2024年8月29日木曜日

「NO!オスプレイ」

 21日夕方、千葉県の木更津駐屯地から来たオスプレイは、初めて札幌の丘珠駐屯地に来たあと、帯広、旭川を経由して人員輸送と離発着訓練を行い、翌日北海道を離れました。

 これに先立ち、19日共産党札幌市議団は札幌市に「自衛隊オスプレイ機の訓練中止を求める要望書」を提出し懇談しました。

町田副市長に要望書を手渡す池田ゆみ市議団団長(8月19日)
 

 オスプレイは兵員24人の輸送力があり、ヘリコプターの数倍の性能だと言われますが、あまりにも事故が多くアメリカでは「未亡人製造機」といわれるほど危険なしろもので、アメリカ空軍のオスプレイが去年11月に鹿児島県沖で墜落事故を起こした記憶も生々しいところです。

「今回は自衛隊機であり、日本の判断で中止し、飛行ルートの公開を行うべき」と対応した町田副市長に申し入れを行いました。

 21日には、はたやま和也さんらが防衛省に要請しましたが、短い時間の中で「要望書を読むように」などの制約で、訴える時間も削られ冷たい対応だったようです。

 日本は、今年度アメリカから1機110億円のオスプレイを12機(合計1320億円)も購入します。国民の血税で事故続きのオスプレイを買うことも、戦争準備の軍事訓練も認めない!の声を引き続き大きくあげましょう。

(8月27日 記)

 

自衛隊オスプレイ機の訓練中止を求める要望書


 

 

2024年8月8日木曜日

「白旗山の皆伐」

 白旗山の市有林で大規模な伐採が行われ、住民の方から苦情がよせられました。

厚別滝野公園通り(道道真駒内御料線)からはわかりにくいですが、今年伐採されたのは7か所18ヘクタールで「皆伐」という、一度に一定のまとまりを全部伐採する方法が行われました。

人工林は10年にいちど間伐が必要ですが、白旗山の人工林の4割は1990年以降間伐していないため、陽が当たらず、樹木は根を張らず太くなれず災害に弱い森林となっています。

30年以上手入れをせず、突然伐採が必要だからと言って、市民に知らせることなく緑を無くし山肌をあらわにする、丸ごと伐採する皆伐を広範囲で行うことに対し疑問の声が上がっています。

白旗山は、厚別川、平岡梅林とならんで、清田区の「3つのシンボル」の一つで、豊かな自然に親しむ憩いの場であり、冬はクロスカントリー、春は豊富な山菜と、四季折々に暮らしに潤いをもたらしている区民・市民の財産でもあります。

市は、来年度以降もこの方法を続ける予定とのことですが、「皆伐」で良いのか、「皆伐」をしない他の方法もあるはずです。専門家や市民の意見をもっと反映して進める必要があるのではないでしょうか。

(8月6日 記)