2021年6月10日木曜日

コロナワクチン接種

  札幌でワクチン接種の予約から、3週間ですが、なかなか進まず、今朝の道新に載った、7日時点での75歳以上の一回目の接種率(札幌)が約2割という低さに驚きました。

 第3次接種で用意したワクチンの半分以下しか予約が入らなく、そのことも接種率の低さに表れているのかなと思います。

 「一日電話を掛けたけれど全然繋がらない。良く考えたら持病もあるしワクチンしないことに決めたんだ」と話す区内の高齢者。予約した人には一回目が8月、9月という方もいらっしゃいます。

 医療従事者や、介護、保育園などで働く人達にも早く接種が必要です。「和歌山」「練馬区」モデルなど先進例はありますが、行政と地域医療の連携が鍵だと言われています。

 一方で、東京五輪の開始は7月23日と1か月半。札幌でもマラソンやサッカーに向けて着々と準備日が進められているものの、開催できる感染規準や感染対策など示されず、東京では園児から高校生まで81万人を観客動員する計画もそのままです。

 そんな中、地方創生相も務めた長崎選出の自民党議員からも「何が何でもやるのは大きな間違いのもとだ」開催判断について、「冷静にされるべきで、いつかどこかであった戦争みたいなことをやっちゃいけない」との疑問も出ています。

 今首相に必要なのは、「中止」の決断です。

(6月8日 記)

 

※5月26日、日本共産党札幌市議団は、秋元市長に新型コロナウイルスワクチン接種に関わる緊急要望を行いました。👉 接種「医師足りない」/札幌副市長 党市議団に明かす(札幌市議団HP)

1.各区に集団接種会場を1か所以上設置し、会場及び周辺の感染予防、接種対象者の会場までの移動支援をおこなうこと

2.介護施設入居者、サービス付き高齢者住宅など、高齢者施設の入居者と職員への出張接種を実施すること

3.今後のワクチン供給量と接種の見通し、接種方法のわかりやすい解説と案内などを、一般新聞などを使い、早急に市民に周知すること

以上3項目です。

 

※札幌市のホームページに、ワクチン接種に関する情報を集めた「さっぽろ新型コロナウイルス・ワクチンNAVI」が開設されています。👉さっぽろ新型コロナウイルス・ワクチンNAVI(札幌市HP)