2024年4月18日木曜日

「食料自給率38%」

 友人から冬を越した自家栽培のジャガイモをいただきました。

塩ゆでにしたり、みそ汁の具にしたり味わって食べると、「良く寝た芋」は、やはり甘さが違うなーと北海道の大地の恵みを実感。

3月30日、日本共産党主催の「北海道の経済再生を考えるシンポジウム」で、真下紀子道議が、北海道の農業従事者は2006年の22万8903人が、22年には9万9500人と報告しました。16年で43%ですから本当に深刻です。

シンポジウムで特別報告をする真下紀子道議(=3月30日、札幌市)

安平町で酪農経営しているパネリストは、22年の1経営体あたりの所得が19年比で10分の1以下になっていると報告し、会場からは、「農業を支えているのは7割が60歳以上」 と、鬼気迫る発言もありました。

日本の食料自給率は38%まで下がり続けており、さらに農水省は今後20年で基幹的農業従事者数が120万人から30万人まで減少すると予測しています。

なのに、坂本農水相は「自給率を上げる」とも「農業従事者を増やす計画をつくる」とも言葉にしません。農業の再生に役立たない農基法改定は許さないと17日に前で緊急集会が開かれます。

日本の農業に希望が持て、私たち国民の食卓を守るために、食料自給率の向上と、価格・所得補償をしっかりと据えた基本法を望みます!

(4月15日 記)

食料・農業問題を訴える「しんぶん赤旗」春号外



2024年4月4日木曜日

「敬老パス存続決起集会」

 3月29日に「敬老パス存続」の決起集会があり、会場溢れる参加者で、腹の底から力が湧いてくる集まりとなりました。

市が提案する「敬老健康カード」が、現行の「敬老パス」と大きく違うのは、第1にたくさん歩いてポイントを貯めて初めて交通のために使える「ポイント制」であること。

ポイントを貯めなきゃバスにも地下鉄にも電車にも乗れません。ここへの怒りがものすごい。

「札幌市は健康寿命が低いと言うけれど、それなら横浜市のように、18歳から成人みんなの取り組みにすべき」の声。

そして、第2には、 使える上限が7万から2万円に激減されることです。

「これではとても足りません」の声。

残念ながら、市議会では「敬老健康カード」などのための7億2600万円の予算が可決されましたが、事業の開始までは2年あります。

敬老パスは、高齢者が健康で自力で外出でき社会参加ができることによって、家族にとっても大事なもので、さらに経済効果も高く、「ありがたい」「助かる」の思いが高齢者を幸せな気持ちにさせます。

「11月まで10万筆の署名を集めよう」「敬老パスの存続を」と、主催者が想定外の「団結がんばろう」で集会は締めくくられました。

(4月2日 記)

 

2024年3月22日金曜日

「東日本大震災から13年」

 3月11日で、東日本大震災から13年になりました。

 死者15900人、行方不明者2525人の犠牲者と街を飲み込む津波の恐ろしさ、そして原発事故。今も数万人が故郷に戻れず非難を余儀なくされています。被災者にどれほど深い傷があるのか計りしれません。

 災害公営住宅をまわり、支援が必要な人を見つけて相談に乗る「生活支援相談員」が、現在はピーク時の半分以下になり、相談員がいる地域といない地域では人のつながりが全く違っています。生活再建のために借りた災害援護資金を返済できない割合が35%、災害・不漁・コロナ・物価高騰の四重苦によって廃業や倒産に追い込まれる中小企業など、自己責任や支援の縮小ではなく、実情に寄り添った柔軟な支援が、いま求められています。

 しかし、災害の教訓が生かされていないことは、能登半島地震で明らかとなっています。さらに、国民から搾りとった復興特別所得税の軍事費転用などもってのほかです。

 こうした国のやり方は、札幌市にも及んでいると施策の随所で感じます。

 まず、等身大の市民を見てほしい。結論ありきではなく、声をしっかり聴いてほしい。そうすれば、敬老パスのポイント制も、都心アクセス道路建設も選択肢としてはならないはずです。

(3月18日 記)

(左から2人目)朝の街頭宣伝で市政報告をする吉岡市議(=12日、地下鉄南郷18丁目駅前)

 

 

建設業の週休2日推進を

共産党の吉岡ひろ子市議は1日の予算特別委員会で、除排雪や災害対策などで欠かせない建設業の週休2日の推進を求めました。

予算特別委員会で質問する吉岡市議(=3月1日、札幌市議会)

