2024年11月14日木曜日

「妖怪百歌物語」

 新婦人の仲間が出演しているので、友人たちと楽しみにしていた演劇。妖怪大緑会、第八怪公演「妖怪百歌物語~天狗編~」を観ました。

 


並んだ文字からは怪しげな雰囲気が漂っていますが、「妖怪的視点」から「人間社会」をまっすぐ捉え、昔話のなかに人間社会がリアルに描かれています。

村人を守るためにと、山に住む魔物である「天狗」と戦うため刀や銃を準備する村人たちは罪もないキツネを殺してしまいます。

日常から離れた昔話の妖怪世界に足を踏み込んだつもりが、足元を見ると今の社会が渦巻いている、そんな感じなのです。

音楽はモノノケユースケさん率いるバンドの生演奏です。

実はモノノケユースケさんは、12年前の10月27日に清田区9条の会連絡会主催で開いた「ピースコンサートイン清田」に当時3歳位の息子さん共々参加して頂いているご縁がある方です。

今回の演劇は、天狗も子どもも、出演しているみなさんが全員魅力的。

若い人たちのパワーがムンムンと舞台から客席に向かって押し寄せ、観た後は切なくもじんわりと温かい気持ちになるのです。

 


札幌発の演劇、妖怪百歌物語「第九怪公演」が待ち遠しいです。

(11月11日 記)

 

2024年11月7日木曜日

「情勢とのギャップ!」

 「今度こそ北海道から衆議院の議席を!はたやま和也さんを国会へ!」と、信じてたたかった総選挙でしたが、残念な結果、本当に悔しい月曜の朝でした。

ご支援してくださった皆さん、本当に有難うございました。

1年前には想像できなかった、自民党、公明党を歴史的大敗に追い込む情勢を作った決定的な原動力は、自民党の政治資金パーティの裏金問題、そして選挙戦の空気を激変させた「裏金非公認議員」に自民党が2000万円支給したという赤旗大スクープ第二弾でした。それなのに党の議席は10議席から8議席に。この情勢と選挙結果のギャップは何だろう!と、腹も立ちました。

選挙直後の落胆のなかで、励まされたのが、党本部に開票から3日間で1200件の赤旗購読の申し込みが届いたことでした。10代20代から50代まで83%です。

「赤旗のスクープで政治や世論が大きく動いたのに、先の衆議選で共産党の議席が減った。権力を監視できるメディアと政党を応援したいと思った」(東京30代)などのコメントには胸が熱くなりました。

私自身も悔しさと正面から向き合い、しっかりと議論し、有権者の声を受け止めて、次のたたかいに向かいたいと思います。

(11月4日 記)

 

2024年10月10日木曜日

若者の信頼に足る政治を!

 「国民の皆様にきちんと判断材料をお示ししてから信を問う」と繰り返し言っていた石破さん。自民党総裁選が終わるや否や、総選挙は「超短期決戦」の27日投開票となり、国民から「手のひら返し」との声が上がっています。

能登半島の災害復興や物価高騰対策など、臨時国会でしっかり審議してから、解散総選挙をして国民の信を問うのが国会の本来あるべき姿です。

4日の決算特別委員会で、「若者の投票率引き上げ」についての質問で、選挙管理委員会として、大学と連携した啓発活動などの取り組みを求めたところ、選挙管理委員長から「大学生を含む若年層への効果的な選挙啓発の方法を研究して取り組んでいく」の回答。

「若者の投票率引き上げについて」質問する吉岡市議(=10月4日、決算特別委員会)

委員会終了後、共産党控室に見えた選挙管理委員会委員長(民間の方)が、「いま全国では選挙管理委員会として大学との連携が進んでいます。質問してくれてありがとう」と言って頂きました。タイムリーな質問だったんですね。

若者の低投票率は、若者の信頼に足る政治と政治家が問われている問題でもあります。いよいよ総選挙、共産党の躍進と、誠実で行動力、論戦力抜群のはたやま和也さんを今度こそ国会へ!

共産党の底力で「みんなのバッジ」を必ず取り戻しましょう。

(10月7日 記)

2024年9月27日金曜日

「イスラエルの武器を買う?!」

 9月15日の赤旗日刊紙一面。防衛省の2025年度概算要求に、小型無人攻撃機(攻撃型ドローン)を購入するための30億円が初めて計上されているという記事を読んで衝撃を受けました。

 購入するのはこともあろうに、イスラエル製の攻撃型ドローンが有力候補だといいます。

イスラエルは昨年10月から、パレスチナガザ地区へのジェノサイド(集団殺害)を続けていますが、主力兵器として使われ、昨年10月、11月には8割がこの攻撃型ドローンで殺されています。

