2025年10月16日木曜日

「バトンをつなげて」

 読者、後援会員、そして清田区民のみなさん、いつも本当にお世話になっています。

 みなさんの温かい激励やご指導・ご助言に支えられてここまで来ることができました。

 一回当選したからには二期目の挑戦は当然のことだと挑戦し、市内の4区ある5人区で唯一清田区で当選を果たした時は身の引き締まる思いでした。

 3期目に当たって、頭も身体も高齢化するもとでは厳しいと考えていた矢先に、娘が発病し最重度の後遺症を負う身となり、娘のサポートのために議員活動は今期限りと決意しました。この度、まるこゆう子さんという最適の走者がバトンを受け取ってくれることとなりました。

後援会手作りのバトンを、まるこさんに手渡す吉岡市議(10月4日、清田区)
 

 まるこさんには、介護の現場で20年働いたスキルを議会で発揮するため、1回で当選してほしい、いや、当選しなければならないと、痛切に感じています。

 「おめでとう ひろ子さん‼ 天守となり  鬼となり 皆を助けてください。

何よりも身体を大切に 2023/4/10」 

 23年の市議選当選の朝に、当時平岡後援会長だった幹枝さんが寄せてくれた色紙の言葉を肝に銘じて、残る1年半、任期の最後まで共産党市議として全うするとともに、まるこさん必勝に向けて力の限りを尽くす決意です。

(10月13日 記)

「清田区新聞」2025年10月12日号

 
「清田区新聞」2025年10月19日号

 

 

 

2025年10月2日木曜日

「代表質問に冷たい答弁」

 24日から始まった第三回定例会も明日で一週間、今日は共産党の代表質問があり、西区選出の田中啓介市議が秋元市長の政治姿勢、「市民の暮らしと市民負担増」「まちづくり」「中小企業支援」「気候危機と暑さ対策」「OTC類似薬の保険適用除外」「障がい福祉サービス報酬改定による影響と対策」の大きく7項目について質問しました。

 代表質問の懇談会では傍聴した方から、敬老パスや福祉灯油への意見や、国の交付事業を利用して札幌でも「体育館の冷房設備を検討すべき」の質問に対して、教育長が「様々な課題があることから、調査を進めている」と消極的な答弁をしたことに「ひどい、地域のお母さんたちに伝えます」などの感想が寄せられました。

 私が最もひどいと思ったのは、「OTC類似薬の保険適用除外が実施されたら、今まで築いてきた子ども医療費の無料化の効果が損なわれてしまうのではないか」の質問に対する市の答弁。

 「札幌市の医療費助成制度は、公的医療保険の自己負担分を助成する制度であり、今後も適切に運用してまいりたい」でした。

 子どもの医療費助成をここまで進めてきた札幌市の答弁は、予想を超えていました。何としても市民の声を届けたいとの思いが湧いてきました。

(9月30日 記)

 

(右側)後援会の街頭宣伝に参加する吉岡市議(=9月28日、清田区)


「清田区新聞」2025年10月5日号



 

2025年9月26日金曜日

「気候危機から国民の命を守る」

 20日から21日にかけて、北海道は線状降水帯や竜巻が発生し、線状降水帯は北海道で初めて。原因に温暖化があると言われています。

 そうかと思えば、夏の猛暑がウソのような、ここ数日の朝夕の涼しさを越えた冷え込みで、ストーブを使った話も聞いています。今年の家庭菜園の出来はどうだったんでしょうか。

 1日は防災の日ではじまり、何かと災害の多い9月ですが、背景にある気候危機を何とかしなければ、命にかかわる問題です。ところが日本政府は温暖化の要因となっているCO₂削減に熱意は感じられません。熱意と言えば、国民そっちのけで毎日垂れ流されている自民党総裁選挙。物価高騰にあえぐ国民は蚊帳の外です。

 今年、札幌市は、夏の暑さを避けるため、民間や公共施設をクーリングシェルターとして、全市に198ヶ所指定しましたが、歩いて利用できる距離でなければ、利用するのは困難です。

 冬には、室内の温度設定を低くして、ジャンパーを着たり、早々と寝るなどの状況もあります。貧困と格差が国民に襲いかかっています。気候危機と命を守る取り組みが求められます。

 明日から決算議会となる第3回定例市議会が始まります。市民と命の暮らしを守るため、全力で取り組みます。

(9月23日 記)

 

「清田区新聞」2025年9月28日号

 

 

 

2025年9月19日金曜日

「沈黙しないで」

 14日、北海道パレスチナ医療奉仕団主催で、パレスチナの難民キャンプ診療所長のサリム・アナティ医師のお話「ガザ地区とヨルダン川西岸の現実と未来」を聴きました。

 ガザ地区では70%の病院が失われ、5歳未満の子ども4万3000人と、妊婦および授乳中の女性5万5000人以上が栄養失調に。親を失った孤児は4万人、2700世帯が完全になくなり、6万3000人が殺された。停戦合意後も「大量虐殺が毎日のように行われている」「日本の人々もパレスチナが被っている苦しみを想像してほしい」「沈黙しないでほしい」と穏やかな口調で、そして何度も「沈黙しないで」と話されました。