 吉岡市議は「札幌市の発注工事で週休2日制が増えているが、短期間の工事や電気設備など、工程が多い工事、下請けが複数の場合、工期が決まっている場合は、土日も長時間労働を強いられるケースもある。週休2日が取りにくい状況の中、4月からの時間外労働の上限規制対策は」と質問。市側は「担い手不足も踏まえ、ICT技術の活用など、働き方改革が加速できるよう後押ししてゆく」と答えました。

「清田区新聞」2024年3月10日・17日合併号より

中小・小規模事業者支援について質問

 共産党の吉岡ひろ子市議は、12日の市議会予算特別委で、コロナ禍で売り上げの減少や倒産の危機に直面した事業主を支援する無利子・無担保の「ゼロゼロ融資」 の返済期限が迫っていることを踏まえて、市の対応をただしました。

予算特別委員会で質問する吉岡市議(=3月12日、札幌市議会)

 吉岡市議は「市のセーフティネット認定件数が1月時点で1362件にのぼり、業者が孤立しないための 伴走型支援が不可欠。借り換え保証のない支援策を6月末まで延長したが、経営の専門家である札幌市中小企業支援センターの体制を強化し、事業者に寄り添った対応をすべきだ」と強くもとめました。

 

「清田区新聞」2024年3月24日号より

2024年2月29日木曜日

「なでなでに笑顔」

 今朝も楽しい出会いがありました。

地下鉄南郷18丁目の早朝宣伝でマイクを持って話している私の前に、多分小学1年生の男の子がやって来て、「がんばって」と言うや、私の頭をなでなでして立ち去りました。子どもの発想というか行動の素晴らしさに触れ、参加者一同が笑顔になった朝でした、

今日は6つの常任委員会全てが開かれ、補正予算や条例改正、陳情などの議案が審議されました。

建設委員会には10本の議案が付託され、補正予算案には、都心アクセス道路を作るため道路下に埋設されている下水道管の移設工事費が約6億円含まれていました。この工事はアクセス道路が地下を掘るため必要となった工事です。

税金の無駄遣いになるなど、アクセス道路関連の工事なので反対をしました。

もう一つは、駐輪場設置の条例改正です。市中心部の整備地区や地下鉄駅や幹線道路沿いの商業地区などの小売店等に、駐輪場設置を義務付ける条例ですが、基準となる面積が大幅に規制緩和されます。都心部の銀行等で見ると現行は1400㎡以上で設置義務がありますが、改正案では5000㎡以上まで緩和されます。

自転車利用者の市民の利便性が損なわれることから反対し、残りの議案8本には賛成しました。

(2月27日 記) 

 

 

2024年2月23日金曜日

15日、大都市税財政制度・DX推進調査特別委員会で「次期ICT活用戦略の方向性」について質疑しました

委員会で質問する吉岡市議(=2月15日、札幌市議会)

  

 15日、大都市税財政制度・DX推進調査特別委員会で、「次期札幌市ICT活用戦略の方向性」について質疑しました。

 国の行政デジタル化、オンライン化に対し、札幌市も前のめりですすめています。

来年度中に次期戦略を策定します。その方向性についての委員会でした。

国がすすめる「アナログ規制の改革」には、「常駐・専任規制」の緩和が含まれ、介護事業所などの管理者が常駐でなく、テレワークでも良いとされています。

市は、今後市民意識調査やパブリックコメントに取り組みますが、ICT業務改革を徹底することを資料の随所に書いていますから、大変心配です。

市民の日常生活にとても影響があることなので、市が検討するにあたっては、十分な議論を求めました。


(2月15日 記)

2024年2月15日木曜日

「最初の方 聞けなかった!」

 今日は嬉しいことが三つありました。

地下鉄南郷18丁目駅前の早朝宣伝、いつものように大きなパネルと毛筆描きの横断幕を掲げて道行く人たちに、「金権まみれの自民党政治はもうやめさせましょう」と呼びかけました。

すると、一人の小学生が目の前にきて、ずっと話を聴いてくれました。「どうもありがとうね」と言うと「やっている時間が分からないから最初の方聞けなかった」というのです。「8時からやっているからまた来てね。行ってらっしゃーい」と見送りました。