イスラエルの武器を買えば、殺戮攻撃を続けるイスラエルを支援することと同じではないでしょうか。

私はいま就寝前に、パレスチナ支援を続ける猫塚義夫さんの著書「医師が診たパレスチナとアフガニスタン」を少しずつ読んでいます。

 猫塚医師は著書で、「支援活動とともに、現地が置かれた状況を調査して日本で伝えたい」「遠く離れていてもできることは必ずある」「学ぶことも沢山ある」の思いが随所に出てきます。

そして、人として誰もが平和に生きる権利があることを信念に。

「イスラエルの武器を買うな」「だから戦争NO!の日本共産党を」の声を大きく広げましょう。

(9月24日 記)

 

👉“自爆”ドローン310機導入へ/ガザ虐殺加担 イスラエル製が選択肢/防衛省概算要求(2024年9月15日付しんぶん赤旗)

 

2024年9月13日金曜日

「タブレット」

 この夏、南向きで暑い共産党市議団控室の私の机の上で大活躍したのが、ミニ扇風機です。

100円ショップで買ったもので、羽の直径は5cm程ですが、弱風なら8時間連続で使える優れもので、暑さに弱い私はとても助かりました。

一方、電子端末機の「タブレット」は、去年の10月頃から市議全員が持たされました。9月18日から第3回定例会が始まりますが、今議会から紙の議案書などがなくなり、すべてタブレットに送られてくることになりました。

9月5日、6日は、定例会に出される局ごとの決算報告を会派ごとで受ける「会派別勉強会」というのがありました。

タブレットは持参しますが、私はあらかじめダウンロードして印刷をした紙の文書を見ながら説明を受けました。聞き取ったことを、メモするにも紙の方が便利だし、画面も文字も小さいし目も疲れるし、不思議と紙の方がスムーズに頭に入ってくるので、どうしても必要な分だけは、印刷しています。

一度の定例会に提出される膨大な文書の紙の節約になることは理解しつつ、時代の流れに乗るのも大変なものだなーと思いながら、タブレットとも仲良しにならねばならぬ初秋の夕暮れです。

(9月10日 記) 

大都市税財政制度・DX推進調査特別委員会で質問する吉岡市議(8月19日)

 

2024年8月29日木曜日

「NO!オスプレイ」

 21日夕方、千葉県の木更津駐屯地から来たオスプレイは、初めて札幌の丘珠駐屯地に来たあと、帯広、旭川を経由して人員輸送と離発着訓練を行い、翌日北海道を離れました。

 これに先立ち、19日共産党札幌市議団は札幌市に「自衛隊オスプレイ機の訓練中止を求める要望書」を提出し懇談しました。

町田副市長に要望書を手渡す池田ゆみ市議団団長(8月19日)
 

 オスプレイは兵員24人の輸送力があり、ヘリコプターの数倍の性能だと言われますが、あまりにも事故が多くアメリカでは「未亡人製造機」といわれるほど危険なしろもので、アメリカ空軍のオスプレイが去年11月に鹿児島県沖で墜落事故を起こした記憶も生々しいところです。

「今回は自衛隊機であり、日本の判断で中止し、飛行ルートの公開を行うべき」と対応した町田副市長に申し入れを行いました。

 21日には、はたやま和也さんらが防衛省に要請しましたが、短い時間の中で「要望書を読むように」などの制約で、訴える時間も削られ冷たい対応だったようです。

 日本は、今年度アメリカから1機110億円のオスプレイを12機(合計1320億円)も購入します。国民の血税で事故続きのオスプレイを買うことも、戦争準備の軍事訓練も認めない!の声を引き続き大きくあげましょう。

(8月27日 記)

 

自衛隊オスプレイ機の訓練中止を求める要望書


 

 

2024年8月8日木曜日

「白旗山の皆伐」

 白旗山の市有林で大規模な伐採が行われ、住民の方から苦情がよせられました。

厚別滝野公園通り(道道真駒内御料線)からはわかりにくいですが、今年伐採されたのは7か所18ヘクタールで「皆伐」という、一度に一定のまとまりを全部伐採する方法が行われました。

人工林は10年にいちど間伐が必要ですが、白旗山の人工林の4割は1990年以降間伐していないため、陽が当たらず、樹木は根を張らず太くなれず災害に弱い森林となっています。

30年以上手入れをせず、突然伐採が必要だからと言って、市民に知らせることなく緑を無くし山肌をあらわにする、丸ごと伐採する皆伐を広範囲で行うことに対し疑問の声が上がっています。

白旗山は、厚別川、平岡梅林とならんで、清田区の「3つのシンボル」の一つで、豊かな自然に親しむ憩いの場であり、冬はクロスカントリー、春は豊富な山菜と、四季折々に暮らしに潤いをもたらしている区民・市民の財産でもあります。

市は、来年度以降もこの方法を続ける予定とのことですが、「皆伐」で良いのか、「皆伐」をしない他の方法もあるはずです。専門家や市民の意見をもっと反映して進める必要があるのではないでしょうか。

(8月6日 記)