2019年8月29日木曜日

児童福祉の現場

 先週は共産党市議団の市内視察に行きました。視察先は救急安心センターさっぽろ(中央区南4)、児童相談所(中央区円山)、子ども発達支援総合センター「ちくたく」(豊平区平岸)の3カ所。


 3カ所とも、1年365日、急病や子どもの心配事などを、専門家が電話による相談を受けています。

 児童相談所は虐待、子どもを育てられないなどの相談に応じる機関ですが、虐待の急増に対応が追いつけていませんが、第2児童相談所の建設は未だ具体化に至っていません。

 ある職員は「複雑な環境で育った子どもにとって、自分が信頼できる大人の一人になれたら」と仕事への思いを語ってくれました。

 「ちくたく」は発達に遅れや障害のある子ども、心の悩みを抱える子どもや家族をサポートし、診療治療施設、入所通所施設や小中学校の分校もあります。保健所、保育所、福祉施設などの市内関係機関と協力関係にありますが、積極的に「協力・支援」をしたくても、体制上難しいようでした。


 視察の夜、豊平区清田区の民間学童保育指導員の皆さんと懇談しました。

 賃金が少なく「肉の入ったカレーが食べたい」という若い指導員の声も。「子ども達のキラキラ瞳と笑顔に励まされています」と笑顔で話してくれました。

(8月27日 記)