 翌日15日の午後7時9分、市政事務所に市の総務局から、「明日(9月16日)、MV-22オスプレイ3機が丘珠駐屯地、北海道大演習場、計根別着陸場及び矢臼別演習場に飛来する予定です」と書かれた一枚のファックスが入りました。

 オスプレイは、「中国」を念頭に置き、ミサイル部隊大量動員で行うアメリカ海兵隊と陸上自衛隊最大規模の共同訓練(11日~25日)のための飛来です。

 膨大な税金を注ぎ込んで行う戦争の練習。ジェノサイドも戦争も暴力も絶対に許さない。沈黙するわけにはいきません。

(9月16日 記)

 

朝の街頭宣伝で訴える吉岡市議(=9月16日、札幌市清田区)

 

「清田区新聞」2025年9月21日号 

 

 

2025年9月10日水曜日

「区民センター20億円の壁」

 「清田区民センター」の整備についてのワークショップを傍聴しました。

区民センターに、図書館が併設されることになったことから、貸室は区役所内に整備されることになりました。

これまでどおり、区民まつりなど区民ホールと貸室を一体的に使用するためには、2階に渡り廊下を作る方法が一番良い方法ですが、2階の渡り廊下を作ると約1億円の事業費が増え、市の予算20億円を超えるため、その分、区民センターのフリースペースを狭くすることになります。

結果、新区民センターは、ホールと貸室の移動は、一階の渡り廊下から区役所に行き、エレベーターなどで4階に行くことになります。

歩けない距離ではないですが、大きなイベントを考えると、とても残念です。今日のワークショップでは、図書館を併設するのだから、教育委員会も建物整備費を出すべきという意見もありました。

高校生や大学生などが希望する広いフリースペースを確保するためには、経費がかさむ二階の渡り廊下をやめて、一階にという苦渋の選択であったと思います。

かたや、昨日の経済観光委員会にかかった、新マイス施設整備費は当初の280億円があれよあれよという間に592億円。このギャップ、理解に苦しみます。

(9月9日 記)

新MICEの整備基本方針について質問する吉岡市議(=9月8日、札幌市議会)

 

「清田区新聞」2025年9月14日号

 

 

 

2025年9月5日金曜日

「生活保護、一刻も早く違法状態の是正を」

  6月27日、最高裁判決は2013年からの過去最大の生活保護基準引き下げに対して、生活保護法違反と認定し、「原告勝訴」。

 「この先、生活保護にどう反映されるのか」「早く減った分を戻してほしい」の切実な声が私のところにも届いています。

 8月30日、生活保護制度をよくする会総会の記念講演、新・人間裁判弁護団事務局長の渡辺達生弁護士のお話は、目からウロコ。

 「生活扶助基準を平均6・5%、最大10%引き下げ」の根拠となっている「デフレ調整」が「物価偽装」されていたのです。

「物価が下がった」といっても、下がったのはテレビやパソコンで、日常の消費ではありませんでした。

 さらに、物価下落率4.78%は、下落率が大きくなる算式をわざと使って、国際基準をはずれた計算方式でつくられた等々です。

なぜそんなことが行われたのか。

 2009年に下野した自民党は、「生活保護に関するプロジェクトチーム」(世耕座長)まで作り、2012年の総選挙で「生活保護費10%削減」を公約に掲げ、政権奪取し安倍政権が復活、「物価偽装」や「統計不正」が行われました。

 厚生労働大臣の謝罪と、未払いの差額保護費をさかのぼって支給するなど、政府に迫る運動が求められています。

(9月2日 記)

街頭宣伝で訴える吉岡市議(=8月31日、清田区)

 

「清田区新聞」2025年9月7日号

 

 

 

2025年8月29日金曜日

羊ケ丘通 信号機設置問題

 9月の声を聞こうという季節なのに、猛暑がとどまるところを知りません。学校の2学期が始まりましたが、まだエアコンがついていない学校、幼稚園もあり、暑さ対策への不安が拭えません。

決算議会となる第3回定例市議会は、9月24日から10月31日までとロングラン。決算特別委員会が目白押しです。市民の声を聴かずに市政を続ける秋元市長の政治姿勢をただしたいと思います。

真栄地区の方々が羊ケ丘通の清田と真栄の間に、信号機をつけてほしいと町内会を巻き込んで署名活動をし、豊平警察署に要望していた問題。豊平警察署からの回答は「この区間は、スピードが出ているため、信号機をつけることで事故が起きやすくなるため、信号機の設置は難しい」とのことでした。

羊ケ丘通は、国道36号線のバイパスとして、札幌市内と北広島・千歳方面を結ぶ大動脈です。両側には、新しい飲食店や衣料店などが軒を連ね、直進の車も多く、右折の車が何分も曲がれない混雑道路です。住民が横断することで、事故が起きてからでは遅すぎます。警察は再考すべきです。

公共交通がバスしかない清田区。地下鉄の延伸もままならず、冬の季節を迎えます。行政には清田区の実情を勘案した対応を求めていきたいと思います。

(8月26日 記)

 

議会準備の合間をぬって、北海道パレスチナ地域医療奉仕団が呼びかけた集会に参加する吉岡市議(=8月24日、札幌駅南口前)

 

「清田区新聞」2025年8月31日号