2025年3月27日木曜日

「中学生からの陳情」

 今日は、建設委員会で、市内の中学生からの、公園整備に関わる陳情が審議されたので傍聴しました。中学の生活科がきっかけだったようですが、運動不足の子どもが増えていて、身近に体を使って遊べる場所がない、バスケットボールゴールがほしい、公園整備の時は子どもたちの声を反映してほしいなどというもので、ニュースを作ったり、調査をして周りの人たちからもアンケートも紹介するなど、とても意欲的でワクワクする委員会でした。

私が知る限りですが、中学生からの陳情は初めてで、議会事務局もこの陳情を春休み期間に実施するなど、中学生の陳情を尊重していることも分かりました。

陳情者はしっかりと趣旨説明をした後、傍聴席に戻りましたが、きっとものすごく緊張したと思います。この経験がまた次の行動や考え方そして周りの人たちにも繋がっていけばいいなと思いました。

去る2月26日には、財政市民委員会で、「『札幌空襲被災地の碑』を建立することを求める陳情」が 初審議され、私も質疑をしました。「空襲の碑」を公園などに建てて欲しいというもので80歳代の方の提出でした。

2つの陳情を通して感じたのは、公園という空間の可能性と市民の関わり。夢が広がります。

(3月25日 記)

 

朝の街頭宣伝で市政報告をする吉岡市議(=3月23日、清田区)

 

「清田区新聞」2025年3月30日号

 

 

 

2025年3月21日金曜日

「札幌市共生のまちづくり条例案」

 3月11日、予算特別委員会で、市長提出の「札幌市誰もがつながり合う共生のまちづくり条例案」と「条例に反対する陳情」が審議されました。

 陳情は札幌市内から46通、札幌市を除く道内から9通、道外から53通、計109通が届いています。

 陳情者は趣旨説明で、「これは差別解消を過分に取り入れている」、また札幌市の条例は理念条例であって強制するものではないのですが、「条例で強制するなら自由の侵害である」などの発言をし、条例案に対するパブリックコメントには「差別は見たこともない」などという言葉が並べられています。

 共産党の太田秀子市議(東区)は、質問の最後に「2017年、LGBT札幌市パートナーシップ宣誓制度が開始されましたが、その準備段階で『少子化が進むのではないか』『家族制度や結婚制度が崩れるのではないか』などの声があがったけれど、制度が導入された以降、市民への理解が広がりました」だからこそ対話をと、陳情者や傍聴者に伝えるように締めくくりました。

 アイヌ民族や朝鮮民族などへのヘイトも、差別を受けている人たちも現に存在しています。「誰もが個人として尊重され共に生きていく街」を!

(3月18日 記)

 

朝の街頭宣伝で市政報告をする吉岡市議(=3月18日、清田区)

 

「清田区新聞」2025年3月23日号




2025年3月14日金曜日

「さっぽろ市政だより」2025年春号ができました

 日本共産党 札幌市議会議員団 事務局発行の「さっぽろ市政だより」2025年春号ができました。

A4二つ折りで、1面と4面は、第3回・第4回定例会の活動報告。

2面、3面は、札幌市が進める敬老優待乗車証(敬老パス)制度の縮小について、市議団の見解がまとめられています。

市議団のホームページからPDFで読むこともできます。

👉日本共産党 札幌市議団ホームページ 

 

「さっぽろ市政だより」2025年春号(右側が1面、左側が4面)

 
「さっぽろ市政だより」2025年春号(2面、3面)

 

 

2025年3月7日金曜日

アイデンティティ

 市議会には、超党派で構成する「日中」「日独」「日台」などの議員連盟があります。

先日、日朝議連と日韓議連の懇親会がそれぞれあり、参加しました。どちらも自民党から共産党までが所属し、「国同士が色々あっても、民民の交流を大切にしよう」というものです。

日韓議連の懇親会で、ある在日の方のお話が心に残っています。

妻は日本人で、お子さんともども日本国籍なので、家族は同じ国籍でとの思いで、日本に帰化したとの事。帰化を許可する書類を受け取ったときに、それまで感じることのなかった、民族のアイデンティティを初めて感じ、とても複雑な心境になったと話されていました。

アイデンティティと言って、思い出されるのは、元沖縄県知事の故 翁長雄志(おながたけし)さんの言葉です。2014年の知事選にあたって、保守系から共産党まで「オール沖縄」を結集して、名護市辺野古への基地の移転反対を訴えた際の言葉が「イデオロギーよりもアイデンティティ」でした。

辞書によると、「アイデンティティ」とは、「自分が自分であると自覚すること」などと書かれています。

日ごろ「アイデンティティ」を考えることのない自分に、改めて問うてみました。

(3月4日 記)

 

財政市民委員会で質問する吉岡市議(2月26日、札幌市議会)

 

「清田区新聞」2025年3月9日号