2011年12月22日木曜日

12/20 児童クラブ有料化についての審議

 札幌市行財政改革推進プランで打ち出された、児童クラブの有料化について、文教委員会で審議されました。
 市の担当部長は、「夏休みなどの朝の15分と、六時から七時への時間延長で一億円、4年までから1学年引き上げによって1千万円、来年度はそれぞれ経費増となる。さらに全小学校区に設置することから、制度の持続可能のためには、一人3000円の利用料はやむをえない。低所得者対策は考える」としています。
 私は無料で利用できる児童会館内で、五時前は無料で、五時以降は有料と子どもたちを分けて保育することに疑問を感じます。児童会館は地域の子どもたちに無料で開放されることで子どもの貴重な居場所となっているのではないでしょうか。
 「持続可能」とか「受益者負担」という言葉は教育分野に持ち込むべきではないと思います。
 まして、子育て世代の雇用実態を考えれば、無料であるからこその子育て支援が今こそ求められる時代はないのではないでしょうか。
 児童クラブに関しての、50数件のパブリックコメント全てが有料化反対の声ということからも納得です。
 目先の「受益者負担」ではなく、子どもの未来にこそ大切な税金を使う。未来に投資することを惜しんでは、「少子高齢化」からは脱皮できないと、憤りを覚えながら、議会を後にしました。
 写真は、副委員長の伊藤りち子市議が発言しているところです。