明日からの定例市議会に向けて、共産党市議団控室には緊張感がみなぎっています。

私は質問の準備の間に、建設委員会にかかわる都市局と建設局の議案の説明を受けました。

建設局は総勢13~14人の職員が並び、こちらは一人。聞き漏らすまいと耳をそばだて神経を集中させました。これを今風にいうとレクチャーを受けると言うようですが。

夜、北野にある市政事務所に寄ると、事務所長の阿部さんから「ぼたもちと切り干し大根の煮物」の差し入れが。

そして、三つ目。1月21日の新春のつどいに初めて参加した方が、共産党の仲間に加わってくれました。

心が温かくなって、そして元気が湧いてくる一日でした。

(2月13日 記)


2024年2月8日木曜日

「赤旗の粘りの報道」に学んで

 14日からの第1回定例市議会に向けて、週が明けて一挙に忙しくなりました。

調べものを長くして目が疲れたので「女性のひろば」の自民党政治の腐敗ぶりを暴いた日曜版スクープ「しんぶん赤旗」日曜版編集長の「山本豊彦さんに聞く」を読み始めたら、グイグイ引き込まれてしまいました。

今、政治資金パーティーの裏金事件は、日曜版のスクープをメディアでも取り上げ、「赤旗スクープ」との見出し入りで伝えざるを得なくなっています。「さすが、赤旗!」。

記者の粘り強さには圧倒されます。全国に5万もある政治資金団体全てを調査し、つきあわせてゆく地道な作業だと。

その執念が、自民党中枢部を揺るがす大問題へと発展、主要派閥は派閥解散を競い合って、逃げ切りを図ろうとしています。

赤旗報道を受けて日本共産党と赤旗がタッグを組み、「政治資金パーティーは、企業・団体献金が形を変えたもの」「この抜け穴をふさがない限り腐敗はなくならない」との山本編集長の言葉に意志と信念を感じさせます。

これから始まる市議会の定例会。赤旗記者の執念に学ぶべきことが多々あります。そして、1人でも多くの方に赤旗を読んでもらい、希望を届けてもらいたいと強く願っています。

(2月6日 記)

 

2024年2月1日木曜日

「肉まんの思い出」

 赤旗日刊紙(1月27日付)の「くらし・家庭欄」の山本ふみこさん(随筆家)のエッセーに、東日本大震災で被災した方のことが書かれていました。

「地震のあと、初めて口にした温かい食べものが肉まんで、その温もりを胸のなかに納め、これは肉まんを届けてくれたみなさんの祈り、受け止めた私の祈りだって思ったの」というものでした。新聞を読みながら、30数年前の肉まんの温もりが私の胸によみがえってきました。

小学校の低学年だった娘は旧道にあったスイミングスクールに通っていました。専用バスを利用しないで行きは歩き、帰りは私が自転車で迎えに行きました。

泳いでお腹がすいた娘のために、よく持って行ったのがホカホカの肉まんでした。後ろの荷台で美味しそうに食べる雰囲気を感じながら、下手な自転車を必死に漕いでいたハンドルの感覚を思い出しました。

心が折れそうになる時、背中からそっと支える温かい社会や政治にしたいものですが、あまりにもひどいものです。

国政では政治資金パーティの「裏金」問題、札幌市では敬老パス(案)に怒りが渦巻いています。札幌市の予算議会ももうすぐ始まります。

市民の切実な声を届ける役割を果たすために全力で取り組みます。

(1月31日 記) 

街頭宣伝で訴える吉岡市議(=1月28日、平岡)


 

 

2024年1月25日木曜日

「新春のつどい」

 21日の「清田区新春のつどい」は、初参加の方たちを含めて80人が参加しました。

 久々にお菓子が用意されたテーブルを囲みながら、自民党の「パーティ券裏金問題」や札幌市の「敬老健康パス」にみんな怒っているのがビンビンと伝わってきました。

はたやま和也 元衆議院議員(衆院北海道比例予定候補)
 

伊藤りち子 元札幌市議会議員(衆院北海道3区予定候補)

 私はこのひと月、家族の病気のため、半分は札幌を離れていたこともあり、皆さんに会う機会も少なかったのですが、久しぶりに会うみなさんの笑顔や歌声から想像以上の元気をもらいました。

吉岡ひろ子札幌市議会議員(清田区)

 常連の新婦人コーラス「コモド」&「クリスタル」のみなさんの澄んだ歌声で幕を開け、江別から来てくださった「こまどり姉妹」ならぬ「むくどり姉妹」の楽しい時事漫談では大いに会場が盛り上がりました。

ムクドリ姉妹のみなさんの時事漫才
 

 女性後援会からは、必勝を期して手作りの干支の昇り龍が、はたやま和也さんと伊藤りち子さんに贈られました。

昇り龍を手にする伊藤・はたやま 両予定候補

 平和が原点の伊藤りち子さんを今こそ3区から、比例は日本共産党と書いてもらう人を大きく広げて、はたやま和也さんを北海道から必ず必ず国会に!



