2021年7月29日木曜日

映画「パンケーキを毒見する」

 夜になっても事務所の温度は下がらず、扇風機を回してもじわっとにじむ汗を拭いながら原稿を書いています。

昨日、第8回札幌市議会があり、コロナ対策として101億8000万円の補正予算が可決されました。

7月26日から8月22日の間、飲食店やカラオケ店など1万店を対象に、営業を9時まで、酒類の提供は8時までなどの要件を満たした場合、1日あたり中小企業は2万5千円~7万5千円、大企業は最大20万円の支援金ですが、従業員数によっては、全く不十分な場合が少なくありません。

23日にオリンピックが始まり、東京の感染者数はうなぎのぼりで、今日は過去最多の2848人です。都内の医療はひっ迫していても、マスコミはオリンピックの報道に明け暮れています。

そんななか、ドキュメンタリー映画「パンケーキを毒見する」が注目を集めています。

日本では、「現役政権のトップを題材とした初めての作品」で、「しんぶん赤旗」も登場。

「菅首相になることが決まったときから作ろうと思った。その正体を描くために。しかも選挙に影響を与えるオリンピックの渦中に公開したい」とプロデューサーがおっしゃる通り、札幌でも7月30日から、JRタワーのシネマフロンティアで公開されます。

これは見逃せません。

(7月27日 記)

2021年7月15日木曜日

ボナキタのフードバンク

2月に続いて、二度目のフードバンクが7月4日、清田区で開かれ私も参加しました。今回は食料品を中心に用意され、32人の学生さんや青年が足を運んでくれました。

新型コロナ対策を取って行われたフードバンク会場=7月4日、清田区

乾麺やパックご飯、缶詰、ケチャップなど、調味料や保存食の中に、不揃いの真っ赤なトマトがひときわ目を引きました。大きくなりすぎた定形外トマトを農民連の農家の方が提供してくださったとのことでした。

農家の方から提供された大きなトマト

少量ずつパック詰めされたお米は、イベント用に作られたもので、コロナ禍の大変さと人の温かさが直に伝わります。

 主催は民主青年同盟北海道委員会が、学生や青年に食料支援などをおこなっている「ボナキタ」。さてその意味は、「ボ」はボランティア、「ナ」は仲間、「キタ」は北海道なんですね。

参加者からは、バイトや仕送りが減少、数百万の奨学金(借金)への不安の声など。ボナキタの学生さんからは、ずっとリモート講義で大学では友だちは作れないという状況に胸が痛みました。

民青同盟は、アンケートに寄せられた声をもとに、札幌市にアクションを起こすとのことです。

終了後、会場付近の公園で語らいでいるボナキタのみなさんの姿に元気と希望を一緒にもらった気がしました。

(7月13日 記)

2021年7月8日木曜日

「賛成」だけれど一言

  東京都議選は今回も議席増!大いに感動しました。

 開催中の市議会に10本の議案が提案されました。そのうちの一本が「一般職の任期付き(正)職員の採用」ができるよう「任期付き職員条例」を改正するもので、今日の総務委員会にかかりました。

 札幌は20数年で保健所が9ヵ所から1ヵ所に激減し、職員も減らされてそんな状況でコロナ禍になりました。コロナ対応のため、多い時には1000人規模で保健所に応援に入らなければならず、職員の負担は放置できない状況となりました。

 そのため、市はコロナ感染症が収束する頃まで約1年半という期限付きで、責任ある仕事につくことができる一般職員を20人採用します。「任期付き」という条件以外は、給与体系や休暇、手当、退職金などは、「正職員並み」です。

 職員が足りないことは重々分かりますが、期限のない正職員を増やしてほしいなあと思います。

 せっかく責任ある業務についても、1年半先は「失職」では人生設計もままなりません。そういうことを繰り返す働かせ方は改めるべきだと思っています。

 自治体が率先して、働く人が先の見通しがたつ社会にしなければ……という思いはありますが、今職員を増やすことは必要なので議案には賛成しました。

(7月6日 記)

2021年7月6日火曜日

総務委員会で討論を行いました

 延期されていた第2回定例会が6月21日からはじまり、7月 2日には南区の千葉なおこ議員が日本共産党の代表質問を行いました。

 第2回定例会は7月8日まで。8日の本会議はインターネット中継があります。

 7月6日の総務委員会では、議案第2号「札幌市証明等手数料条例の一部を改正する条例案」 の審議が行われました。

 マイナンバー法改正で、これまで札幌市がJLIS(ジェイリス)に委託していたカード作成や手数料徴収の主体をJ L I S が行うことになったため、市の条例からマイナンバー再交付手数料の項を削除するものです。 

 自治体の裁量権が後退するため、日本共産党を代表して反対の討論を行いました。

 

総務委員会で討論を行う吉岡市議=7月6日、札幌市議会

以下、総務委員会で行った討論を文字起こしで紹介します。

【吉岡 ひろ子委員】

 私は、日本共産党所属委員を代表し、議案第2号「札幌市証明等手数料条例の一部を改正する条例案」に反対の立場で討論を行います。

 条例案は「行政サービスにおける特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律」いわゆる番号法の改正により、マイナンバーカードの作成等は、本市からの委任ではなく、機構自ら行うことになり、これに係る手数料の額は機構が定めることとなったことに伴い、本市の条例を改正するものです。

 これまで本市が決めていたマイナンバーカード再発行にかかる手数料の額は、今後機構が決めることになり、本市が手数料の減免等を行う裁量の範囲から外されることは、国が進める「情報システムの共同化・集約の推進・国による一元管理」と合わせて考えれば、自治体の裁量を狭めることにつながりかねない懸念があります。

 わが党は、個人情報の集積に必要なマイナンバーカードについて、「情報漏えいの懸念はぬぐえない」ことを指摘し、導入そのものに反対してきました。

 よって議案第2号は反対です。

 以上で、わたくしの討論を終わります。

 



2021年7月1日木曜日

ワクチン接種しました

  昨日、ワクチン接種をしてきました。

 札幌市の大規模接種会場は4カ所ありますが、演説会などでなじみのあるコンベンションセンターにネット予約をしました。

 2回目は7月26日です。

 普段注射に縁のない私はちょっとドキドキしましたが、チクッとするだけですぐに終了。スタッフがこまめに案内をしてくれていたのが印象に残っています。

 夜、微熱が出て、今朝は熱が下がりましたが体がだるい感じでした。

 札幌市の状況は、65歳以上の人には接種券は送付完了し、基礎疾患のある人には6月30日から順次送ります。

 16~64歳までの方には、7月13日以降、数日に分けて送り、予約開始は7月下旬といいますから、まだ時間がかかります。

 ところで、オリンピック組織委員会が「ボランティアへのワクチン接種はメドがたった」と発表しました。

 2回目接種は、7月31日から8月11日です。モデルナ製ワクチン効果は接種後2週間以降です。

 えーっ、オリンピックは7月23日から始まるのにー?!

次々と異常な「五輪ファースト」が明るみになっています。

 ワクチンの事を書くと、オリンピックに触れずにはいられません。

(6月28日 記)