市民に喜ばれていて、高齢者の生活を支えている敬老パスが今大変です。
昨年11月に「敬老パス」に代わって出されたのが「敬老健康パス」。これがあまりにも市民に不評だったため、札幌市は9月に再度変更案を市議会に提案しました。ところが、またまたとんでもない中身で、またしても市民の怒りを買っています。
70歳になったら、使うことができる現在の敬老パスが75歳に引き上げられ、一年間の上限は7万円から4万円に。そして市民負担割合は、チャージ額によって10%から24%(1万円だと千円、最高の7万円だと1万7千円の負担)を一律5割にまで引き上げるといった中身です。2026年度から新制度をスタートし、「健康寿命」を引き上げるためにという理由で、「敬老パス」とセットのようにして、スマホでしか利用できない「健康アプリ」か「敬老パス」かどちらかの選択を迫られます。一度どちらかを選択したら、もとには戻れません。ここがひどいところ。
しかも、5年後には「敬老パス」と「健康アプリ」の検討を行い、「敬老パス」だけ廃止も含めた検討を行います。
市議会の会派でこの案に反対しているのは共産党だけ。あきらめず必ず撤回させましょう。
(12月3日 記)