2024年12月19日木曜日

「クリスマスプレゼント」

 クリスマスには孫たちに絵本を贈ってきました。

日頃から、新婦人しんぶんや「赤旗」などの子どもの本の紹介欄をチェックし、本格的には12月の議会が終わってから、私の本屋通いが始まります。

孫は8人いますが生後3か月の子は、今年はパスさせてもらい、小学6年から1歳6か月までの、7人の孫たちに送るクリスマスプレゼントの絵本探しに書店に通っています。

1人ひとりの好みも考えて決めるのは、年末の苦しみでもあり楽しみでもありますが、高学年に決めるのも難しく、6年生の双子に贈る本に手間取っているところです。

ある年のこと、小学生の娘が、「電話機」をサンタさんに頼みました。選挙などで電話掛けをするのに居間ではかけづらいので、私が「親子電話欲しいなー」とつぶやいていたのを聞いていた娘が頼んだのでした。

この黒い親子電話は壊れるまで私の活動の力になってくれました。そういえばこの娘、1年生の時には「魔法をください」と頼みましたが、サンタさんは「時間は魔法だ」と壁掛け時計をくれました。

魔法が叶うものならば、子どもたちに贈りたいのは、戦争のない平和な社会。そして健康。

(12月17日 記)

 

2024年12月12日木曜日

「市の施設で値上げラッシュ」

 師走も中旬を迎え、体の芯から寒くなる日が続いています。

今年最後の第4回定例会もあと2日ですが、今回ほど値上げラッシュの議案が多いことはありませんでした。それもそのはず、札幌市は来年度から区民センターなど公共施設の利用料・使用料を、物価高騰分として、約11.5%値上げする提案をしたからです。

市内ほとんどの施設となる約300施設、区民センターや市民交流プラザ、時計台、青少年科学館、児童クラブの使用料、老人福祉センターの入浴料などなどが対象で、影響額は約7億円と見込まれています。

老人福祉センターの入浴料は10年ほど前に無料から有料にされたことから、利用者が減少すると、利用回数も毎日から週3回に減らされ、事業がさらに縮小しています。

市が値上げをするときに理由に挙げるのが、使っている人と使っていない人の公平性、そして受益者負担です。

第3回定例会で23年度の決算をしましたが、黒字の61億円は市の貯金ともいえる財政調整基金に31億円積み立てられて、4年連続300億円を超えています。

お金があるのですから、このお金を使って、物価高騰で苦しむ市民にさらに負担増となる7億円は見送るべきです。

(12月9日 記)

財政市民委員会で質問する吉岡市議(=12月9日、札幌市議会)



2024年12月5日木曜日

「敬老パス変更(案)」は撤回

 市民に喜ばれていて、高齢者の生活を支えている敬老パスが今大変です。

昨年11月に「敬老パス」に代わって出されたのが「敬老健康パス」。これがあまりにも市民に不評だったため、札幌市は9月に再度変更案を市議会に提案しました。ところが、またまたとんでもない中身で、またしても市民の怒りを買っています。

70歳になったら、使うことができる現在の敬老パスが75歳に引き上げられ、一年間の上限は7万円から4万円に。そして市民負担割合は、チャージ額によって10%から24%(1万円だと千円、最高の7万円だと1万7千円の負担)を一律5割にまで引き上げるといった中身です。2026年度から新制度をスタートし、「健康寿命」を引き上げるためにという理由で、「敬老パス」とセットのようにして、スマホでしか利用できない「健康アプリ」か「敬老パス」かどちらかの選択を迫られます。一度どちらかを選択したら、もとには戻れません。ここがひどいところ。

しかも、5年後には「敬老パス」と「健康アプリ」の検討を行い、「敬老パス」だけ廃止も含めた検討を行います。

市議会の会派でこの案に反対しているのは共産党だけ。あきらめず必ず撤回させましょう。

(12月3日 記)