2020年6月25日木曜日

奴隷解放の日

 5月25日に、アメリカミネソタ州で、アフリカ系アメリカ人の黒人男性、ジョージ・フロイドさんが白人警官によって、膝で首を押さえつけられ死亡しました。 

 この事件を受け、世界各地で抗議行動が行われましたが、その後も、事件が相次ぐ中、6月19日「奴隷解放の日」を迎えました。

 「奴隷解放の日」はリンカーン大統領による奴隷解放宣言を経て、1865年南部で、最後の奴隷が解放された日です。

 17日、スイスジュネーブでは国連人権理事会が開かれ、世界各地で起きている警察の暴力や人種差別の根絶に向けた協議がされ、19日に採決されました。

 この中で、南アフリカのノジッポ国連大使は、理事会が「特に、奴隷貿易の子孫と被害者のために、弱者の究極の擁護者でなければならない」と強調。決議案は日本を含む47の理事国による前回一致で採択されましたが、アメリカは理事会を脱退しているため、討論には参加していません。

 国連高等弁務官は「黒人も先住民も、どんな色の肌でも命は大切だ。全ての人間は生まれた時から平等の尊厳と権利を持っている」と。

 コロナ禍のなか、国境や人種をこえ、立ち上がる世界中の若者に連帯し、人権や命の尊厳を自らの問題としてとらえ、安倍政権に突きつけたい。

(6月24日 記) 
街頭宣伝で「6・19奴隷解放の日」について語る吉岡市議=6月21日 平岡7条2丁目


2020年6月20日土曜日

「大都市税財政調査特別委員会」で質問

  6月18日(木)市議会「大都市税財政調査特別委員会」が開かれ、国の来年度予算に向けての、政令市の要望についての審議がありました。

 生活困窮者対策では、生活保護被保護者への就労先への回答の「義務付け」、「医療費の一部負担」を要望から外すべき、無料低額診療制度の保険薬局の適用を要望すべき、と質問しました。

 扶助費が削減され続けているなかで、「医療費一部自己負担」を自治体が要望することは許されません。怒りが込み上げます。
大都市税財政調査特別委員会で質問する吉岡市議=6月18日 

2020年6月18日木曜日

ふれあいの森の緑に

 6月10日で市議会第2回定例会が閉会しました。

 この議会の主要テーマは407億円の補正予算で、そのうちコロナ関係が97%です。

 みんなの声が反映されているものもありますが、利用できる範囲を拡大しなければならないこと、せっかく制度があっても必要な人に手が届く仕組みが不十分だと感じます。

 本会議や委員会も、コロナ感染拡大防止のため、一つ置きに座り二つのグループに分けて議場に入り7、採決の時だけ全員が座ります。議場に入らないときは控室でモニターを見ながら参加します。もちろんマスクは必須です。

 定例会は閉会しましたが、18日には大都市税財政調査特別委員会が開かれ、質問のため、毎日調査や原稿などと格闘しているところです。

 私の今回の質問は、20の政令市が共同で国に出す要望の審議ですが、要望のなかには、弱者いじめで絶対に見過ごすわけにはいかない項目も含まれていますから、がんばらなければ…というより、「許せないぞ」という気持ちです。

 先週行った宣伝キャラバンをフェイスブックに投稿すると、東京在住のかたから「札幌の爽やかな風が吹き込んで来そう。東京は梅雨入り…」とコメントがありました。

議会報告のキャラバン宣伝を行う吉岡市議=6月13日 北野


 時間ができたら、有明ふれあいの森の緑に会いに行こう。

 途中にあるスイーツのお店も魅力…。

(6月16日 記)

2020年6月11日木曜日

宣伝の再開

 2月28日に、札幌と北海道独自の「非常事態宣言」が出されてから、清田区後援会と党の街頭宣伝でお話することは控えていましたが、6月からようやく再開しました。

 今朝は久しぶりの地下鉄南郷18丁目駅前で、開放感と初夏の緑風を肌に感じながら、まだ人通りが少ない中、お話しました。
朝の定例宣伝でマイクを握る吉岡市議=6月9日 地下鉄南郷18丁目駅前

 児童扶養手当を受けている世帯など一人親世帯への子育て支援や、コロナ感染者受け入れ医療機関への対策費など、10日の市議会本会議で正式に決まる補正予算の一部についてお話しました。

 国会で野党がそろって追及している「持続化給付金」委託の疑惑。国から769億円で委託された「サービスデザイン推進協議会」は、749億円で電通に再委託で丸投げ。さらに電通は竹中平蔵氏が会長を務めるパソナなどに発注していますが、2016年にサービスデザイン推進協議会を設立したのが「電通」や「パソナ」などの企業だといいます。どう見ても中小企業や個人事業主のための「持続化給付金」制度を、仲間うちの大企業が悪用し多額の利益を上げることになります。

 話していると腹もたってきますが、街頭でみなさんに「声をあげて政治を変えよう」と呼びかけているうち、私が励まされていることに気づきました。

(6月9日 記)

2020年6月4日木曜日

制度の改善を

 暖かくなってきたこの頃は、花畑を歩いて雑草を抜いたり、草花の成長を見ながら朝の歯磨きをしたりしている私です。 

 今朝はどくだみの強い香りに、「どくだみ茶を作りたいなぁ」と思いましたが、たいていは願望だけで終わってしまいます。思うだけでも楽しい歯磨きタイム。

 さて、きょうあすは定例会の代表質問の日ですが、皆さんのところに「特別定額給付金」は届いたでしょうか。

 コロナ感染や緊急事態宣言のもとで、様々な制度が市民の声によって作られていますが、国の制度の足りない部分を札幌市として補正している支援もあります。

 その一つが「特別支援金」で、「特別定額給付金」への上積みです。

 国の制度「特別定額給付金」では、4月27日まで生まれた子どもが給付対象者となっていますが、札幌市は緊急事態宣言解除日である5月25日までに生まれた子も受けられるよう制度を作って、約1300人の赤ちゃんが対象になるそうです。嬉しいですね。

 もう一つは「国民健康保険料」の減免です。国の制度では加入者の所得が「一年」を通じて、昨年比で3割減の場合に減免の対象になりますが、札幌市では「3か月」となり、これも対象が広くなりました。
 
 ほんの一部ですが、改善されたものを紹介させていただきました。
3か月ぶりの、声をだしての朝宣=5月31日 美しが丘・フードD前
 (6月3日記)