療奉仕団が呼びかけた集会に参加する吉岡市議(=8月24日、札幌駅南口前)

 

「清田区新聞」2025年8月31日号

 

 

2025年8月22日金曜日

「2025年8月15日」

 戦後80年の8月15日、マスコミの取り上げ方も例年より力が入っていました。清田区の日本共産党後援会も区内で、終戦記念日キャラバンを行ない、ドライバーや、自転車の若者からの温かい声援に励まされました。 

3か所で取り組まれた終戦記念日キャラバン(=8月15日、清田区)
 

 市民のみなさんと一番共有したいのは、第二次世界大戦で犠牲となった日本人310万人、軍国主義日本が奪ったアジア・太平洋の人々の命2000万人超の歴史です。まずは、甚大な被害と加害、このことだけは肝に銘じたいと思います。

多大な犠牲のもとで作られた日本国憲法の「永遠の不戦の誓い」である憲法9条がボロボロになりながらも、今、土俵際で踏ん張っています。

靖国神社は、日本の過去の侵略戦争を「自存自衛」「アジア解放」の"正しい戦争”だったと主張する特別な役割の施設です。

15日、自民党を中心とする超党派の「みんなで靖国神社に参拝する国会議員の会」86人はじめ、参政党は所属国会議員18人全員を含む計88人で集団参拝、日本保守党の百田尚樹代表も参拝し、野党の極右勢力が大挙して靖国神社に参拝をしました。

15日、私は74歳になりました。戦争をしない日本で生まれ生きてきた幸運な74年間でした。はて、この幸運をどうやってお返しできるだろうか。

(8月19日 記)

 

 

「清田区新聞」2025年8月24日号

2025年8月9日土曜日

映画「木の上の軍隊」

 沖縄本島補器部から沖合9キロに浮かぶ小さな伊江島で、1945年4月16日から6日間米軍との激しい地上戦が繰り広げられ、90戸が一家全滅だったといいます。

「木の上の軍隊」は、米軍の銃撃から逃れ、終戦を知らずに2年間、ガジュマルの木の上で生き延びた2人の日本兵の実話に基づいた映画です。

主演の一人、沖縄のぼくとつな青年兵士を演じた山田裕貴さんは、「伊江島という島があったことも知らず、沖縄戦のことも良く知らなかった。この映画は、ごはんを食べたり、家に帰る、そうやって普通に生きることの尊さ、生き抜くことのすばらしさを伝えたい映画。時々俳優の仕事って何だろうと考えるときがあるけれど、こういうことを伝えられるんだと、初めて思いました」と感慨深く語っています。

伊江島のシンガーソングライターAnlyさんの主題歌とともに流れる、エンドロールには「協力 沖縄県」の文字。ズシリと胸に響きました。

沖縄出身で33歳の若い監督 平一鉱さん、6月23日の慰霊の日、沖縄では当たり前に正午に黙とうをしてきたが、東京で初めてその日を迎えたときに、黙祷がなかったことに「ああそうなんだ」と思ったといいます。

見どころ満載、感動的な映画でした。

(8月5日 記)

 

朝の街頭宣伝で消費税減税、社会保障について訴える吉岡市議(=8月5日、清田区)

 

「清田区新聞」2025年8月10日・17日合併号