2020年2月6日木曜日

第4回定例会 12月9日建設委員会 オリンピックマラソン・競歩コース道路補修工事と工事中の市民生活について質問

 2019年12月9日の建設委員会で「議案第32号 令和元年度札幌市一般会計補正予算(第5号)」に関係し、オリンピックマラソン・競歩コース道路補修工事と工事中の市民生活について質問しました。質疑を文字起こしで紹介します。


【吉岡委員】 
 私からも第32議案についての質問をさせていただきたいと思います。

 現時点ではマラソンコースは片道分しか決まっていないということで、全コースが決定した際、場合によっては舗装費用が追加されることもありうるということです。

 一日も早いコースの決定が望まれますが、本市が今回行うマラソンコースの補修工事は、舗装表面を4センチ削って舗装しなおすオーバーレイ工事という事で、約8.7キロ、7億円を見込んでいるということです。

 オーバーレイ工法は、既存の道路の舗装面に対して、主にひび割れを押さえたり、交通量の多い道路の摩耗を押さえるのに役立ちます。さらに舗装工事としては施工期間が短く、低コストであるとされております。

 そこで質問ですが、オリンピックのマラソンコースを整備する際、選手の走りやすさを考慮した舗装であるべきですが、どの開催地でもオーバーレイによる補修が一般的なのか伺います。また、本市が今回計画している道路補修以上のものが、IOCや世界陸連から求められるようなことはないのか伺います。

【伊藤維持担当部長】 
 コース整備の切削オーバーレイが一般的かというご質問でございますが、このことにつきましては、組織委員会からの要求は現在のところ、整備内容の具体的な所まではございません。私たちが現地の状況を確認したところ、一般的な路面整備として切削オーバーレイを選択したところでございます。

 組織委員会からのほうの要求については、現在のところまだ新たな要求についてはございません。以上でございます。

【吉岡委員】
 もう一点お伺いいたします。
工事中の市民生活、とりわけ交通への影響についてです。
マラソンコースはいずれも幹線道路で特に通勤時間帯は、かなりの交通量となり、その影響が懸念されます。
 伺ったところでは、工事は交通への影響をできるだけ抑えるために、夜間工事や片側ずつの工事を行い、一車線は確保するとのことです。マラソンコースの補修工事は来年3月の上旬に着工し、5月の下旬には完成させなければならないという2か月余りのタイトな工期という事になります。

 そこで質問ですが、片側一車線通行の交通規制を行うのは2か月あまりの工事期間中、毎日24時間続くことになるのか、また創成川通りなど片側3車線の道路についても一車線通行になるのか、朝夕のラッシュ時など規制を緩める措置が講じられないのか伺います。

 【伊藤維持担当部長】
 交通規制に関してでございますけれども、きわめて短期間に複数の工事が、えー、複数、えー、輻輳(ふくそう)するわけでございますが、工事発注後、発注者そして工事請負者の連携をもとにですね、交通規制の調整、協議を行ってまいることとなります。

 このことにつきましては、沿道住民そして一般道路利用者に、必要最小限の範囲で、ご迷惑のかかることの無いように努めてまいりたいと、このように考えております。以上でございます。

【吉岡委員】
 素人目でみても本当に大変な工事になることは間違いのないわけです。交通規制については、可能な限り最小限に、市民生活に支障をきたさないよう、ぜひ工事安全面についてのご配慮をお願い申し上げまして質問を終わります。

 質疑の音声はこちらからお聞きになれます。