 

 そのためにみんなで頑張りましょう。その思いがひとつになった新春のつどいでした。

 新春のつどいに参加されたみなさん、準備に携わったみなさん、足元の悪い中、本当にありがとうございました。

(1月23日 記) 

 

 

 

はたやま和也元衆議院議員(衆院北海道比例予定候補)のあいさつ

 

伊藤りち子 元札幌市議会議員(衆院北海道3区予定候補)のあいさつ

 

2024年1月18日木曜日

「新年の行事で」

 4日の共産党北海道委員会の「新春党旗びらき」をはじめとして、新年会や消防出所式など新年の催しが続いています。

私の地域の老人クラブでも4年ぶりの新年会が開催されました。

ハーモニカ演奏に大正琴に尺八、カラオケと芸達者な方々が次々と披露し、唱歌「ふるさと」はハーモニカに合わせてみんなで歌ったりしながら楽しませていただきました。

胸に迫ってきたのが鴨志田湖笙(こしょう)さんの岩手民謡「南部牛追い歌」でした。聴いていると、東日本大震災の党のボランティアで気仙沼に向かう途中の車の周りに広がる松島の海と、津波に飲み込まれた集落の惨状が脳裏の奥からよみがえり、胸が熱くなりました。

7日の「清田区二十歳を祝うつどい」では、嬉しい出会いがありました。

鮮やかな赤地に金銀の花模様を施した振袖に負けない素敵な笑顔の女性が、共産党のノボリ旗を見て話しかけてくれました。

「今の政治ひどすぎますよね。私、去年の選挙入れたんですよ」と。市議選で投票してくださった7062人のお一人でした。

ハンドマイクや旗、ビラを用意して、「二十歳を祝うつどい」が始まる2時間も前から寒空に立ち続ける後援会員や党員の皆さんがいればこその嬉しい出会いです。

(1月15日 記)

「二十歳を祝う会」会場前で新成人を祝福する吉岡市議(=1月7日、清田区)



2024年1月11日木曜日

24年1月1日「能登半島地震」

 お正月の団らんを襲った能登半島地震から1週間が経ちました。亡くなられた方々に心から哀悼の意を表します。また、被災者お一人おひとりに心からのお見舞いを申し上げます。今も消防などによる懸命の救援活動が続けられていますが、惨状を見るにつけ、東日本大震災や胆振東部地震を想起し、胸が締め付けられます。

半島という地理的な困難が輸送物資の搬送を滞らせ、孤立した地域も多く残されたままです。最優先が急がれるのは、人名救助と被災者支援であり、食料、水、トイレです。コロナ感染者が発生して閉鎖された避難所も出ています。

そんな中、札幌市は、水道局が6日に職員8人と給水車3台を宝達志水町に派遣し、 あす下水道局は職員8人を金沢市に派遣します。

ニュースを見て元気づけられたのは、体操やゲームで避難所の高齢者を励ます活動をする子どもたちの笑顔です。

日本共産党は現地の議員や党組織を先頭に救援活動をするとともに、全国で募金活動に取り組んでいます。

日本共産党は、今後は被災者の住まいの問題、地場産業の復興などのために、自治体や住民の要望をしっかり聞いて予算に反映させるために全力で取り組みます。

「国民の苦難あるところに共産党あり」の結党以来の精神で頑張ります。

〈1月9日 記)

 

2024年1月1日月曜日

「諦めないで 挑戦」

 12月12日の国連総会で2度目のガザ停戦決議が、加盟国の8割にあたる153か国の賛成で採択されました。反対はアメリカなど10か国。10月の決議ではアメリカの顔色をうかがって棄権した日本政府も、今回は停戦決議に賛成するなど、世界中の世論と運動が新しい結果を生み出しています。

 戦争のない豊かな世界の実現に向かって、諦めないで挑戦。


 

(24年1月1日)